リーフィアレジデンス栗平テラス （取材レポート）

小田急多摩線沿線エリアは、小田急不動産が1970年代から長い年月をかけて、丁寧に宅地開発や住宅供給を進めてきました。長年培ってきた街づくりの知見をベースとして誕生するのが、今回の「リーフィアレジデンス栗平テラス」。企画に携わった担当者の方に、＜栗平・黒川エリアの魅力と本プロジェクトのこだわり＞について聞きました。

【廣沢氏】：豊かな自然に包まれた落ち着いた雰囲気で、穏やかな住環境を求めるファミリーにはとても良い街だと思います。実際に、一度は通勤利便性を考えて都心方面に住んで、結婚して子供について考えた時にまた戻ってくるといった話もよく聞きます。過去供給した同じ小田急多摩線沿線の物件でも、地元に戻って三世代近居という話も多数ありましたね。そうした実績から、“一度住んだらまた帰ってきたくなる場所”という意味で、“愛着の湧く住まい”というキーワードがこのプロジェクトの一つの核となると考えました。

【森脇氏】：「黒川」駅前には、フォレストモール川崎黒川という商業施設が2024年11月に開業したばかりです。スーパーやドラッグストア、クリニックなどが入っていて（※1）、周辺の生活環境はより便利になりました。のびやかな住環境と日々の生活利便性を両立できる街として、進化しているエリアです。

地域住民の交流拠点である「CAFE&SPACE L.D.K.」において、特に人気の取り組みについて聞いてみました。

【廣沢氏】：街のこれからを担う子どもたちと地域のために何ができるかを模索している中で、小田急不動産と多摩大学のタッグにより生まれたのが、「マチカドこども大学」です。大切にしているのは、子供の「なぜ？」という素直な疑問から出発する学びのプロセス。じっくり考える楽しさ、実際の体験と紐づいて得られる知識によって、より深い学びの機会になればと思っています。子供たちはもちろん、保護者の方にも新たな気付きがあると好評です。

【森脇氏】：他にも、定期的に行うイベントはたくさんあります。年に1回開催している「小田急のくらしマーケット」では、地元の方々によるブース出店が多数あり、さまざまな人々がつながりながら、街の魅力を発見できる場となっています。昨年は2000人を超える人々でにぎわいました。

「黒川」駅前には同社グループ企業である小田急電鉄が運営する「ネスティングパーク黒川」という複合施設もあり、注目のポイントです。

【廣沢氏】：こちらはシェアオフィスを主体とした施設で、物販や法人登記も可能です。リモートワーク用のスペースとしても活用でき、近年の新しい働き方にフィットするのではないでしょうか。子供がのびのびと育つ環境で、大人も柔軟に働ける。そんな街に求められる住まいを計画しました。

共用部、専有部についても、この街ならではのポイントを採り入れたそうです。

【廣沢氏】：今回は敷地に対しての緑化率が非常に高く、エントランスの両サイドには8m程度の高木を採用しました。コミュニティガーデンも、常緑樹と落葉樹をバランスよく組み合わせ、四季の移ろいを感じられるように計画しています。街の豊かな自然に溶け込むような植栽も、力を入れていますね。

【森脇氏】：リーフィアでは実際に暮らすお客様の声を反映した商品開発、「想いカタチ.ファクトリー」という取り組みを行っており、そこから着想して生まれたのが共用部の「お裾分けポスト」です。お下がりの絵本や子供用品などをシェアできるスペースで、リユースによるSDGs観点でのメリットはもちろん、無理のないコミュニティ形成やマンション内の防災力の向上など、ゆるやかなつながりを育むきっかけとなればと考えています。

【廣沢氏】：専有部も工夫を凝らしていて、例えば専用テラス付きの1F住戸はテラスから外への行き来を可能にし、戸建て感覚で暮らせる仕様に。2way洗面室タイプも、泥んこ遊びの後に玄関から直接入れるタイプ（※2）、快適な家事動線を考えキッチンから入れるタイプ（※3）など複数用意しています。その他、ネット回線の容量もオプションで選べる点も、リモートワークをする方にはおすすめです。皆様の生活スタイルに合ったプランを選んでいただきたいと思っています。