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大阪府大阪市中央区総合7位

碁盤の目のように広がる道路と東西南北に張り巡らされた地下鉄網
マンション急増で都心回帰の中心地に

文字通り大阪市の中央部に位置する中央区。区域には大阪府庁や大阪城、淀屋橋、北浜のビジネス街、心斎橋や日本橋といった商業地が含まれている。また、オフィスや繁華街ばかりではなく、懐かしい下町情緒を残したエリアも健在だ。例えば、谷町六丁目近く、東西に延びる「空堀商店街」。アーケードの通路が坂道になった珍しい商店街には戦火を逃れた古い建物も多く残っている。木造の古い長屋建築物をリノベーションした個性的な商店も散見されて、心斎橋や梅田とは違った意味での都市生活を送ることができるエリアだ。ちなみに、このあたりは南北に広がる上町台地の西の端に位置し、緩やかな起伏を持った独特の街並みをつくり出している。

交通機関は地下鉄御堂筋線(淀屋橋〜なんば)、堺筋線(北浜〜日本橋)、谷町線(天満橋〜谷町九丁目)が南北に通り、地下鉄中央線(本町〜森ノ宮)、長堀鶴見緑地線(心斎橋〜大阪ビジネスパーク)、千日前線(なんば〜谷町九丁目)が東西に通過。道路は南北に筋(御堂筋、堺筋、松屋町筋など)、東西に通り(中央大通り、長堀通り、千日前通りなど)が碁盤の目のように配置されている。

中央区はビジネスの街として発展してきたこともあり、かつては居住人口が減少し続けた時期も。しかし、バブル崩壊以降は老朽化したビルの跡地などがタワーマンションへと建て替えられるケースが相次ぎ、人口が急増。2010年の国勢調査速報では前回の調査と比べて17.9%増となり、政令指定都市行政区ではトップに輝くほどの急回復を見せている。なお、2014年9月末時点の人口は9万941人で、市内24区中16位だ。ただし、北区と同様に、1世帯あたりの人数は少なく1.58人で22位に留まっている。これは、子育てファミリー層よりもシングルや少人数の世帯が多いからだろう。ただ、人口増加にともないスーパーが増え始めるなど生活利便性は向上しているため、今後はファミリー層の増加も期待が高まる。
ガラス張りのオフィスビルや、タワーマンションも建ち並ぶ一方で、古い長屋も残る中央区。都市の利便性を享受しながら、人情にあふれる大阪の下町生活を楽しめるエリアとして、引き続き人気を保っていきそうだ。

  • 取材・文:井村幸治
  • 掲載日:2015年4月30日
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