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大阪府豊中市総合8位

安定的な人気を保ち続ける北摂エリアのベッドタウン
再開発や鉄道延伸計画もあり、今後にも期待!

昨年同様8位をキープした、大阪北摂地域の人気エリア・豊中市。阪急宝塚線が市の中心部を南北に貫いており、玄関口となる豊中駅から梅田まで12分という都心アクセスも魅力的なエリアだ。阪急沿線では古くから市街地の開発が進んでおり、たくさんの一戸建て住宅やマンション、事業所などが都市近郊型の街並みを形成している。空港が近いこともあり、高層建築物が少ないことも特徴だ。

市の東部は吹田市との境界をぬうように北大阪急行線が通っており、こちらも梅田へのアクセスが便利なエリア。2020年には箕面まで延伸する予定もある。ちなみに、現在の終点駅である千里中央駅は、「住みたい街」で3位にランクインした。沿線には千里ニュータウンエリアの整備された街並みが広がっていて、2008年に公共複合施設「豊中市千里文化センター」がオープン。図書館なども入り、さまざまなサービスを行っている。駅周辺では現在も再開発の工事が続いているほか、古い団地の建て替えも進んでおり、街の様子も大きく変わりつつある。

一方、市の北部は大阪モノレールが東西に走る。沿線の少路駅周辺は区画整理が進んだ人気住宅地のひとつだ。駅の西側を通る府道43号線は豊中ロマンチック街道と呼ばれ、道路沿いには人気のスイーツ店やレストランが点在。にぎわいを見せている。なお、大阪モノレールは蛍池で阪急宝塚線と接続し、大阪空港へとつながる重要な空港アクセス路線でもある。

そんな豊中市の人口は39万5781人(2015年3月1日現在)。2010年(平成22年)の国勢調査では38万9341人でその後は減少へ向かうと予測されていたが、市の北部を中心にした住宅開発によってベッドタウンとしての人気が高まっていることで、実際には人口の増加が続いている。

人口の流入はメリットもある半面、待機児童の増加という悩ましい課題も生じさせている。豊中市の就学前の児童数(0歳〜5歳)は、2014年4月時点で2年前から717人増加。その結果、132人の保育所待機児童が発生している。特に大阪モノレールの千里中央から少路、柴原にかけてのエリアに多いようだ。これに対して市では3年間で665人の定員増加を図ってきたが、現在のところ整備は追いついていない。ただ、今後も2015年度から3年間で約1400人の定員増を図り、待機児童の解消を目指すとのことなので、今後に期待したいところだ。

緑豊かな自然環境に恵まれ交通アクセスも便利な豊中市、今後も大型物件の供給も考えられるだけに、子育て環境をはじめとした基盤整備がクリアされれば、街の求心力も保たれていくだろう。

  • 取材・文:井村幸治
  • 掲載日:2015年4月30日
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