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総合1位はセンスが光る「覚王山」。日泰寺があり歴史が感じられる一方、カフェや若手クリエーターが集うアパートがあるなど、新旧の魅力が混在する。女性・シングル・DINKSでそれぞれ1位の結果から、利便性の追求だけでなく、暮らしを楽しみたい層に支持されているようだ。2位の「星ヶ丘」は、ハイセンスな商業施設が駅前に集まり、周囲に高校や大学が多い場所。3位の「本山」は、緑あふれる名古屋大学がある街。生活環境も整うことで、ファミリーのランキングでは1位に輝いた。1位〜3位は、女性が選んだランキングの1位〜3位と同じ順位となり、買い物・飲食・教育環境など多面的に整っている街が上位となった。一方、「名古屋」は昨年1位から4位に後退したものの、男性全体からは依然1位の評価。再開発への期待と通勤時間短縮への願いが表れる。また4位以降は、いずれも電車と車での交通アクセスがいい街が並んだ。
名古屋では、早くから住宅地が開発された地下鉄東山線沿線で、東部の駅に人気が集中する。昨年に続き今年も、10位中8つの駅が東山線沿線。今回、上位3つは全て東部に位置する駅となった。今後もこの傾向は持続しそうだ。
全国的にもまれなほど、大規模な再開発が同時進行で行われる「名古屋」。男性のランキングでは1位だったものの、総合では昨年1位から4位に後退。いずれも4位に選んだ女性とファミリーは、都会過ぎない街での生活を望んでいるのかもしれない。
昨年12位から9位に入った「栄」。ファミリーが選ぶランキングでは昨年24位から11位と、大きく順位を上げた。2014年は新たな商業施設が建つなど話題性が高く、花と緑に囲まれたガーデン「久屋大通庭園フラリエ」も誕生。近年はイベントも盛んで、多世代が遊びに行きたくなる雰囲気に。