あったか子育て応援住宅に勤務するHさんはそのご家族と、ご両親(妻側)の家に同居していた。その家は、古民家と言ってもいいほどの築年数が古い家。当然、断熱性や気密性という発想は、当時の建築物にはない。冬の寒さは、大変厳しいものだった。これから高齢になってゆくご両親のこと、成長していく子どもたちのことを考えて、暖かく快適な家に建て替えようと決断した。幸い同社は社名にもあるように、冬暖かく夏は涼しい、環境づくりを得意分野とした会社である。同社のすべての建物が、断熱… 続きを読む
あったか子育て応援住宅に勤務するHさんはそのご家族と、ご両親(妻側)の家に同居していた。その家は、古民家と言ってもいいほどの築年数が古い家。当然、断熱性や気密性という発想は、当時の建築物にはない。冬の寒さは、大変厳しいものだった。これから高齢になってゆくご両親のこと、成長していく子どもたちのことを考えて、暖かく快適な家に建て替えようと決断した。幸い同社は社名にもあるように、冬暖かく夏は涼しい、環境づくりを得意分野とした会社である。同社のすべての建物が、断熱性能の最高等級となる「断熱等性能等級4」の条件をクリアしている。そんな自社の技術をフル活用して、家族みんなが健康に暮らし続けられる、家造りは始まった。ご両親の旧宅は、間口の狭い町屋だったが、吹抜けがあり、高い位置から光が射し込んでいた。その手法をそのまま新居にも応用し、吹抜けの高い位置にある窓から、自然光が室内を照らす明るい空間となっている。また、同社の家は耐震性能の高さでも定評がある。そこでH邸も、耐震等級の最高基準である「耐震等級3」が取得された。そのための工夫も、随所に施されている。そんな、同社の技術を集めて建築されたH邸は、希望すれば見学することもできる。気になる方は、問いあわせてみてはいかがだろうか。
長細い土地を最大限に活かし、間口7.3m、奥行き18.2mという空間に、6人家族が快適に暮らせる間取りを実現した。南の高い位置に設けられた2つのフィックス窓が、明るく開放的なLDKを実現した。あったか子育て応援住宅の社員であるHさんの特殊な事情から、H邸を見学に来たお客様の接客スペースも兼ねて、13… 続きを読む
長細い土地を最大限に活かし、間口7.3m、奥行き18.2mという空間に、6人家族が快適に暮らせる間取りを実現した。南の高い位置に設けられた2つのフィックス窓が、明るく開放的なLDKを実現した。あったか子育て応援住宅の社員であるHさんの特殊な事情から、H邸を見学に来たお客様の接客スペースも兼ねて、13.5畳という大きな玄関土間が特徴的な設計となっている。加えて、キッチン横に用意されたパントリー、洗濯をする脱衣室から干場となる裏庭までの短い動線など、暮らしの中での使いやすさにも配慮の行き届いたプランである。また同社社員の家だけに、アカシアの床材、天井に貼ったレッドパイン、珪藻土の塗り壁や体育館クラスの強度を誇る特殊な床材WPCなど、ユニークな建材の使い方にも注目したい実例だ。
吹抜けとなった玄関土間の上に設けられた、3方を囲むキャットウォークの存在がユニーク。職人が造作した木製の手すりの仕上げも見事である。キャットウォークの終点には小さなカウンターを設置。Hさんのパソコンスペースとなっている。集中したい時には、家族が寝静まった夜に、家中の気配を感じられるこの場所で作業を行… 続きを読む
吹抜けとなった玄関土間の上に設けられた、3方を囲むキャットウォークの存在がユニーク。職人が造作した木製の手すりの仕上げも見事である。キャットウォークの終点には小さなカウンターを設置。Hさんのパソコンスペースとなっている。集中したい時には、家族が寝静まった夜に、家中の気配を感じられるこの場所で作業を行うという。すると作業がはかどるそうだ。主寝室に2箇所、子ども部屋に1箇所設けられた室内窓も、家族の一体感を高める働きがあるようだ。Hさんのこだわりの一つだった、風通しのいい家を象徴するのが、2つの子ども部屋の窓と、廊下に設けられた窓との位置関係。そのすべてを開け放つと、一直線の風の通り道が2つ現れる。自然のエネルギーを暮らしの中に上手に取り入れて、快適な生活環境をつくる「パッシブデザイン」の発想が活かされた設計だ。
23畳という広々とした小屋裏収納。家族6人の荷物を収納しても余裕のある、充分な収納力を備えた空間だ。荷物の出し入れがしやすいように、階下とは本格的な階段で繋がっている。天井に近い分、湿気がこもりがちな小屋裏収納だが、2箇所で吹抜けと繋がっているために、時折風が吹き抜け、湿気がこもりにくい設計となって… 続きを読む
23畳という広々とした小屋裏収納。家族6人の荷物を収納しても余裕のある、充分な収納力を備えた空間だ。荷物の出し入れがしやすいように、階下とは本格的な階段で繋がっている。天井に近い分、湿気がこもりがちな小屋裏収納だが、2箇所で吹抜けと繋がっているために、時折風が吹き抜け、湿気がこもりにくい設計となっている。
間口7.3m、左右に隣家が迫っている土地に建て替えを決意したHさんご家族。解決しなければならない課題のひとつが… 続きを読む
間口7.3m、左右に隣家が迫っている土地に建て替えを決意したHさんご家族。解決しなければならない課題のひとつが、屋内にどうやって外光を取り入れるかであった。吹抜けを利用した高い窓からの採光を確保することによって、明るくて開放的な25.8畳のLDKが完成した。床材に使用されているのはアカシア。材質も硬く丈夫で、濃淡の色幅が広い独特なテイストが、空間に落ち着きを与えてくれる。壁や天井は珪藻土の塗り壁。なんとHさん自らが施工したそうだ
2階ホールのいちばん西側に設けられたフリースペース。子どもたちのスタディースペースをはじめ、家族の成長や変化に… 続きを読む
2階ホールのいちばん西側に設けられたフリースペース。子どもたちのスタディースペースをはじめ、家族の成長や変化にあわせて、いろんな活用ができそうなフレキシブルな空間だ。右手上部に設けられたスリット状の開口の向こう側は、小屋裏収納へと続く。デザイン的なアクセントであるのと同時に、湿気のこもりがちな小屋裏収納の調湿も行っている
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 177.21m2 (53.6坪) |
敷地面積 | 217.98m2 (65.9坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 3,300万円 |
竣工年月 | 2020年1月 |
住所 | 長野県松本市大手4-8-17 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
長野県松本市大手4-8-17
定休日:水曜日、第1・3・5木曜日
間口7.3m、左右に隣家が迫っている土地に建て替えを決意したHさんご家族。解決しなければならない課題のひとつが、屋内にどうやって外光を取り入れるかであった。吹抜けを利用した高い窓からの採光を確保することによって、明るくて開放的な25.8畳のLDKが完成した。床材に使用されているのはアカシア。材質も硬く丈夫で、濃淡の色幅が広い独特なテイストが、空間に落ち着きを与えてくれる。壁や天井は珪藻土の塗り壁。なんとHさん自らが施工したそうだ
間口をギリギリまで利用したH邸。6寸勾配の屋根は、角度になおすと31度。もっとも発電効率の高い太陽光パネルの設置角度を参考に、この屋根に決定したそうだが、H邸を特徴付ける、外観上のアクセントともなっている。大きな庇に守られたデッキは、手頃な価格で自然石を敷き詰めたような風合いに演出できる「ローラーストーン」を採用。ここに椅子を持ち出して、目の前の県道を通る祭りの山車を、家族みんなで眺めるのが目下の夢だとか。木製の玄関扉が、全体的な印象を引き締めている
やわらかな自然光が、吹抜けを通してLDKに射し込む様子がよく分かる。珪藻土の塗り壁を守るために、壁面の下部には腰壁も設けられている
背後には食器棚、横にはパントリーと、コンパクトな収納への動線も用意されて、動きやすそうなキッチンだ。ダイニングテーブルはキッチンカウンターの横並びに配置できるよう設計されている。これも、配膳や食後の後片付けなどの、家事の負担を軽減するための工夫の一つ
リビングを通って2階へと向かう階段は、視覚的な広さを演出するために、途中からオープン階段となっている。まだ小さなお子様たちにとっては、ここも格好の遊び場。暗めの色調のアカシアの床と明るい階段とのコントラストも面白い
LDKの窓は、中央の大きなフィックス窓の両側に、たてすべり出し窓を2つ設けた「ウインドキャッチ連窓」を採用。幅の狭い隣家との間を通り抜けて行く風を、室内に効率的に取り込んでくれる
システムキッチンには、クリナップ社製のものを採用。人造大理石の天板への憧れもあったが、長く使い続けることを考慮して、ステンレスにこだわる同社製品に決めたそうだ。6人家族の大量の食器も効率的に洗ってくれる、食器洗浄機の使い勝手もよいそうだ
LDKから見上げた吹抜け。天井に使われているのは無垢のレッドパイン。通常は床材として使うものを、思いつきで天井に貼ってみた…と、Hさんは笑う。天井に設けられたシーリングファンが、上下の空気を攪拌し、夏の冷房効率と冬の暖房効率を高めてくれる
2階ホールのいちばん西側に設けられたフリースペース。子どもたちのスタディースペースをはじめ、家族の成長や変化にあわせて、いろんな活用ができそうなフレキシブルな空間だ。右手上部に設けられたスリット状の開口の向こう側は、小屋裏収納へと続く。デザイン的なアクセントであるのと同時に、湿気のこもりがちな小屋裏収納の調湿も行っている
広い玄関ホールの上部に設けられたキャットウォーク。屋根に貼られたレッドパイン、太い梁などの構造材、職人によって手作りされた木製の手すりなど、木に囲まれた温もりのある空間だ。写真右手のドアは主寝室へと繋がる。左手、キャットウォークの先端部分にはカウンターが造作されて、パソコンスペースとして利用されている
H邸を特徴付ける、13.5畳もの広い玄関土間。当初は、あったか子育て応援住宅に関心を持ち、H邸を見学に来た客の接客スペースとして発想された空間。そのために、トイレも併設されている。しかし今では「ご近所の人々との交流のスペースにならないか…」と、Hさんの夢はどんどん膨らんでいる。前職が塾講師という経歴もあって、一角には黒板も設置されている。将来はここで、子どもたちに勉強を教えたいという思いもあるようだ
6人家族の大量の履き物を収納するため、大容量のシューズボックスが用意された。一際目をひくのは、壁に設けられた大きなフィックス窓。道路に面した表面にはミラー処理が施されているので、プライバシーを守りながら、玄関土間の採光と開放感を実現している
子ども部屋に設けられた室内窓から見た吹抜け。大きな2つの高窓から、LDKに陽光が降り注ぐ様子がよく分かる。左手の壁面に設けられているのは、主寝室の室内窓。各居室にいても、階下にいても、互いの気配が感じられる
23畳もの空間が確保された小屋裏収納。2箇所に用意された格子状の手すりで、内側にこもる湿気を排出している。床はレッドバインの無垢材。壁や天井は、下地ボードが貼られたそのままだが、Hさんはタイミングをみて、再び珪藻土の塗り壁に挑戦したいと考えているようだ
2階の廊下。左手の階段は、小屋裏収納へと続いている。写真奧のドアが主寝室。その手前2つが子ども部屋。子ども部屋のドアと窓、廊下に設けられた窓は一直線に並ぶように設計されている。2つの子ども部屋に、2つの風の通り道が用意されているわけだ
6人家族の誰かが入浴している時は、洗面台が使えなくなるので、洗面台は脱衣室の外に設けられている。そのおかげで忙しい朝などは、2人並んで身支度を整えることもできる。お気に入りだという鏡が設置されている壁には、ホーロー製のものが使用(トイレの床も同じ素材)されているので、掃除もラクで、美しさが長く続く。廊下部分の床は、木材組織にプラスチック樹脂を注入して硬くした「WPC」と呼ばれる建材が使用されている
2階にあるお父様の書斎。机と椅子ではなく座卓を好まれるお父様のスタイルに合わせて、窓の位置も低く設計されている。机で書きものをしながら、ふと前を見上げると、山々の四季の風景が目に飛び込んで来る。お父様がいちばん寛げるひとときだ。天井近くに開けられた小さな開口は、隣のフリースペースに設置されているエアコンの風を、室内に取り入れるための通風口
ご両親世帯の寝室。掃き出し窓からは、直接裏庭へと出入りできる。「断熱性能がとても良い家だとは聞いていましたが、初めての冬を経験した年は、本当にビックリしました。この家に建て替えて、冬の生活が一変しました」と、お母様は語ってくれた
子ども部屋は2つ用意されている。5畳という限られた空間をできるだけ大きく見せるため、収納の扉を取り払い、ロールカーテンで仕切るスタイルにした。窓と扉を開け放つと、心地よい風が部屋を吹き抜けていく
脱衣室には、ガス式の衣類乾燥機も設置されている。天日で干したい時でも、干場となっている裏庭までの動線は短い。バスタブにはお手入れのことを考えてホーロー製のものを採用。脱衣室と浴室とを仕切る引き戸の使い勝手もいいそうだ