不動産のプロがおススメする街ランキング 2014

ここ10年にわたる再開発で街並みが一変した武蔵小杉。現在では駅周辺にいくつもの高層マンションが建ち、都市型住居と商業施設、医療機関などがコンパクトに集約する街へと生まれ変わっている。再開発計画は2028年まで続く見込みで、今後も随時、新たな大型商業施設、大規模マンション、文化施設などが整備されていく予定。通勤路線も充実しているため、ファミリー層を中心に引き続き人気を集めそうだ。

1位の吉祥寺の隣駅である三鷹。駅の北口からは緑豊かな並木道がのび、武蔵野市役所や総合体育館、市民文化会館といったスポットが点在。一方、南口には商業ビルと数多くの飲食店が並ぶにぎやかな風景が広がっている。玉川上水沿いに整備された風の散歩道を歩けば、井の頭公園もすぐそば。環境の良さと便利さがバランスよく備わっていて、吉祥寺の陰に隠れた穴場の街としてプロも太鼓判を押す。南口の旧文化劇場跡地では再開発計画もあり、住宅や商業施設を含む複合ビルの建設が進行中だ。

大宮駅は新幹線を含む9つの鉄道路線を利用できる交通の要衝。2015年3月には「上野東京ライン」も開通し、東京駅までダイレクトでアクセスできるなどさらに利便性が増した。駅西口には百貨店や飲食店のほか、大型プラネタリウムなどの文化施設が集まり、東口には2500年の歴史を誇る武蔵一宮氷川神社と、隣接する大宮公園の周辺に豊かな緑が残る。氷川神社の門前には昔ながらの住宅街と商店街が広がる一方、1.4haの敷地を利用した再開発も計画されていて、商業施設を含む複合ビルが年内にも着工する見込みだ。