LDKを一見すると本当に新築!?と驚いてしまうが、これがHさんと設計士の狙い通り。以前暮らした賃貸住宅の雰囲気がお気に入りで、「ほっとするような懐かしい住まいづくり」を楽しんだのがHさんだ。何よりこだわったのは、大屋根のある外観と古民家のようなインテリア。柱や梁を見せた真壁の雰囲気が好き、というHさんのイメージに応え、柱や梁のバランスを考えるのが設計士の腕の見せどころ。徹底的に昭和に振り切ることにして、長押(壁面に付けた化粧材)につながる見せ梁もデザインし… 続きを読む
LDKを一見すると本当に新築!?と驚いてしまうが、これがHさんと設計士の狙い通り。以前暮らした賃貸住宅の雰囲気がお気に入りで、「ほっとするような懐かしい住まいづくり」を楽しんだのがHさんだ。何よりこだわったのは、大屋根のある外観と古民家のようなインテリア。柱や梁を見せた真壁の雰囲気が好き、というHさんのイメージに応え、柱や梁のバランスを考えるのが設計士の腕の見せどころ。徹底的に昭和に振り切ることにして、長押(壁面に付けた化粧材)につながる見せ梁もデザインし、水平ラインを整えていった。リビングドアや和室の引き戸は、アンティークデザインガラスを使って造作。キッチン腰壁や洗面台、トイレにはモザイクタイルをあしらい、住まい全体をレトロな空気感で包み込んだ。家具や照明、雑貨はHさんが吟味し、ダイニングには懐かしの黒電話が。実は、引渡し時に「実家にあった黒電話を置きたい」という声を聞いた設計士が、急きょ配線計画を提案したのだとか。キッチン・水回り・ウォークインクロゼットのスムーズな家事動線も叶い、古民家の趣と今どきの機能性を備えた暮らし方に満足というHさんだ。
玄関と2つの勝手口がある、効率的な間取り。シューズクロークの勝手口はタイヤなど大物の収納に役立ち、ウォークインクロゼットの勝手口からは外干しがスムーズ。二世帯がのびのび暮らせるような配慮も盛り込まれている
玄関と2つの勝手口がある、効率的な間取り。シューズクロークの勝手口はタイヤなど大物の収納に役立ち、ウォークインクロゼットの勝手口からは外干しがスムーズ。二世帯がのびのび暮らせるような配慮も盛り込まれている
2階には個室と書斎、豊富な収納を設けた。日当たりのいい窓の外には、布団干しバーを設置。陽光の下で布団を干せて、バルコニー分の初期コスト・メンテナンスコストを抑えられるアイデア
2階には個室と書斎、豊富な収納を設けた。日当たりのいい窓の外には、布団干しバーを設置。陽光の下で布団を干せて、バルコニー分の初期コスト・メンテナンスコストを抑えられるアイデア
住まいにこだわりたいけれど、言葉ではうまく伝えられない…そんなもどかしさを感じている方にとって、グランハウスの設計士は心強い存在といえる。Hさんは無料相談会で直接設計士と話せたことや、「この家は好きですか、嫌いですか?」「この設えはありですか、なしですか?」といった二者択一の質問で想いを引き出してくれた点が、ひとつの決め手になったよう。じっくりと打合せを重ねていくうちに、Hさんは「ピカピカの真新しい家ではなく、これまで暮らした賃貸の落ち着いた雰囲気が好き」… 続きを読む
住まいにこだわりたいけれど、言葉ではうまく伝えられない…そんなもどかしさを感じている方にとって、グランハウスの設計士は心強い存在といえる。Hさんは無料相談会で直接設計士と話せたことや、「この家は好きですか、嫌いですか?」「この設えはありですか、なしですか?」といった二者択一の質問で想いを引き出してくれた点が、ひとつの決め手になったよう。じっくりと打合せを重ねていくうちに、Hさんは「ピカピカの真新しい家ではなく、これまで暮らした賃貸の落ち着いた雰囲気が好き」という本音に気づいたという。設計士はHさんの当時のお住まいを参考にし、柱や梁を見せる伝統的な真壁にして、古民家リノベーションのような住まいづくりを提案。今では希少なガラス建具やモザイクタイルの洗面台を丁寧に造作し、昭和レトロな世界観が見事に完成した。「生活動線がよく、暖かいです」と快適性にも納得のHさん。愛用の雑貨に囲まれて、どこか懐かしい暮らしを楽しんでいるそう。
ご実家を建て替えるにあたり、H様は古民家のような雰囲気を望まれていました。当社に和モダンな実例はありますが、昭和レトロな世界観はほぼなく、新たな挑戦となりました。遊び心のあるデザインに加えて、やはり意識したのは実用性です。断熱性や耐震性とともに、今どきの家事ラクを意識。キッチンの背面収納をドアで目隠ししたり、モザイクタイルの洗面台はメンテナンスがラクな既製ボウルを合わせたりして、掃除の手間を軽減しました。また、昭和レトロなインテリアを叶えるには照明や家具選… 続きを読む
ご実家を建て替えるにあたり、H様は古民家のような雰囲気を望まれていました。当社に和モダンな実例はありますが、昭和レトロな世界観はほぼなく、新たな挑戦となりました。遊び心のあるデザインに加えて、やはり意識したのは実用性です。断熱性や耐震性とともに、今どきの家事ラクを意識。キッチンの背面収納をドアで目隠ししたり、モザイクタイルの洗面台はメンテナンスがラクな既製ボウルを合わせたりして、掃除の手間を軽減しました。また、昭和レトロなインテリアを叶えるには照明や家具選びが大切な要素となります。「リビングとダイニングにはこの照明を使いたい」とご要望を早めに伺うことができ、その光を邪魔しない照明計画を設計に盛り込むことができました。設計士は設計・インテリアをトータルで担当しますので、家具や照明のご相談もどしどしお聞かせください。H様邸は新築でこの落ち着いた風合いが楽しめる、という新たな選択肢になったと思います。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 144.08m2 (43.5坪) |
| 敷地面積 | 240.83m2 (72.8坪) |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | 2,500万円~2,999万円 |
| 竣工年月 | 2021年2月 |
| 店舗名 | 一宮オープンスタジオ |
| 住所 | 愛知県一宮市大和町毛受一本松29 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
まるでタイムスリップしたような、昭和レトロなLDK。床はパイン無垢材を塗装して、古材の味わいを演出。Hさんが選んだ照明を引き立てるため、その他の光は最小限にした。実家に残されていた黒電話を開通させて、空間の名わき役に
「大屋根に憧れる」というHさんの要望から、1階から2階へつながるダイナミックな屋根を設けた和モダンな外観。表情豊かな塗り壁と深い庇、既存の生垣が美しく調和する。2階に3つ並べた窓には布団干し用のバーが取り付けてあり、外観のアクセントに
玄関に入った瞬間から、どこか懐かしい雰囲気。下駄箱はあえて引き違い戸と真鍮の船底引手にし、リビングドアは2色のアンティークデザインガラスを使って造作するという徹底ぶり。広めの土間収納があり、タイヤやアウトドア用品もすっきり片付く
柱と梁を見せた真壁のLDKと和室をつなげた、開放的な空間。和室を間仕切りする3枚引き戸は、リビングドアと同じガラスで造作。揺らぎのあるガラス建具がノスタルジックな雰囲気を高めてくれる
リビングの続き間となる和室は、和の伝統様式をモダンにアレンジ。縁付きのい草畳を敷き、天井は木材の継ぎ目にすき間を設ける目透かし張りで仕上げた。現代的になりやすい窓のサッシは障子でカモフラージュ
高めの腰壁でぐるりと囲んで、手元を隠したキッチン。腰壁の笠木を彩る緑のモザイクタイルは、設計士からの提案。Hさんの実家にあった緑のデスクライトともよく馴染む
水平ラインをつくる長押の高さに合わせて、少々低い掃き出し窓を選択。その分ワイド幅にして、採光をしっかりと確保した。外に深い庇があるのも、和の趣。夏の直射日光を程よく遮ってくれる
古道具店などを巡って集めた家具で設えた、心和む書斎。こちらはHさん夫が趣味時間を過ごすスペース。壁には下地が入れてあり、自らDIYして棚を造作してコレクションを飾っている
ブルーのモザイクタイルで造作した洗面台は、Hさんの憧れをカタチにしたもの。設計士はメンテナンス性を考えて、全面タイル張りではなく実験用シンクを提案した。すぐ近くのウォークインクロゼットからデッキに出られて、洗濯動線も抜群
カウンターと手洗いを造作したトイレ。カウンター上に張った楕円形のモザイクタイルが、渋くておしゃれ。2段のシンプルなカウンターはトイレットペーパーの収納ができて重宝する
LDK周りの収納計画も秀逸。キッチン背面には大型収納があり、食器や家電、ストック類をドアで目隠しできる。キッチンの奥に冷蔵庫置き場と食品庫があるなど、充実した収納がうれしい。また和室に設けた階段下収納には、座布団などがすっぽり
家具や雑貨は、センスのいいHさんが自ら選んだもの。振り子時計やレトロなカレンダーなどを集めて、暮らしを楽しんでいる。開放的でありながら、暖かく過ごせる点にも満足だそう