フリーターは賃貸物件を借りられる?契約時の審査や初期費用について解説

最終更新日 2025年10月14日

フリーターは賃貸物件を借りられる?契約時の審査や初期費用について解説

多様な働き方が当たり前になった現代では、フリーターとして賃貸契約を結ぶ人も増えてきました。しかし、「フリーターだと賃貸で一人暮らしをするのは難しい」とためらっている人もいるでしょう。

そこで本記事では、レオコーポレーションの深澤さんにお話を伺い、フリーターの方が賃貸の入居審査や契約をするときのポイントや、新生活の初期費用について解説します。

フリーターが知っておきたい一人暮らしに必要な生活費

そもそも賃貸物件で一人暮らしをするには、どのくらいの生活費を想定すればいいのでしょう。フリーターは必ずしも収入が安定するとは限らないため、不安に思うかもしれません。

ここでは、一人暮らし世帯の平均的な支出額、必要となる金額の目安を解説します。

一人暮らし世帯の平均支出額

一人暮らし世帯の平均支出額は、2024年度の総務省統計局による家計調査報告(単身世帯、34歳以下)」で月平均17万6160円です。

そのうち住居費の3万9618円を引くと13万6542円となります。そのため、一人暮らしの生活費は、家賃とは別に14万円近くが必要です。

支出の内訳では、金額の大きな項目から食料費約4万円、光熱水道費約9000円、教養娯楽費約2万4000円、交際費約2万3000円となっています。

同じ年代の一人暮らしでも、生活スタイルが人それぞれ異なりますが、家賃のほかに生活費がこのくらいかかると考えて、借りる部屋の家賃をシミュレーションしてみてください。目安として平均的な生活費を頭に入れておくと、これから借りる部屋の家賃にも見当をつけられるでしょう。

費用項目 金額
食料 4万305円
光熱・水道 9005円
家事用品 4512円
被服及び履物 7693円
保健医療 8252円
交通 9070円
通信 5730円
教養娯楽 2万4112円
その他の消費支出(交際費など) 2万3329円
合計 13万2008円
新しく借りた賃貸の部屋に立つ男性
契約時の初期費用のほか、引越し費用やその後の生活費も考えて物件を決めよう(画像/PIXTA)

フリーターの平均収入

フリーターとして働く人の平均的な収入は、国税庁の「民間給与実態統計調査(令和5年/2023年のデータ分)」によると年間202万円です。

これを月々の手取りで計算すると、約12~14万円が目安といえます。ただし、フリーターの場合は、労働時間や日数によって手取りが変わることを理解しておきましょう。

手取りは、収入から税金などを差し引き、実際に銀行口座に振り込まれる金額を指します。

  • 所得税:年収が103万円より多くなると発生する税金
  • 住民税:居住地の自治体に納める税金
  • 社会保険料:健康保険や年金保険など

年収が同じでも、前年の収入や住んでいる地域によって手取りが変わることもあるので注意しましょう。

また、時給で働くフリーターは、ケガや病気、長期休暇により働く時間が少なくなると、その分収入が減ってしまいます。

出典元:国税庁『令和5年分 民間給与実態統計調査』

住居費の目安

一人暮らしは、住居費の目安として、収入の3割程度を想定しましょう。

賃貸物件は地域や条件の影響を大きく受けるため、住む予定の地域の家賃相場を把握することも大切です。

また、家賃を抑えられれば、ほかの生活費や貯金に回せる金額が大きくなります。

部屋探しの際は、収入に対する家賃の目安を基準にして、住みたい物件の相場と比較してみてください。

下表では、主要都市ごとの時給から、8時間労働で20日間働いた場合の手取り月収と、ワンルームの家賃相場をまとめています。収入と家賃のバランスを確認しながら、物件選びの参考にしてください。

短時間労働者の手取り月収 ワンルーム家賃相場
東京 約21.6万円 3.2~11.3万円
大阪 約18.3万円 2.5~5.9万円
愛知 約18.3万円 2.8~5.9万円
出典元:厚生労働省『令和6年賃金構造基本統計調査 短時間労働者 都道府県別』
※月収見込みは、1時間当たり所定内給与額×8時間×20日×0.75(控除後の手取り率)にて計算
※ワンルーム家賃相場は、SUUMO(スーモ)賃貸の都道府県別ワンルーム家賃相場より(2025年9月)

一人暮らしをするときにかかる初期費用

新生活を始める際には、さまざまな初期費用が発生します。賃貸物件の契約で必要な費用は、よく目にする敷金・礼金だけではありません。

まず、契約時には何にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
「契約時には、まず契約する物件の敷金・礼金がそれぞれ家賃の約1~2カ月分、仲介手数料が家賃の約1カ月分、保証会社の利用料が家賃の約0.5カ月分、日割り家賃(入居日により異なる)、前払い家賃1カ月分に加えて鍵の交換費用や火災保険料などがかかります。すべて合わせて家賃の5~6カ月分と考えるといいでしょう」

ここでは、一人暮らしを始める際の初期費用として、9つの項目とその目安となる金額をご紹介します。

敷金・礼金

敷金・礼金は、賃貸の入居時に支払う費用で、通常はそれぞれ家賃の1~2カ月分です。

敷金は、退去時の原状回復にかかる費用を前もって支払うものなので、経年劣化による部屋のダメージ以外、原状回復が必要なければ、原則として全額が返金されます。

しかし、部屋の破損や家賃の滞納などのトラブルがあると、返金されない可能性もあります。一方、礼金は、賃貸物件の大家に対する謝礼や手数料を意味するもので、一般的には返金されません。

物件によっては敷金・礼金が不要の場合もあるので、初期費用を抑えたい人はチェックしながら部屋探しを行いましょう。

仲介手数料

仲介手数料は、不動産会社に支払う手数料で、家賃の0.5~1カ月分が目安です。

賃貸契約では、不動産会社が家賃の1カ月分+消費税を上限に受け取るのが仲介手数料です。貸主である大家と借主である入居者の両方から仲介手数料を取る場合は、家賃の0.5カ月分以内と決められています。

そのため、入居者は不動産会社と仲介手数料の有無や金額を交渉することも可能です。また、物件や入居するシーズンによっては、仲介手数料がかからない場合もあるのでチェックしておきましょう。

保証会社の利用料

保証会社の利用料は、保証人が不要の賃貸物件で支払う費用で、入居時に1~3万円程度か毎月家賃の2%程度となるケースが多いです。

賃貸物件では保証人を設けない場合は、保証会社を利用することになり、支払う金額や回数は保証会社次第です。

保証会社は、物件や保証プランによって、支払い金額や方法を設定しており、賃貸契約を更新するたびに利用料を支払うこともあります。

そのため、不動産会社に保証会社やその利用料について、あらかじめ確認しておきましょう。

日割り家賃

日割り家賃は、家賃を日数で割った費用で、月の途中で入居する場合に発生することがあります。

計算式は以下の通りです。
●家賃÷入居月の日数×入居日から月末までの日数=日割り家賃

例えば、30日まである月の10日に入居する場合、初月は10~30日までの21日分を支払うため、家賃を30で割った1日分の家賃に21を掛けた金額が日割り家賃となります。
【例】家賃 ÷ 30日 × 21日 = 日割り家賃

その際の家賃には、管理費や共益費など、毎月支払う費用も含まれます。

場合によっては、月の途中で入居しても日割り家賃にならず、1カ月分を支払う賃貸物件もあるので注意しましょう。

前家賃

前家賃は、入居する月の翌月分の家賃で、金額は1カ月分です。

毎月家賃収入を得ている大家が入居者が変わる際にも安定して収入を得られるように、前家賃を設定している物件があります。

そのため、家賃の引き落とし日と入居日の関係で前家賃が発生したり、不要になったりします。

前家賃は、支払うタイミングの問題であり、どちらにしても入居後に必ず支払う家賃の一部です。

初期費用として支払っておけば、翌月分の負担はなくなります。

鍵交換費用

鍵交換費用は、前の入居者とは異なる鍵にするための費用で、目安は1~2万円です。

賃貸物件によって特殊な鍵を採用している場合は、相場よりも高くなる可能性もあります。

鍵交換費が初期費用として発生すると厄介に感じる人もいますが、物件によっては入居者の任意になっている場合もあります。

鍵交換をしなければ費用は不要になりますが、防犯面からは鍵交換がされているほうが安心して新生活をスタートできるでしょう。

火災保険費用

火災保険費用は、火災などの災害に備えるための費用で、目安は1~2万円程度です。

火災保険でまかなわれるのはプラン内容によりますが、以下の災害による損害がカバーされます。

  • 火災
  • 落雷
  • 爆発
  • 水災
  • 風災
  • 雪災
  • 盗難

賃貸では火災保険の加入が任意になっていますが、多くの物件で火災保険への加入を条件にしています。

自身の所有物ではない賃貸物件であっても、万が一の事態で経済的な負担を背負わなくていいように初期費用として火災保険料を払っておくと安心です。

引越し費用

引っ越し費用は、移動距離や荷物の量によりますが、一人暮らしの場合は3~10万円程度が目安です。

ただし、移動する距離や荷物の量が同じであっても、引っ越しシーズンである年度末は金額が高くなる傾向にあります。また、引っ越しと同時に不用品を処分したり、特殊な作業を依頼したりする場合は別途費用がかかります。

多くの引っ越し会社では一人暮らし用の引っ越しプランを用意していますが、自身で引っ越しを行うと安く済みます。

引越しの相場についてもっと詳しく▼
SUUMO単身(1人暮らし)引越しの料金・費用相場

家具・家電等生活用品にかかる費用

新たに一人暮らしを始める場合は、家具や家電などをそろえるのに15~30万円程度が必要です。ただし、家具・家電は、ものによって金額の差が大きく、人によって必要な種類も異なります。

初期費用をできるだけかけたくないなら、最低限必要な机やベッド、冷蔵庫や洗濯機のみを購入し、ほかの家具や家電は後から入手しても新生活は成り立ちます。

また、比較的安価な一人暮らし用のセットや中古品を購入することでも費用を抑えられるでしょう。

かかる費用 金額の目安
敷金 家賃の1カ月分
礼金 家賃の1カ月分
仲介手数料 家賃の1カ月分
保証会社の利用料 家賃・管理費の50%
日割り家賃 入居日によって異なる
前家賃 家賃の1カ月分
鍵交換費用 1.5~2万円前後
火災保険料 1.5~2万円程度(一人暮らしの場合)

「初期費用を節約するためには、敷金・礼金のない物件や仲介手数料のない、または安い物件を選ぶのも方法の一つです」

予備の預貯金は必要?

生活していると、冠婚葬祭をはじめ、急な病気やケガなどで病院にかかる、急な飲み会やイベントに参加するなど予想外の支出があるものです。そんなときのために、生活費とは別に予備の預貯金があると安心です。予想外の支出にも慌てずに対応できるよう1カ月の生活費程度は預貯金を確保しておくことをおすすめします。

フリーターは賃貸物件を借りられる?

そもそも、フリーターは賃貸物件を契約できるのでしょうか。フリーターで一人暮らしを始める場合、家賃の支払いに不安がある人もいるかもしれません。

賃貸を借りられるかは、入居審査に通過できるかがポイントになるので、わかりやすく解説します。

家賃を支払える収入が継続的にあるかチェックされている

結論からいえば、社員という形を取らない雇用形態が増えている昨今、フリーターだからといって入居を断られることはありません。入居するには入居審査がありますが、審査に通れば雇用形態に関わらず物件を借りることは可能です。ただし、不動産会社やオーナーが申し込みの段階で必ずチェックする項目があるといいます。

「当社の場合、来店時にはお名前やどういった部屋を探しているかをまず伺います。申込前にフリーターかどうか確認することはありませんが、雑談の中でお仕事や働き方を伺うことはあります」

「フリーターの場合、会社員と比較すると収入が不安定であることも多く、オーナーさんが不安に思うことがあります。入居を希望される場合には、申し込みの段階で(入居審査に向けて)収入を確認するために、給与明細や確定申告の控えなど収入を証明できるものを提出していただくようお願いすることがあります」
給与明細であれば最低3カ月程度提出することが多く、自筆のものはNG。必ず第3者が発行しているものを提出します。

また、月により収入が増減することがあるのもフリーターの特徴です。「多少の増減であれば問題ありませんが、あまりにも落差がある場合は、『〇月は怪我をしたため10日ほどシフトに入れなかった』など給与の増減があった理由を添えておくといいでしょう」

『フリーターだからこう対応する』といったルールはありませんが、不動産会社や担当者によって対応が異なることがあると認識しておきましょう。

雇用企業から発行される給与明細
申し込みの時点で収入がわかる給与明細や確定申告の控えなどの証明書を求められることがある(画像/PIXTA)

入居審査では何を見られている? フリーターが審査に通るコツは?

申し込みが終わると、入居審査に移ります。この章では入居審査でチェックされる項目や審査に通るコツなどを解説します。

入居審査では何を見られている?

フリーターの場合、入居審査では以下のような項目を見られています。

本人に安定した収入があり、家賃の支払い能力があるか

「月収より年間の収入(年収)を見ます。また、継続して安定した収入があるか、申し込みのあった物件の家賃を継続して支払うことができるかをチェックしています。複数の仕事を掛け持ちしている場合は合算した年収を見ます。今だけでなく将来的に安定した収入を得られるかどうかを判断するために、勤務先や勤務年数も見ています」

勤務先がどこか

「例えば夕方から深夜、早朝まで営業している業種・業態などは帰りが遅いことが想定されるため、深夜~早朝の帰宅音やシャワーなどの音を気にするオーナーさんも一部います」

人柄や受け答えなどの態度、身だしなみ

「入居後にトラブルを起こすような人ではないか、部屋を汚したり設備を破損するようなことがないかを心配するオーナーさんも多いです。オーナーさんとは契約まで会うことはありませんが、担当者はなにげない雑談の中で人柄や受け答えなどの態度、身だしなみなどはチェックしています」

また、1年に複数回勤務先を変えたり、いくつかバイト先を掛け持ちしていることが審査に影響しないのでしょうか。
「きちんと理由があれば、マイナスになることはないので気にする必要はありません。理由もないのに転々と職を変えている場合は入居後のトラブルの心配があるため、接客する中で対応の仕方などを見られている可能性はあります」

フリーランスや業務委託、配達員はどう判断される?

最近はフリーランスや業務委託のほか、フードデリバリーなどで生計を立てている人も多いですが、入居審査ではどう判断されるのでしょうか。

「こちらも特にマイナスになることはありません。複数の企業から収入を得ている場合は収入の明細をわかるようにまとめていただくか、確定申告の控えを提出していだければ問題ありません」

フードデリバリーをする若い男性
複数の企業から収入を得ている場合は、給与明細をまとめて提出しよう(画像/PIXTA)

入居審査に通るコツは?

入居審査を通過するためには、コツがあります。フリーターで賃貸を借りられるか不安を抱えている人向けに、入居審査に通るためのコツを3つ解説します。

部屋探しと併せて準備をして、入居審査に備えましょう。

家賃が安い物件を選ぶ

入居審査で一番注目されるのは家賃の支払い能力です。フリーターの場合、月の収入が増減することも見越して、支払いが滞らないであろう範囲の家賃の物件を選ぶと審査にも通りやすく、入居後も安定した生活が送れるでしょう。フリーターに限らず、家賃は収入の3分の1程度と考えるのが一般的です。例えば月の収入が平均して18万円程度であれば、6万円前後の家賃の物件を選ぶと審査には通りやすいでしょう。

預貯金審査をしてもらう

収入が安定していなかったり、将来の収入が不安な場合でも一定の預貯金があれば、預貯金審査を申し込むと審査に通る可能性は広がります。その場合、希望する物件の契約期間分の家賃額(2年契約なら2年分)があるのが理想ですが、1年分程度でも審査の上でプラスになることがあります。

ただし、オーナーによって考え方が異なるため、預貯金審査が有効かどうか不動産会社の担当者に事前に確認することをおすすめします。

身だしなみや態度に気を付け、好印象を心がける

「通常契約前にオーナーさんに会うことはありませんが、内見などで会うこともあります。その際には挨拶や言葉遣いなど印象よく接したほうがいいと思います。また、不動産会社の担当者も人間ですから、挨拶をきちんとしてくれたり、誠実に接してくれるなど好印象な人だとどうにか審査を通してあげたいと思うことはあります」

フードデリバリーをする若い男性
フリーターが入居審査に通るには、家賃が安い物件を選ぶのもコツの一つ(画像/PIXTA)

連帯保証人を立てる必要はある?

「フリーターだからといって連帯保証人を立てることは多くはなく、現在9割以上は保証会社を利用しています。オーナーさんの考え方で連帯保証人を立ててほしいという場合は、連帯保証人が家賃を支払う能力があるかをチェックします」

契約者を本人でなく親や親族にするのはあり?

「不動産会社の担当者から、この物件は契約者を保護者の方にしたほうがいいなどアドバイスをすることもありますが、本人で契約できないくらいなら、親や親族にするのもNGと敬遠するオーナーさんもいるのでさまざまです」
もし将来の収入に不安がある場合は、状況を正直に話して親を契約者にしたほうがいいか相談してみるといいでしょう。

フリーターの一人暮らしを成功させるポイント

ここでは、フリーターの一人暮らしを成功させるための経済的なポイントを3つご紹介します。

家賃を抑える

フリーターの一人暮らしでは、できるだけ家賃の低い物件を探しましょう。

家賃は毎月支払うので、数千円の違いでも年間で計算すると大きな金額を節約できます。

少しでも節約できれば生活に余裕が生まれ、理想的な暮らしにも近づけるでしょう。

具体的には、以下の物件なら家賃を抑えられる傾向にあります。

  • 都市部から離れたエリアの物件
  • 築年数の古い物件
  • 最寄駅から遠い物件
  • 狭い物件

一般的に人気の高い条件は家賃も高くなるので、妥協できる条件を見つけて部屋探しをしてみてください。

場合によっては、人気のない条件でも自身には好都合なこともあります。

例えば、都市部まで行くのに時間がかかるエリアでも、乗り換えなしで職場やよく出かける場所までアクセスできるならメリットに感じられるでしょう。賃貸物件は、必要な条件と家賃を比較して選んでください。

生活費を節約する

フリーターで一人暮らしをする際は、できるだけ生活費を節約しましょう。あらかじめ、生活費の中で節約できる項目に見当をつけておくとスムーズです。

節約のアイデアは、以下がオススメです。

  • 生活費の中の無駄を見つける:家計簿をつける
  • 食費を抑える:自炊をする、まかないの出るアルバイトに変える
  • 通信費を抑える:格安SIMに乗り換える、契約しているプランを見直す
  • 服飾や雑貨などの出費を抑える:フリマアプリなどを利用する

一人暮らしは家族の目を気にせず自由に生活できますが、節約できる項目と費用をかける項目でメリハリをつけましょう。

苦にならない程度に節約をして、楽しく暮らせるように工夫をしてみてください。

手取りを増やす

いまの収入で希望する物件に手が届かない場合、手取りを増やす方法も考えられます。

また、同じフリーターであっても時給が高くなれば、生活スタイルや雇用条件を変えずに手取りを増やせるでしょう。

ただし、フリーターの場合は、怪我や病気で休んだり休暇を取ったりすると、大きく収入が減ってしまうことは理解しておきたいものです。

フリーターにこだわっていなければ、正社員や企業や団体に直接雇用になることで収入を増やせる場合もあります。

正社員なら、福利厚生が充実していたり定期的な昇給やボーナスがあったりして、手取りがアップすること以外にもメリットがあります。

最後に深澤さんにアドバイスをいただきました。このアドバイスを参考に物件を探してみてくださいね。
「フリーターは珍しいことではないので、フリーターというだけで入居を断られることや入居審査に落ちるということはありません。きちんと仕事に就いてコンスタントに収入がある方は心配をせず、お部屋探しを進めてください。なにか心配ごとがある場合には、担当者に状況を正直に話していただくと解決に向けてご相談に乗れることがあると思います」

※地域や会社により対応や必要書類などが異なることがありますので、事前に担当者に確認するようにしてください。

まとめ

フリーターだからといって賃貸物件を借りられないわけではない。経済的な不安や手続きをクリアすれば一人暮らしは可能

生活を安定させるには、必要な生活費を把握しておくことが大切

契約時の初期費用は家賃の5~6カ月分が目安で、敷金・礼金や仲介手数料などが含まれる

入居審査では安定した収入や家賃の支払い能力、勤務先、受け答えや身だしなみがチェックされる

フリーターの一人暮らしを成功させるには、毎月の支払いに備えて計画的に準備することが重要

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