以前は賃貸マンションにお住まいだったSさまご家族。階下の住人への配慮から、お子さまの元気な足音が気になることがあったという。やがて二人目のお子さまが誕生し、住まいは少し手狭に。また足音が増えることも考慮し、本格的にマイホーム計画をスタートさせた。マンションを購入してリノベーションする案もあったが、なかなか理想の物件は見つからない。何より音の問題がある。徐々に戸建てへとシフトしたご夫婦が選んだのは、こだわりを追求できる注文住宅だった。ご要望は多岐にわたり、そ… 続きを読む
以前は賃貸マンションにお住まいだったSさまご家族。階下の住人への配慮から、お子さまの元気な足音が気になることがあったという。やがて二人目のお子さまが誕生し、住まいは少し手狭に。また足音が増えることも考慮し、本格的にマイホーム計画をスタートさせた。マンションを購入してリノベーションする案もあったが、なかなか理想の物件は見つからない。何より音の問題がある。徐々に戸建てへとシフトしたご夫婦が選んだのは、こだわりを追求できる注文住宅だった。ご要望は多岐にわたり、その一つが「たくさんの居場所を作る」というもの。「ここは○○をする場所」というルールに縛られず、各々が好きな場所で自由に過ごせるように設計されている。例えば、窓際のベンチに腰掛けて食事をしたり、夫人の家事室でお絵かきしたり。最近では階段からジャンプする遊びが生まれ、家じゅうが遊び場と化している。思いがけない場所からおやつが見つかるのも、Sさま邸ならではの風景だ。また思いきりゴロゴロできるように、リビングからソファやテーブルを撤去。無限の可能性を秘めた「何もない空間」で、お子さまはただ走りまわったり、サッカーしたり、のびのびと過ごしている。ご夫婦はこれから誰に気兼ねすることもなく、笑顔でお子さまの成長を見守っていくことができるのだ。
1階は、プライベートな空間と水まわりをまとめた、スムーズな家事動線が特徴。洗濯が終わったら洗面室から直接庭に出て洗濯物を干すことができ、取り込んだ洗濯物は同じフロアの寝室にしまうことができる。寝室内のウォークインクローゼットは大量の衣類をすっきりと収納でき、いつも美しい空間を維持できる
1階は、プライベートな空間と水まわりをまとめた、スムーズな家事動線が特徴。洗濯が終わったら洗面室から直接庭に出て洗濯物を干すことができ、取り込んだ洗濯物は同じフロアの寝室にしまうことができる。寝室内のウォークインクローゼットは大量の衣類をすっきりと収納でき、いつも美しい空間を維持できる
「リビングを一番広くしたい」という要望に応え、17畳の広さを確保。2階リビングならではの開放感があり、家族全員がゆったりと過ごせる空間になっている。窓際のベンチの奥は広々としたバルコニーに繋がっており、ウッドデッキを敷いてリビングの延長のように使うことができる。「バルコニーにはもっとたくさんの植物を… 続きを読む
「リビングを一番広くしたい」という要望に応え、17畳の広さを確保。2階リビングならではの開放感があり、家族全員がゆったりと過ごせる空間になっている。窓際のベンチの奥は広々としたバルコニーに繋がっており、ウッドデッキを敷いてリビングの延長のように使うことができる。「バルコニーにはもっとたくさんの植物を置いたり、メダカや金魚を飼ったりして、森のような空間にしたいと思っています。リビングの借景としても楽しみたいですね」(Sさま)
リビングから固定階段でアクセスできる小屋裏収納。3.7畳の広さで収納力は抜群だ。収納スペースとしてだけでなく、時にはお子さまたちの遊び場としても使われている
リビングから固定階段でアクセスできる小屋裏収納。3.7畳の広さで収納力は抜群だ。収納スペースとしてだけでなく、時にはお子さまたちの遊び場としても使われている
土地探しに数年を費やしたSさま夫婦。ようやく出会えた現在の土地は、TAINN DESIGNの親会社である誠賀建設の分譲地だった。不動産会社から紹介された工務店や、気になったビルダーなど、合計で5~6社にプランや見積もりを依頼。見学会にも積極的に参加しながら、丁寧に検討を進めていったという。多くの選択肢の中で同社を選んだ理由の一つは、建築士の対応。当時を振り返り、Sさまはこう話す。「たくさんやりたいことがある夫婦なので、話をしっかり聞いてくれるかが重要。最初… 続きを読む
土地探しに数年を費やしたSさま夫婦。ようやく出会えた現在の土地は、TAINN DESIGNの親会社である誠賀建設の分譲地だった。不動産会社から紹介された工務店や、気になったビルダーなど、合計で5~6社にプランや見積もりを依頼。見学会にも積極的に参加しながら、丁寧に検討を進めていったという。多くの選択肢の中で同社を選んだ理由の一つは、建築士の対応。当時を振り返り、Sさまはこう話す。「たくさんやりたいことがある夫婦なので、話をしっかり聞いてくれるかが重要。最初に対応してくれた水澤さんは、私たちの想いをきちんと受け止め、プランに落とし込んでくれました。嬉しかったのは、プロ目線でアドリブが取り入れられていたこと。たとえば、書斎をリビングと同じフロアに配置するアイデアは水澤さんのご提案。私にはない発想でしたが、今ではこれしかないぐらいに気に入っています」と話す。さらに、要望をその場でプランに反映できるスムーズさも大きな魅力。「ここを少し変えたらどうなるかな?」と思ったら、目の前でササっと描いてくれるので、細かいニュアンスも調整しやすいそうだ。打ち合わせに制限はなく、契約までに4~5回ほど会話。その度にプランはどんどんブラッシュアップされていき、未来のマイホームに期待を抱きながら依頼を決められた。
私はご契約後のプランから参加させていただきましたが、今回のお家づくりでは、ご夫婦の意向をブレなく汲み取ることが重要だと感じました。それと同時に、「これでいい」は通用しない、絶対に妥協しないとも決めていました。Sさま夫婦は、土地が見つかるまでの長い時間、ご自身でも家づくりを勉強し、徹底的に理想を追求されていました。夫人のノートには、要望がびっしりとまとめられ、間取りのスケッチも描かれていました。Sさまにいたっては、プロのデザイナー。CADソフトを使いながら、… 続きを読む
私はご契約後のプランから参加させていただきましたが、今回のお家づくりでは、ご夫婦の意向をブレなく汲み取ることが重要だと感じました。それと同時に、「これでいい」は通用しない、絶対に妥協しないとも決めていました。Sさま夫婦は、土地が見つかるまでの長い時間、ご自身でも家づくりを勉強し、徹底的に理想を追求されていました。夫人のノートには、要望がびっしりとまとめられ、間取りのスケッチも描かれていました。Sさまにいたっては、プロのデザイナー。CADソフトを使いながら、天井の形やR壁の角度、窓の位置まで、隅々まで「最高」を追求されていました。印象深いのは、階段の手すりを兼ねたオリジナルの格子でしょうか。使う本数やミリ単位で調整した木材のサイズなど、細部にまでこだわりが詰まっています。Sさまのアイデアをもとに、私の方で様々な検証やアドバイスを重ねて完成した、まさに共同作品と言えるかもしれません。たくさんのこだわりをお持ちのご夫婦でしたが、ご自宅でしっかり話し合い、打ち合わせに臨まれていたので、とてもスムーズに進めることができました。そして何より楽しませていただきました。土地を探し始めてから数年、長い時間をかけられた甲斐があり、愛着を持てる最高のマイホームが完成したのではないでしょうか。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 81.00m2 (24.5坪) |
敷地面積 | 105.30m2 (31.8坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,380万円 |
竣工年月 | 2023年10月 |
住所 | 東京都小平市鈴木町1-472-40 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
東京都小平市鈴木町1-472-40
お子さまたちの遊び場になっている階段。法律上、手すりを付ける必要があったため、Sさまのアイデアで木製の格子を取り入れ、手すりを兼ねさせることにした。晴れた日には格子から差し込む光の線が美しく、空間に温かみを加えている
旗竿地ならではの長いアプローチが、家に向かうわくわく感を高めている。外観デザインには特にこだわりがなかったというSさまだが、シックなグレーの色合いがとてもおしゃれだ。ちなみに、Sさま邸は高耐震+高気密・高断熱の住環境が備わった、長期優良住宅の認定を受けている
吹き抜けが心地よい開放感をもたらす2階リビング。梁や柱が出っ張ったデコボコの天井はSさまのお好みではなかったため、それらを覆い、できるだけフラットな天井に仕上げている。窓際のベンチはオリジナルの造作で、足の太さや収納、引き出しの幅など、さまざまなバリエーションのプランを上野さんが作成した
Rの壁で囲まれたダイニングが特別感を演出する。木製格子のツヤ感にもこだわりがあったSさまのために、現場監督が実際の塗料を使い、木のサンプルをいくつか作成。Sさまはそれをご自身の目で確認し、最適なものを選んだ。室内は木の自然な色味を活かす方向でコーディネートされており、経年変化によって木の表情が変わる過程を楽しむことができる
白を基調とした空間はご夫婦の要望によるもの。途中、グレーのクロスやラワン材でアクセントをつける案もあったが、打ち合わせとシミュレーションを重ねた結果、現在のデザインに至ったそう。シンプルな空間に、Sさまとお子さまが描いたカラフルな絵がよく映え、空間に温かみと個性を加えている
リビングに併設されたSさまの書斎。既製品の本棚がぴったり収まるよう、扉の幅をミリ単位で調整するなど、細やかな配慮が活かされている。正面の小さな開口部は家事室につながっており、ここから夫人がコーヒーを差し入れることができる
アーチで区切られたパントリー兼家事室。もともとは夫人専用のエリアだったが、お子さまもここで勉強したり、工作したり、おやつを食べたりするなど、家族のマルチスペースとなっている
ホテルのような洗面室は、シンプルでありながらとても機能的。大きな掃き出し窓から爽やかな光と風が取り込まれ、さらにそのまま庭に出られるなど、動線にも配慮されている
洗面室の死角部分に天井いっぱいの棚を造作。既製品の収納ボックスが隙間なく収まるよう、打ち合わせを重ねてサイズを細かく調整した結果、生活感を感じさせない美しい仕上がりが実現した
納戸はお子さまの衣類や荷物を収納するスペース。クローゼットの扉をなくすことで、中の荷物が一目瞭然となり、使い勝手が格段にアップした
玄関まわりも白で統一して、明るく清潔感のある印象に。既製品の玄関収納を巧みに取り入れ、コストを抑えつつも、造作家具のような美しい仕上がりを叶えた。デザインの美しさだけでなく収納力も備わっており、つねに整然とした状態を保つことができる
トイレと書斎は、上野さんの提案でハイドアを採用。コンパクトな空間だからこそ、背の高い扉を取り入れることで、視覚的に広がりを感じさせることができる