リフォームを決めたら、どこから手をつければいいのだろう。おおまかなダンドリを頭に入れておくと安心だ。
今暮らしている家、中古で購入しリフォームしようと決めた家が暮らしにくかったり、自分の理想と違ったりするなら、どこに不満があるかを考えよう。例えば、水まわりの設備が古くて使いにくいことが不満な場合は、設備の交換で済むかもしれない。ライフスタイルが変わって暮らしにくいなら、思い切った間取り変更もいい。自分が暮らしたい空間の形をイメージしてみることから始めよう。
したいリフォームの内容が見えたら、次はリフォーム会社探し。自分が暮らしたい住まいを実現してくれそうな会社を探すことが大切だ。ひとくちにリフォーム会社といってもさまざまで、得意分野をもつ会社も多い。設備系に強い会社、間取りのプランニングが得意な会社、エコ素材を使った提案を数多く手がける会社など、それぞれの特徴をチェックして、自分に合ったところに依頼したい。
気になる会社が見つかったら、その会社に電話やメールで問い合わせてみよう。連絡がとれたら会社を訪問し、自分のしたいリフォームが実現できそうかを相談。複数の会社にアプローチをしてみて、よさそうな会社には現場調査をしてもらい、プランと見積もりを依頼しよう。最初から1社に決めてしまわず、2~3社に依頼して比較検討することが大切だ。
なお、マンションの場合は、管理規約で禁止されているリフォーム内容もあるので確認。工事の届け出はいつまでに必要になるかも確認しておこう。
リフォーム会社から提案されたプランと見積もりを比べて、依頼先を1社にしぼりこみ、いちばん気に入った会社に依頼したい旨を伝える。その後、プランの詳細を詰め、最終的な金額が確定したら、リフォーム会社と「工事請負契約」を結ぶ。後で内容を変更すると、追加費用が発生する場合もあるので、最終プランや見積金額の確認は慎重にしたい。
工事開始前には、近隣の人にリフォームをすることを伝えてあいさつをしておこう。一戸建ては隣接する家のほかに、工事車両の出入りなどで迷惑をかけそうな家に、マンションは同じフロアのほか、上下階の住戸にあいさつを。
また、大がかりなリフォームの場合、工事期間中は仮住まいで暮らすケースもある。仮住まい先やトランクルームなどの手配は早めにして、工事開始前に引越せるようにしておきたい。
工事が完了したら、リフォーム会社の工事担当者と一緒に仕上がりをチェック。不具合が見つかったら直してもらい、完成したらいよいよ入居だ。
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