適度な空調を使いながら、一年中同じような服装で寛げる家は住み心地への満足度が高いもの。Fさんの家づくりで一番こだわったのは、やはり夏涼しく冬暖かい家だったそうだ。そこでHEAT20 G2グレードというZEHを上回る断熱性能(UA値0.46以下)を徹底した上で、太陽光や風の恵みをとことん生かすパッシブデザインを取り入れることにした。「南側は2階も掃き出し窓にしてあり、冬はたっぷりと日差しが差し込むため、日中はエアコンに頼らず過ごせます。庇がないと夏は暑いので… 続きを読む
適度な空調を使いながら、一年中同じような服装で寛げる家は住み心地への満足度が高いもの。Fさんの家づくりで一番こだわったのは、やはり夏涼しく冬暖かい家だったそうだ。そこでHEAT20 G2グレードというZEHを上回る断熱性能(UA値0.46以下)を徹底した上で、太陽光や風の恵みをとことん生かすパッシブデザインを取り入れることにした。「南側は2階も掃き出し窓にしてあり、冬はたっぷりと日差しが差し込むため、日中はエアコンに頼らず過ごせます。庇がないと夏は暑いのでは?と思われがちですが、窓の外にシェードを取り付けて日射熱をカットしているので、空調効率が高いです。23畳ほどあるLDKも、6畳用のエアコン1台を稼働すれば快適に過ごせます」とFさんは話す。こうした高性能によって間取りの自由度がアップ。「家族が集まるリビングを広くし、買い物帰りの家事動線を最短にしたい」と考え、玄関からパントリーを経由してキッチンに繋がる回遊動線や、吹抜けリビングといった開放的なプランを実現した。リグスタイル初となるパッシブデザインハウスをいち早く体感しているFさん。同社の社員として、お客様にも自信を持って住み心地のよさを伝えられているそうだ。
プライバシーを守る横入り玄関から、リビングに直行できる表動線と、収納を経由してキッチンに行ける裏動線を備えた、回遊できる間取り。水回りを2階に配置することで、広々としたLDKを確保。豊富な収納やスタディコーナーも叶えることができた
プライバシーを守る横入り玄関から、リビングに直行できる表動線と、収納を経由してキッチンに行ける裏動線を備えた、回遊できる間取り。水回りを2階に配置することで、広々としたLDKを確保。豊富な収納やスタディコーナーも叶えることができた
ほぼ総2階の間取りにして賢くコストダウン。個室はコンパクトにし、水回りや収納といった共有スペースを広げている。2階水回りで洗濯から衣類の収納まで1カ所で完結でき、共働き夫婦に助かる動線に
ほぼ総2階の間取りにして賢くコストダウン。個室はコンパクトにし、水回りや収納といった共有スペースを広げている。2階水回りで洗濯から衣類の収納まで1カ所で完結でき、共働き夫婦に助かる動線に
各個室にクロゼットをつくらず、2階ホールのファミリークロゼットに家族用の衣類をまとめて収納。ホールの先には季節… 続きを読む
各個室にクロゼットをつくらず、2階ホールのファミリークロゼットに家族用の衣類をまとめて収納。ホールの先には季節用品をしまえる納戸も設けるなど、用途に応じた収納を完備した
社員邸でもあるF邸は、リグスタイル初のパッシブデザインハウスです。冬の朝方、暖房なしで室温15度という目標値を目指して、様々なパッシブデザイン手法を盛り込みました。例えばリビングのアクセントウォールは、モルタル塗りではなく構造すべてがコンクリートです。コンクリートは蓄熱作用があるため、昼間は吹抜けから注ぎ込む太陽熱を蓄熱し、夜間に外気温が下がった後にじわじわと放熱してくれます。2階吹抜けは、太陽光をより取り込めるよう掃き出し窓にしました。「吹抜けの窓がある… 続きを読む
社員邸でもあるF邸は、リグスタイル初のパッシブデザインハウスです。冬の朝方、暖房なしで室温15度という目標値を目指して、様々なパッシブデザイン手法を盛り込みました。例えばリビングのアクセントウォールは、モルタル塗りではなく構造すべてがコンクリートです。コンクリートは蓄熱作用があるため、昼間は吹抜けから注ぎ込む太陽熱を蓄熱し、夜間に外気温が下がった後にじわじわと放熱してくれます。2階吹抜けは、太陽光をより取り込めるよう掃き出し窓にしました。「吹抜けの窓があると夏は暑い」という声を聞きますが、F邸では外にシェードを付けて遮熱しています。こうした遮熱は外側で行わないとあまり意味がありません。庇をつけるよりもシェードによる遮熱の方が有効なので、夏もエアコンがよく効くお住まいになったと思います。パッシブデザインを気にされる方は少ないですが、当社ではご要望がなくても計画に入れて、快適なお住まいを提案していますね。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 121.33m2 (36.7坪) |
敷地面積 | 204.24m2 (61.7坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,580万円 |
竣工年月 | 2020年9月 |
住所 | 岐阜県岐阜市北一色4-3-5 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
岐阜県岐阜市北一色4-3-5
定休日:水・木曜
1階と2階の面積を等しくした、モダンな総2階の外観。道路に面した北側は塗り壁とモルタルの外壁材を張り分け、玄関ポーチのレッドシダーで温かみをプラスした。「モルタルの外壁材は年々風合いが変化していくのも楽しみです。他の3面はガルバリウム仕上げで、見る方向によって雰囲気が変わります」
「家族が集まるリビングを広く」という要望から描き出した、23畳の広々LDK。全棟気密測定を行い気密断熱を徹底している。「6畳用のエアコン1台で空調しています。小さなサイズのエアコンであれば、買い替え時の負担も抑えられます」とFさん
パッシブデザインがふんだんに盛り込まれたのが、2階の吹抜け上の物干しスペース。ここを掃き出し窓にすることで冬は陽光をたっぷり取り込み、夏は外部シェードを下ろして遮熱している。リビングからは見えないため衣類が気兼ねなく干せて、衣類の水分が室内の調湿も担っているそう。自然の力をうまく取り入れている点に感服
スタディコーナーとの間仕切りを兼ねた、リビングのアクセントウォール。コンクリートを流し込んだ壁は蓄熱作用があり、夜には日中にためた温もりをやさしく放熱してくれる。これもパッシブデザインのひとつ
タタキからシューズクローク、パントリーへと繋がる、奥行きのある玄関。ハイドアを閉めれば一枚の白い壁になり、生活感を目隠しできる。タタキとホールがフラットなのは珍しいが、「段差をなくすとタタキ部分にも断熱材を入れることができます」とFさん。あらゆる設計に理由がある
玄関の前には室内窓があり、暗くなりがちな北側玄関に光を広げている。室内窓から見えるスケルトン階段も何だかアート。ホールの突き当たりには、帰宅後とトイレの手洗いを兼ねて、おしゃれな造作洗面台を設けた
リビングドアを開けると、和室まで一体になった大空間が広がり、圧倒的な開放感。床は表面をオーク無垢で仕上げた複合フローリングを採用。同社では無垢の表情とメンテナンス性を両立したこのフローリングを基本としている。リビングは4灯のスポットライトで程よい明るさに
キッチンの天井は、床と同じオークを張り空間をゆるやかにセパレート。キッチンの腰壁と窓枠一体型の吊戸棚は、床の赤みとなじむブラウンの面材を選んで造作した。背面のカップボードも家具職人による造作で、取っ手がない美しいデザイン。また気密性と適正な換気により、IHクッキングヒーターのレンジフードを不要に
TV裏のスタディコーナーはリビング学習のスペース。ワイドカウンターがあり、2人並んで学習できる。間仕切りによってリビングの様子が目に入らず、集中できそうだ。またテキストを広げっ放しでも、リビングに生活感がにじまないのがうれしい
リビングと繋がる和室は扉で間仕切りでき、離れて暮らす家族が宿泊するゲストルームに。普段は開け放して子どもたちの遊び場にしている。視線が抜ける吊押入も広々と感じさせるひと工夫
スケルトン階段を上がって2階へ。同社の家は2階の勾配天井が標準のスタイル。各部屋の上部に欄間を設けて、自然光と空調が行き渡るように設計されている。階段上の飾り棚は家族写真を飾って、ギャラリーに
F邸は2階に水回りを配置した。洗面脱衣室とファミリークロゼット、室内干しコーナーが三角で直結し、濡れた洗濯物を運んだり、乾いた衣類を各部屋のクロゼットにしまうといった家事の負担を軽減できる。洗面台は衣類の手洗いができるよう、深めの実験用シンクをセレクト
グリーンの壁がリゾートライクな寝室。掃き出し窓から直接光が差し込み、お布団がふかふかに。幸せな気持ちで眠れそうだ。同社では洗濯物干しだけのバルコニーは建築・維持コストがもったいないと考え、2階バルコニーは原則設けないそうだ
子ども室は、成長に応じて間仕切りできるようにした。ライティングレールにスポットライトを取り付け、好きな場所を照らせるようにデザイン。個室の照明計画にも美意識を生かしてこだわった
各個室にクロゼットをつくらず、2階ホールのファミリークロゼットに家族用の衣類をまとめて収納。ホールの先には季節用品をしまえる納戸も設けるなど、用途に応じた収納を完備した
トイレから手洗いをなくすと、格段にすっきりとした空間になり、掃除の手間も軽減できる。柔らかな間接照明でホテルライクな雰囲気に
「妻の希望は玄関⇒パントリー⇒キッチンに繋がる動線です。買い物帰りにパントリーに直行できて時短に役立っています」とFさん。カラフルな食品や冷蔵庫は死角に目隠しでき、キッチン空間をきれいに維持しやすい。リビング収納もあり、片付けがスムーズだ
パントリーには可動棚を設けてあり、収納ボックスを使いながら自由に使いこなせる。必要な場所に使いやすい収納を設けた
パッシブデザインは庇で夏冬の陽光を調整することが多いが、F邸は外部シェードで日差しを効率よく遮断。ボックス内にシェードを納めて、外観デザインもすっきり整えた。リビングから繋がるウッドデッキは子どもたちの水遊びにも重宝
玄関ドアは横から入る動線にして、ドアの開閉時に中が丸見えにならないように工夫。程よい門塀も立ち上がり、子どもたちの飛び出し防止にも役立つ。リグスタイルでは外構も住まいの大事な要素と考え、トータルで提案してくれる(社員邸)