一人暮らしの「ソファ」選び方のポイントは?ソファはいらない?どんなものがおすすめ?

最終更新日 2023年03月27日
一人暮らしの「ソファ」選び方のポイントは? どんなものがおすすめ?

一人暮らしの部屋の「ソファ」は、狭いからいらないという人も、それでも置きたいという人もいる。置くとしたら、どれくらいのサイズが使いやすいの? どんな素材がいいの? 選ぶときの注意点は? などなど、一人暮らしにちょうどいいソファの基本や、知っておきたいポイントをインテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えてもらった。ソファ選びの参考にしよう。

1.一人暮らしのソファのサイズ

一人暮らしでも幅約130cmの2人掛け以上が理想

ソファにはさまざまなサイズがあり、部屋の広さや間取りなどによって、置けるサイズはさまざま。1人掛け、2人掛けなどと分類されるが「一人暮らしでも、お友達が遊びに来たときのために2人掛け以上のソファがあると使いやすいでしょう」と住吉さん。

ソファの写真
(写真/PIXTA)

「ソファのサイズは、まず置けるスペースがあることが大前提ですが、どのように使いたいかによっても選び方が変わります」

●幅
2人掛けのソファなら幅130cmくらいのものが一般的。「ラブソファと呼ばれるものだと幅120cmくらいで、よりコンパクトに置くことができますが、2人で座ったときの密着度が高くなります。お友達と座ることを考えると、やはり130cm以上あったほうがよさそうです」

●奥行き
奥行きは60cmくらいのものが一般的。ただし「なかには80cmくらいのゆったりタイプも。ソファではテレビを観てくつろぐだけならいいのですが、ソファとローテーブルで食事もするという場合は、奥行きがありすぎると座りにくいもの。奥行き70cm以上なら、腰と背もたれの間にクッションをはさんで使うなどの工夫をすればOKです」

ソファとローテーブルがわかる写真
ソファとローテーブルで食事もする場合は、ソファの奥行きが深すぎないほうが◎(写真/PIXTA)

2.一人暮らしのソファの使い方

食事やパソコン作業にも使う場合はテーブルの高さも重要

ソファで食事もしたいという場合、ソファの奥行き以外にも注意すべき点が。「どんなに座り心地のいいソファを選んでも、一緒に置くテーブルが低いと、食事やパソコン作業などがしづらく、結局は床の上に座ることになり、ソファが背もたれになってしまいます」

部屋で食事やパソコン作業、勉強などをする時間が長いなら、「小さめのダイニングテーブル&チェアも置くことも考えてみては。両方は置けないという場合、ソファ前のテーブルは高さ55cmくらいの少し高めのものを選ぶと、ソファに座って作業しやすくなるでしょう」

1台で高さを変えられるテーブルもあるようなのでチェックしてみよう。

ローテーブルに合わせてソファを背もたれにしている写真
ソファで食事やパソコン作業をするとき、一般的なローテーブルは使いづらく、ソファが背もたれになってしまうことも(写真/PIXTA)

3.ソファの素材

一人暮らしなら安価な布製ソファにカバーリングがオススメ

ソファは素材のバリエーションもさまざまだが、主には本革・合皮・布製の3タイプがある。それぞれの特徴、メリット・デメリットを聞いてみた。

●本革
高級感が最大の特長。本革の良さを活かすセミアニリン仕上げは、染料と顔料を混ぜているので、触り心地が滑らかで、経年変化が楽しめます。また、汚れはすぐに拭き取れば意外と染み込みにくく、メンテナンスをしっかりすれば長持ちする。ただし、値段が高めで、人によってはメンテナンスが面倒に感じられることも(革製品のバッグや靴などと同様、年に2回ほど、汚れを除去した後にクリームを塗って保湿することが必要)

●布
価格が安く、カラーや素材のバリエーションが豊富。そのままでは汚れたときに落とすのが難しいが、カバーリングを外して洗濯できるタイプもある。そうでない場合は、カバーをかける、使用前に撥水スプレーをかけておくと汚れ防止になる。初めての一人暮らしなら、選びやすい布製がオススメ。

●合皮
汚れても落としやすく、メンテナンスが楽。価格は最も安い。ただし、間近で見たときの見た目や肌触りはあまり良くなく、長持ちもしにくい。一度破れたら、補修が難しい。

本革のソファの写真
布製のソファの写真
高級感のある本革のソファと、カラーバリエーションを楽しめる布製のソファ(写真/PIXTA)

ソファ本体だけでなく、肘掛部分の素材も検討を。「肘掛けが木製のタイプは、北欧系のスタイルに多く、おしゃれですが、寝転がったときに肘掛けを枕にできないという点も。クッションを使うことで解決しますが、横になりたい人は布で巻いてあるものを選ぶといいでしょう」

ひじ掛けが木製のソファで横になっている人の写真
肘掛けの部分が木製のソファは、寝転がるときはクッションを枕代わりに(写真/PIXTA)

4.一人暮らしのソファ さまざまな用途

ベッドやダイニングチェアを兼ねる商品もチェック

狭い一人暮らしの部屋で活躍するのが、多目的に使えるソファ。ソファとしてはもちろん、ベッドにもなるもの、ダイニングチェアの役目を兼ねるものと、さまざまな商品がある。

●ソファベッド
マットレスが縦半分に折れ、立ち上げればソファの背もたれに、寝かせばフラットなベッドになるソファベッド。

一人暮らしのコンパクトな部屋で、ベッドもソファも両方置きたいけれどスペース的に無理、という場合に活躍しそうに思えるが、「ソファベッドをメインのベッドとして使うと、毎日の操作が大変。メインのベッドが別にあって、ソファを来客時のベッドとしても使いたい、などといったときのエクストラベッドとして取り入れる人が多いようです」

●リビングダイニングセット
一人暮らし用の商品ではないが「ダイニングとソファを兼ねる、リビングダイニングセットが増えてきています。普通のダイニングテーブル&チェアよりも5cmほど低めにつくられていて、食事やパソコン作業もしやすく、足を床につけてゆったり座ってくつろげるのが特徴。狭めのファミリー向けですが、ダイニングテーブル&チェアと、ローテーブル&ソファ、両方置くよりもコンパクトに設置できます」

リビングダイニングセットの写真
一般的なダイニングテーブルより低めな高さ65cmのテーブルと、ソファを組み合わせた「リビングダイニングセット」。食事をする・作業をする・ソファでくつろぐ、といったマルチな使い方ができる(写真/ニトリ)

ほかにも、ソファを置くスペースがないけれどソファを置きたい場合、ベッドにマルチカバーをかけて日中はソファとして使う、片手でつかんで移動できるビーズクッションを置くなど、さまざまなアイデアが。部屋にソファを置くためのスペースが十分にあるか、自分の暮らしに合った使い方ができるか、値段や見た目の印象、メンテナンスのしやすさなど、さまざまなポイントを踏まえて、満足のいくソファ選びをしよう。

まとめ

一人暮らしでも幅約130cmの2人掛け以上が理想

食事やパソコン作業にも使う場合はテーブルの高さも重要

一人暮らしなら安価な布製ソファにカバーリングがオススメ

ベッドやダイニングチェアを兼ねる商品もチェック

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取材・文/前川ミチコ
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