もともとこの場所にお住まいだったMさま。旧居は6人暮らしの二世帯住宅だったが、お子さまと2匹の猫との新生活を始めるにあたり、今の自分たちにちょうどいい家へ建て替えることになった。新居のこだわりは、公園の隣という恵まれたロケーションを活かし、室内から美しい緑を楽しめること。そこで建築士の三浦さんは、採光と借景を兼ねるピクチャーウィンドウを取り入れた2階リビングを提案。これによっていつも視界に緑が入り、身近に自然を感じることができる。猫たちはこの窓越しに公園に… 続きを読む
もともとこの場所にお住まいだったMさま。旧居は6人暮らしの二世帯住宅だったが、お子さまと2匹の猫との新生活を始めるにあたり、今の自分たちにちょうどいい家へ建て替えることになった。新居のこだわりは、公園の隣という恵まれたロケーションを活かし、室内から美しい緑を楽しめること。そこで建築士の三浦さんは、採光と借景を兼ねるピクチャーウィンドウを取り入れた2階リビングを提案。これによっていつも視界に緑が入り、身近に自然を感じることができる。猫たちはこの窓越しに公園に来る鳥を眺めるのが日課だそうだ。そんな猫たちの遊び場もこだわりのひとつ。吹き抜けに設けたキャットウォークをはじめ、いくつものスポットを設けており、それぞれがお気に入りの場所で寛げるようにしている。将来を見据えた設計プランも重要なポイント。いつかお子さまが独立しても、猫たちと快適に暮らせるように、あらかじめ計画されているという。「年齢を重ねてもできるだけ自力で生活したいので、いずれは1階で生活が完結するようにプランを描いてもらいました。私の部屋と水まわりを近くに配置したり、調理スペースとして使えるようになっていたり。バリアフリーにも考慮されています」とMさま。現在の家族と未来の家族、どちらにもやさしい、柔軟性のある住まいが完成した。
玄関に入って正面に見えるのは奥行きのあるシューズインクローク。ここにはお子さまのクライミングアイテムが美しくディスプレイされている。7.1畳の洋室はMさまの部屋。水まわりを近くに配置し、いずれは1階で生活が完結するように計画されている。約21坪の敷地を無駄なく使うため、階段下も収納スペースやトイレに… 続きを読む
玄関に入って正面に見えるのは奥行きのあるシューズインクローク。ここにはお子さまのクライミングアイテムが美しくディスプレイされている。7.1畳の洋室はMさまの部屋。水まわりを近くに配置し、いずれは1階で生活が完結するように計画されている。約21坪の敷地を無駄なく使うため、階段下も収納スペースやトイレに活用した
2階はLDKとお子さまの部屋を配置。和室はもともとご希望で、ファーストプランではベーシックな四角い部屋だったが、三浦さんの提案で現在の斜めのデザインに。同時にLDKと廊下を仕切っていた扉もなくし、圧倒的な開放感を生み出した。「広さは同じですが、仕切りをなくすと視認できる体積が増えるので広く感じられま… 続きを読む
2階はLDKとお子さまの部屋を配置。和室はもともとご希望で、ファーストプランではベーシックな四角い部屋だったが、三浦さんの提案で現在の斜めのデザインに。同時にLDKと廊下を仕切っていた扉もなくし、圧倒的な開放感を生み出した。「広さは同じですが、仕切りをなくすと視認できる体積が増えるので広く感じられます」と三浦さん。斬新な提案にMさまは驚いたそうだが、今となってはこれ以外考えられないというほど、お気に入りの空間になっているそう
リビングから梯子でアクセスできる小屋裏収納。構造上の限界ギリギリまで広げて、7畳の広さを確保した。たくさんの呉服や衣類、こたつ布団や来客用の布団など、大型の荷物もすっきりと収まっている
リビングから梯子でアクセスできる小屋裏収納。構造上の限界ギリギリまで広げて、7畳の広さを確保した。たくさんの呉服や衣類、こたつ布団や来客用の布団など、大型の荷物もすっきりと収まっている
不動産会社からTAINN DESIGNを紹介されたMさま。たまたま電話応対した三浦さんが担当建築士となり、イチからヒアリングを行っていった。「私たちの要望を否定せず受け止めてくださるので、とても話しやすかったですね。プロ目線でおすすめできないことがあれば、その理由(例えば掃除の手間が増えてしまうなど)をきちんと説明してくださった上で、こちらの考えを尊重してくださいました」と話す。三浦さんが描くプランも、三浦さん自身にも満足されていたMさまだったが、(他と比… 続きを読む
不動産会社からTAINN DESIGNを紹介されたMさま。たまたま電話応対した三浦さんが担当建築士となり、イチからヒアリングを行っていった。「私たちの要望を否定せず受け止めてくださるので、とても話しやすかったですね。プロ目線でおすすめできないことがあれば、その理由(例えば掃除の手間が増えてしまうなど)をきちんと説明してくださった上で、こちらの考えを尊重してくださいました」と話す。三浦さんが描くプランも、三浦さん自身にも満足されていたMさまだったが、(他と比較せず1社だけで決めてしまってよいのだろうか?)と少し不安になり、念のため他のビルダーにもプランを依頼。結果的にそれが決め手を後押しする。「三浦さんのプランが気に入っていたので、そのまま要望として伝えてみたのですが、なぜか仕上がりが違う。たしかに言われた通りに作っていただいていましたし、何ならそちらの方が見積もりは安かったのですが・・・。やはり三浦さんが描く“わくわく感”が私たちの正解だと確信したので、TAINN DESIGNさんを選ぶことにしました」と話す。建築士と密にコミュニケーションを取るスタイルも、Mさまとは相性が良かったそう。やりたいこともやりたくないことも直接三浦さんが受け止めることで、細かなニュアンスに配慮された“ズレのない住まい”が叶うのだ。
あらためて家づくりを振り返ると、Mさまの貢献なくして完成はなかったと思います。特に印象深いのはお手製の模型でとても驚きました。吹き抜けの高さや距離感などリアルにイメージしたいからと、ご自身で調べて作られたのですが完成度が高くて…。しかも1棟まるごとなので相当な労力だったと思います。Mさまは情報のインプットにも余念がなく、雑誌やSNSをこまめにチェックされたり、ショールームにも何度か足を運ばれました。その中でお好きなものとそうではないものが、次第に整理されて… 続きを読む
あらためて家づくりを振り返ると、Mさまの貢献なくして完成はなかったと思います。特に印象深いのはお手製の模型でとても驚きました。吹き抜けの高さや距離感などリアルにイメージしたいからと、ご自身で調べて作られたのですが完成度が高くて…。しかも1棟まるごとなので相当な労力だったと思います。Mさまは情報のインプットにも余念がなく、雑誌やSNSをこまめにチェックされたり、ショールームにも何度か足を運ばれました。その中でお好きなものとそうではないものが、次第に整理されていったのだと思います。ご要望はたくさんいただきましたが、そのひとつが収納の確保。以前のお家にうかがいお荷物の量を確認したうえで、収納計画を立てています。また親子そろって読書家なので、大型の本棚を置く前提でプランを考えました。それぞれの部屋にぴったり収まった本棚は、造作棚のように空間と馴染んでいます。また当初から借景を取り入れたいとご希望でしたので、ピクチャーウィンドウを多く設け、同時に採光も叶えています。公園の木々にほどよく遮られた光が、白い壁に反射しLDKのすみずみに行き渡るので「図書館のような優しい光に包まれて、本がとても読みやすくなりました」と嬉しいお声もいただいています。これからも思う存分、読書に没頭していただきたいですね。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 64.71m2 (19.5坪) |
敷地面積 | 70.04m2 (21.1坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,000万円 |
竣工年月 | 2024年7月 |
住所 | 東京都小平市鈴木町1-472-40 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
東京都小平市鈴木町1-472-40
採光とプライバシーの両立、また隣接する公園の借景を活かすためリビングは2階に配置。さらに猫たちが外の景色を楽しめるように地窓を採用している。公園に遊びに来る鳥たちの様子を、飽きることなく眺めているそうだ
新居のオーダーは、右隣の公園の緑を借景として取り入れること。外観はコンクリート打ちっぱなし風のモダンなデザインで、Mさまと三浦さんがショールームで一緒に選んだサイディングを採用した。ブロンズがかった色の窓ガラスは室内の様子が見えづらく、プライバシーの確保にも役立っている
「本物の木」にこだわるMさまが選んだのは、アカシアのフローリング。その豊かな木の表情を引き立てるために、壁や建具はできるだけシンプルなデザインにし、床が際立つように計画している。リビング上部の小屋裏収納へは梯子を伝ってアクセスする
室内にいると気にならないが、実は窓ガラスはブロンズ色。中から外の景色はよく見えるが、逆に外から中の様子は見えづらいのが特徴だ。今のところはカーテンを使わずにのびのびと暮らせているそう
リビングの吹き抜けにはキャットウォークが設けられており、そこから壁に取り付けたキャットステップへ移動できる。ゆったりと休める六角形のボックスや、下から肉球が見えるスケルトンのタイプなど。猫たちも人間も楽しめるアイデアを詰め込んだ
リビングの一角に設けた小さなタタミコーナー。当初は親戚や独立したお子さまが遊びに来たときの、年に一度使うかどうかのスペースを想定していたが、思いのほか居心地が良く、普段からごろごろと寛いでいるそう。「ほどよいこもり感があって贅沢なヌックみたい。寝転がると空が見えて気持ちがいいんです。雪が降ったらこたつを出して日本酒を飲もうかな」とMさま
L字型のキッチンはクリナップ。床のアカシアとの相性を考え、シンプルな白ベースのデザインを選んだ。造作のウォールラックは愛猫のお気に入りスポットの一つである
シューズインクローゼットには、クライミング歴の長いお子さまのザックやロープが整然と収まっている。ショップのようにディスプレイしながら収納するアイデアは、お子さまの意見を参考にしたもの。使いやすく見た目にも美しいスペースが実現した
「落ち着いた雰囲気が好きなので、自分の部屋はノーブルなクロスを選びました」とお子さま。それを踏まえて三浦さんは、巾木やスイッチプレート、アイアンバーなどのパーツ類もシックな色を提案し、全体の世界観を統一していった
階段下をデザインとしても活かしたトイレ。個性的なクロスはお二人の部屋と同じシリーズのものを採用した