エクステリアで悩んでない? 車庫・フェンス・庭でよくあるお悩み&解決ポイント

エクステリアで悩んでない? 車庫・フェンス・庭でよくあるお悩み&解決ポイント

 

エクステリアについて、いろんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。そこで、今回はエクステリアにありがちなお悩みと、それを解決するリフォームをご紹介します。

 

車庫に関するお悩み事例

施工主さんから寄せられる車庫まわりのお悩みを、四国化成工業と、セキスイデザインワークス ザ・シーズン事業部早川さんに聞きました。

お悩みは次の6つが多いそうです。

・車庫入れの際に、サイドの支柱にぶつけそう

・デザイン性があって、頑丈なカーポートが欲しい

・車庫スペース前についているアコーディオン門扉が古くなってしまった

・車を停めていないときでもオシャレに見える駐車スペースにしたい

・車をもう一台置けるようにしたい(逆に減らす場合も)

・防犯のためにも、ゲートを設けたい

やはり、実用性の面でのお悩みとデザイン性でのお悩みに分かれるようです。大切な車を管理する場所だけに、リフォームを検討する人も多いことがわかります。

 

車庫まわりのお悩みを解決!オススメリフォーム

では、どのようにエクステリアメーカーとリフォーム会社が提案して解決したのか、紹介します。

 

1.車庫入れが怖くないカーポート

車庫入れに不安を持っている人は多いですよね。四国化成工業に聞いたところ、「支柱を後ろに持って行くことで車庫入れ&乗り降りがスムーズになったカーポートがオススメです」とのこと。支柱が前面にないため、オープンな駐車スペースが実現できるようです。見た目にも広々するので、開放感が得られそうですね。

マイポートNext

【画像1】オープンな駐車スペースが確保できるマイポートNext(画像:四国化成工業株式会社)

 

2.デザイン性、頑丈さを両立させたカーポート

年によって大雪が降ったり、台風にも耐えられるか心配という声を質問してみました。

「風にも雪にも強く、シャッター付きで防犯性も高いカーポートがオススメです」(四国化成工業)

シャッター付きのカーポートなら、外から見てもデザインはすっきりスマート。強風や台風にも安心の「耐風圧強度 風速46m/s相当」、雪の多い地域でも安心の「耐積雪強度 50・100cm」など、高強度のカーポートがオススメとのことです。

 

3.アコーディオン門扉をリフォーム

「乾式工事のみで取り替えられる、リフォーム対応のアコーディオン門扉がオススメです」(四国化成工業)
乾式工事とは、水を必要とするコンクリートなどの材料を使わずにできる工事のこと。そのため、アコーディオン門扉のリフォームなら約1日で施工が完了するようです。地面の工事が不要な本体が浮いたままのリフティングタイプ、ガラガラと転がせるキャスタータイプ、もともとついていたレールをそのまま使用するアングルレールタイプなど、現場に合わせて選択肢も増えているようです。

アコーディオン門扉

【画像2】リフォーム対応のアコーディオン門扉(画像:四国化成工業株式会社)

 

4.駐車スペースに化粧を施す

「車が乗らない、もしくは乗っても支障がない部分に石貼りなどの化粧をオススメしています」(セキスイデザインワークス ザ・シーズン事業部早川さん。以下早川さん)
これならば、車が停まっていないときでも殺風景にならず、駐車スペースをオシャレに見せることができます。

 

5.駐車スペースを増やす(減らす場合も)

「駐車スペースをもう一台分増やす場合には、既存のエクステリアに増設するための面積があるかを確認します。車の乗り降りに問題がないか、玄関までの動線は良好かなどを考えプランをご提案しています。エクステリアに余裕がない場合は、お庭の一部を駐車スペースとして使用できるかを検討します。また駐車スペースを減らす場合、お庭にすることが多いですね。駐車スペース全てをお庭にされる方もいらっしゃいますし、たまにお子様ご家族が遊びに来るという場合は、一部を庭に、一部を臨時駐車場にするというご提案もします」(早川さん)

 

6.ゲートの設置

「お車の出入り、サイズを確認しながら建物にあったゲートをご提案しています」(早川さん)

 

フェンスに関するお悩み事例

フェンス周りに関するお悩みは下記が多いとのことでした。

・目隠しをしたい、だけど風も通したい!

・植栽と調和するナチュラルテイストのフェンスが欲しい。だけど本物の木は手入れが大変そうで……

・リビングが道路に面しているため、視線をさえぎりたい

フェンスとしての役割である目隠し機能を持ちながら、風を通したり、デザイン性にこだわったり……そのようなお悩みを抱える人が多いようです。

 

フェンスまわりのお悩みを解決!オススメリフォーム

1.視線を遮りながら適度に風を通すフェンス

「立体構造のルーバーで、視線をしっかり遮りながら風を通すことのできるフェンスがオススメです。縦にルーバーを並べたタイプと、横にルーバーを並べたタイプがあります。隙間から風を通すことができるので、目隠しをしながら通気性を確保することができます」(四国化成工業)

ルーバーとは、幅の狭い羽根状の板を水平に並べて取り付けたもののこと。最近では、ルーバーに型押しデザインを施したものもあるそうなので、色やデザインなど選択の幅が広がっているようです。

ルリエフェンス

【画像3】視線を遮りながら適度に風を通すルリエフェンス(画像:四国化成工業株式会社)

 

2.メンテナンスいらず! 木調カラーのアルミ製フェンス

「本物の木は確かにメンテナンスが大変です。でも、細部まで木調を再現したアルミ製フェンスなら、お手入れ簡単で木の風合いを楽しめます」(四国化成工業)
木調フェンスなら、植栽との調和もばっちり。デザインのバリエーションやカラーも豊富とのことなので、エクステリア全体のイメージに合わせて選ぶことができるそうです。支柱や継ぎ目も同色カラーで統一したものなら、パッと見でアルミ製フェンスということがわからないほど。

アレグリアフェンス

【画像4】植栽と調和する木調カラーのアレグリアフェンス(画像:四国化成工業株式会社)

 

3.程よく見え隠れする適度な隠し方を

「ただ高いフェンスで囲うだけではなく、程よく見え隠れする適度な隠し方がポイントです。たとえば、室内で座ったときの目線の高さまではしっかりと壁で隠しておき、立ったときの目線の高さの位置には外が見えるフェンスを設置し、視線が抜けるようにするといった方法があります。

立っても座っても視線が抜けないと、暮らしていて圧迫感を感じてしまいます。どうしても立ったときの目線の高さも隠したいというご要望がある場合は、抜け間のあるフェンスの前に樹木を配置する方法をご提案することもあります。日照にもよりますが、樹木は落葉樹をオススメすることが多いですね。落葉樹のほうが夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り込むことができますから」(早川さん)

 

庭に関するお悩み事例

庭まわりに関するお悩みは下記が多いとのことでした。

・庭をリビングのように使いたい

・とにかく庭の手入れが大変でどうにかしたい

 

庭は、子どもの遊び場や洗濯物干しなどに使われ、それ以外になかなか有効利用できていない……そんなお悩みをお持ちの方も多いようですね。春はお花見、夏はバーベキュー、秋は紅葉、冬は雪見など、家族や友達が集まってくつろげる庭は理想的といえます。しかし、理想的な庭を保つためには雑草などの定期的なメンテナンスも必要になってきます。

 

庭まわりのお悩みを解決!オススメリフォーム

1.家族や友人が集い、四季を感じられるガーデンルーム

「パネルを開ければ開放的なテラスに、パネルを閉めればもうひとつのリビングとして使用できるガーデンルームがオススメです」(四国化成工業)

ガーデンルームは、部屋の外と中をつなぐリビングエクステリアという考え方だそうです。前面にひさしのあるルーフタイプ、折りたたみ戸で屋根下全体を囲んだキューブタイプ、オープンな空間をつくるテラスタイプなど、さまざまなタイプやサイズ、カラーが登場しているようです。庭と家のバランスを考え、最適なサイズのガーデンルームを備え付けることがオススメです。

ガーデンルームF.リード憩

【画像5】外と中をつなぐリビングエクステリア・ガーデンルームF.リード憩(画像:四国化成工業株式会社)

 

2.庭の用途を明確にしてリフォームプランを組む

「雑草の駆除が大変という方には、お庭を『眺める・育てる・くつろぐ』場所に分けてプランをご提案しています。何をする場所かを明確に分けることで、植物が生えてほしくない場所はしっかり防草することができ、日ごろのメンテナンスが格段に楽になります。最近では、芝への憧れはあるもののメンテナンスに不安がある方に向け、人工芝のご提案もしています」(早川さん)

 

まとめ

このように、エクステリアにお悩みを抱いている人は意外と多いもの。そしてそれを解決できるリフォームも数多く登場しています。それぞれの家によって、ライフスタイル、ライフステージが異なります。車は何台駐車したいのか、よく運転する人は誰なのかにより駐車スペースの提案は変わってくるようです。

また、どんなテイストが好きか・どんな風にしたいか・何をしたいかなど、家族で整理してみてください。リフォーム会社にしっかり伝えることが、満足納得のいくリフォームが成功する秘訣です。まずはエクステリアに対する悩みや不安を整理し、リフォーム業者に相談してみることをオススメします。

 

●取材協力:

・四国化成工業株式会社

・セキスイデザインワークス株式会社 ザ・シーズン事業部 早川さん