プランニングや契約が終わったら、あとは工事開始を待つばかり。でも、工事スタート前に施主がしておくこともいくつかあるのだ。
住宅ローンを利用してリフォームをする場合、プランニングと同時進行でどの銀行から借りるか、返済方法はどうするかを決めて、工事前に申し込みをしよう。
また、地方自治体の補助金や介護保険などを利用できるリフォームをする場合は、事前に申し込み手続きが必要。自治体や介護保険から補助を受ける場合、工事の内容に条件があるので、プランニングを依頼する段階でリフォーム会社に相談しよう。
なお、増築を伴う場合は建築確認申請が、一定の条件に合致する場合はリサイクル法の事前届け出も必要になる。これらの法律上の届け出が必要かどうかはリフォーム会社に確認しよう。建築確認申請などが必要な場合はリフォーム会社が代行し、役所に支払う手数料と申請等の代行費用がかかるのが一般的だ。
このほか、マンションの場合は、管理規約でリフォーム内容に制約があることも多いので早めに確認を。また、事前に工事内容や期間を管理組合に届け出る必要がある場合がほとんどだ。
リフォーム工事中は、音やホコリ、騒音などで何かとご近所に迷惑をかけてしまうもの。工期はいつからいつまでか、音が出そうな時期はいつかなどを事前に確認し、リフォーム会社の担当者といっしょに近所へのあいさつまわりをしておくと安心だ。
工事用のトラックなどを停めておく場所は、基本的にはリフォーム会社が確保するが、ご近所とのトラブルのもとにならないように場所をチェックしておくこと。マンションの場合、来客用の駐車場を利用できることもあるので、使える場合は早めに予約を。ゴミや廃材の処理についても事前に確認しておこう。