一人暮らしの「ベッド」選び方のポイントは? 布団とどちらが良い? サイズはどうやって選ぶの?

一人暮らしの「ベッド」選び方のポイントは?布団とどちらが良い?サイズはどうやって選ぶの?

一人暮らしのコンパクトな部屋でかなりの面積を占める「ベッド」。どれくらいのサイズがいいの? どんなタイプがあるの? 長く使うためのコツは? 選ぶポイントは? 布団とベッドではどちらの方が使いやすいの? などなど、一人暮らし用ベッドの基本や知っておきたいポイントをインテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えてもらった。ベッドを選ぶときの参考にしよう。

1.一人暮らしのベッドサイズ

部屋にゆとりがあるなら、幅約120cmのセミダブル以上が理想

ベッドのサイズは、シングル、セミダブル、ダブルなどと数種類あるが、それぞれどれくらいの違いがあるのだろう。「幅はシングルで90cmくらい、セミダブルで120cmくらい、ダブルで135cmくらい。長さはヘッドボードの厚さなどによりますが、だいたい200cmくらいが一般的です」と住吉さん。

一人暮らしならシングルが基本と思われがちだが「シングルサイズのベッドは、ちょっと体格のいい人には狭く感じられるかも。もし置き場所にゆとりがあるなら、セミダブルくらいのサイズがあるといいでしょう」

一人暮らしの部屋にあるベッドの写真
(写真/PIXTA)

2.一人暮らしのベッドの置き方

壁や窓にぴったりではなく、30cmほど離すのがオススメ

ベッドのサイズを選ぶときは、ベッドの周囲にどれくらい空きスペースがとれるかも考えたいもの。「ベッドは壁や窓にぴったりくっつけて置くより、まわりに少しスペースを空けるのがオススメです」

ヨーロッパの人たちはマットレスの下にフラットシーツを折り込むので、その作業をしやすくするため、周囲にスペースを空けるのが一般的なのだそう。「日本では、ボックスシーツをかぶせるだけのケースが多いですが、それでも左右と足元に30cmほど空けると、シーツの交換がしやすくなります」

また、ベッドと窓を平行に置くときは「窓にぴったりと沿わせないことが大事。シーツの交換がしにくいだけでなく、窓とベッドが近すぎると、冬は寒く、夏は暑く、ベランダとの行き来もしづらくなるので、違う置き方ができないか考えましょう」

壁や窓とベッドの間に30cm以上のスペースを空けることができたら「そこにナイトテーブルとランプを置いてみては。ベッドまわりがより快適になるうえ、フォーカルポイント(目を引く点)をつくることができて、インテリアとしても完成度がアップします」

さらに気をつけるべきポイントは、収納扉。「ベッドを収納扉の前に置くことになりそうな部屋では、ベッドを置いたときに収納扉が完全に開くかどうかをチェックして。また、扉の前に立って収納内部のものを出し入れするスペースがあるかどうかも確認しましょう

扉が開いたクローゼットの写真
クロゼットなどの近くにベッドを置いても、扉を開け閉めできるスペースがあるか、扉の前に立って中のものを出し入れしやすいかどうかもチェック(写真/PIXTA)

3.一人暮らしのベッドタイプ

初めての一人暮らしなら「脚付マットレス」がオススメ

ひと口にベッドと言っても、「フレームとマットレスを組み合わせるもの、脚付マットレスなど、タイプはさまざま。それぞれの特徴を知り、使い方を考えて選びましょう」

●フレーム+マットレス
フレームはマットレスを載せる台、さらにヘッドボードとしての役割もある。フレームとマットレスが別々なら、例えばマットレスだけ買い替える、なども可能だ。「マットレスは、ちゃんとしたものを選べば、10年くらい使えます」

また、マットレスに体の重みがかかる部分を集中させないよう、「マットレスを返しながら使うと長持ちします。表裏、上下を季節ごとに返すと、ちょうど1年でひと回り。できれば3カ月に1回、せめて半年に1回は返したいもの。あとは、マットレスの上に敷くベッドパッドだけ交換すればOKです」

「布団を干して使っていた人などは、マットレスを立てて風を通す人もいますが、そこまでしなくて大丈夫。床に直接置くなどしなければ、もともと通気性があります」

フレーム+マットレスタイプのベッドの写真
写真のベッドの場合、木製の部分がフレーム、その上に載っているのがマットレス(写真/PIXTA)

●収納付きベッド
フレームのマットレスの下に引き出しが付いた、収納付きベッドもある。引き出しがある分、ベッド本体が重いというデメリットがあるが、ベッド下の大きなスペースを収納として活用できるのはメリット。ただし、「引き出しが付いていなくても、市販の収納ケースなどでスペースを活かすこともできます」

また、ベッド下の通気性が悪くなるのを防ぐため、引き出しの中に詰め込みすぎないように気をつけよう。

フレーム+マットレスタイプのベッドの写真
下に引き出しが付いた収納付きベッドは、中に詰め込みすぎて通気性が悪くならないように(写真/PIXTA)

●脚付マットレス
ベッドフレーム+マットレスがベッドの基本だが、「フレームが必要ない、脚付マットレスもあります」。脚を取り付けるだけのシンプルなつくりで、フレーム+マットレスの組み合わせに比べて値段が安めなので「初めての一人暮らし、学生の一人暮らしなどには十分。ベッド下に入れられる収納ケースも豊富にあります」

ヘッドボードがないので、携帯電話やメガネなどの小物を置くスペースはないが、ベッドの横にナイトテーブルなどを置けばOK。マットレスの表裏を裏返して使うことはできないが、部屋が広ければ上下のローテーションは可能で、マットレスの上に敷くベッドパッドをこまめに洗えば清潔に保つこともできる。

脚付きマットレスのイラスト
脚付マットレス。フレームがなく、マットレスに脚を取り付けるだけのシンプルなつくり

●ソファベッド
マットレスが縦半分に折れ、立ち上げればソファの背もたれに、寝かせればフラットなベッドになるソファベッド。

一人暮らしのコンパクトな部屋で、ベッドもソファも両方置きたいけれどスペース的に無理、という場合に活躍しそうに思えるが、「ソファベッドをメインのベッドとして使うと、毎日の操作が大変。メインのベッドが別にあって、ソファを来客時のベッドとしても使いたい、などといったときのエクストラベッドとして取り入れる人が多いようです」

ソファベッドのイラスト
縦半分を立ち上げるとソファ代わりになるソファベッド。来客時のエクストラベッドに便利

4.一人暮らしのベッドの使い方

ソファとしても使うなら、座面の高さは40cmくらいが◎

一人暮らしの部屋では、ベッドは寝る以外の用途でも使われる。「ベッドとソファの両方を置くスペースがなく、ベッドをソファ代わりとしても使う人が多いようです。その場合、椅子と同様、座面の高さが40cmくらいになると立ち座りしやすくなります」

さらに「床の上に座ってベッドを背もたれにする人も多いでしょう。ただし、フレームとマットレスが別々の場合、フレームがマットレスより大きめとなることが多いので、寄りかかると痛い、ということも。段差があまりないフレーム&マットレスを選ぶか、クッションを挟んで寄りかかるようにすれば解決します」

フレームとマットレスの段差の写真
フレームとマットレスの段差が小さいと、寄りかかったときに背中が痛くなりにくい(写真/PIXTA)

畳に布団という選択肢も

それまで布団で寝ていた人などには、畳の部屋などに布団を敷いて寝るという選択肢も。ただし「フローリングの上に布団を敷いて寝るのはおすすめできません。特に鉄筋コンクリート造のマンションなどであれば、冬はすごく寒くなります」

また、健康面でも心配が。「フローリングは畳と違ってホコリを吸着してくれないので、床のホコリが20cmほどの高さまで舞い上がり、気づかないうちにホコリを吸い込んでしまいます。畳の場合でも、毎日上げ下ろしをし、定期的に干して清潔に使いましょう」

寝具の選択肢はさまざま。自分が部屋でどのように過ごしたいのかを考えて、寝具を選ぼう。

まとめ

置けるなら、幅約120cmのセミダブル以上が理想

置き方は、壁や窓にぴったりではなく、30cmほど離して

初めての一人暮らしなら「脚付マットレス」がオススメ

ソファとしても使うなら、座面の高さは40cmくらいが◎

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取材・文/前川ミチコ イラスト/もり谷ゆみ
公開日 2020年06月01日
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