一人暮らしの部屋が決まったら、さっそく必要なものを準備したいもの。でも、家具や家電など、何を買うべきか、どんなものを選べばいいのかわからない……そんな人のために、一人暮らしで必要になりそうなもののチェックリストを紹介。さらに家具・家電選びのポイントを、インテリアコーディネーターの住吉さやかさん、家電+ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんに教えてもらった。引越し準備の参考にしよう。
物件の契約には時間がかかるので、その準備を進めながら必要なものを考え、リストアップしていこう。今すぐ必要なのか、住んでからゆっくり考えるのか、買うのか、実家から持っていくのかなどを決め、急ぐもの・用意できるものから少しずつ用意していこう。
大型家具・家電は、引越しの荷物が搬入される前に届くよう手配するのがオススメ。また、外から室内が見える場合、カーテンは入居時に取り付けたいもの。オーダーする場合、時間がかかるので早めに用意しよう。
ほかにも、一人暮らしにあると便利な家具、必要な家具はたくさんあるけれど、何を選ぶにしても、まずは「置ける」サイズであることが大前提。住む部屋が決まったら、何をどこに置くのかをだいたい決めて、そのスペースの寸法を測って間取図に書き込んでみよう。その際、ドアや収納扉を開閉するスペースの確保も忘れずに。
家具や家電にはさまざまな商品がある。間取り図に書き込んだ寸法を見ながら、お気に入りの商品を探そう。
家具選びは「まず置けるスペースがあることが大前提ですが、どのように使いたいかによっても選び方が変わります」とインテリアコーディネーターの住吉さん。特に場所を取る大型家具を選ぶポイントを伺った。
置けるなら、一人暮らしでもセミダブルがオススメ。また、ベッドはフレームとマットレスの組み合わせで構成されるのが基本だが、「フレームが必要ない、脚付マットレスもあります」。脚を取り付けるだけのシンプルなつくりで、フレーム+マットレスの組み合わせに比べて値段が安めなので「初めての一人暮らし、学生の一人暮らしなどには十分。ベッド下に入れられる収納ケースも豊富にあります」
「ソファでくつろぐ程度ならローテーブル、食事をしたりパソコンを使ったりしたいなら小さくてもダイニングテーブルがあると便利です」。一人暮らしの部屋で多いのは、高さが35cmくらいのローテーブル。主にソファの前に置いて使うほか、ラグなどを敷いた床の上に座って座卓として使われることも。特に食べる、勉強や仕事をするという場合は、床の上に座って座卓として使うほうが楽だという声も多い。
家電をそろえるにはお金がかかるもの。ところが、一人暮らしの必需品と言われている冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機なども「コンビニやコインランドリーを使うことで、代用できることもあります」と家電+ライフスタイルプロデューサーの神原さん。
そんななかでも、コレさえあれば!という家電が「電気ケトル。これさえあればお湯が沸かせて、フリーズドライ製法の食品や飲み物も用意でき、食事もおよそカバーできます」
一人暮らしを始めるタイミングでは、必要最低限の家電を購入する、または周囲から中古のものを譲ってもらうのもアイデア。そして「生活が安定してきたところで、生きる基本である『食』の家電、冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器など、自分の暮らしに必要なアイテムを買いそろえていくといいのではないでしょうか」。
一人暮らしの家電を購入する場合の選ぶポイントを聞いてみたので参考にしよう。
一人暮らしで週の半分以上自炊するなら冷蔵庫は必須。容量の目安は100L~から。購入の際は置き場所に置けるかどうか事前に確認を。自炊しない派なら小型でスタイリッシュな冷蔵庫を選んでリビングに置くという選択肢もあり。
部屋干しを前提に考えて。最新の洗剤自動投入&乾燥機能付きなら、スタートボタンを押すだけで乾燥まで完了するので、大幅な時短に。社会人なら思い切って投資の価値アリ!
自炊派ならやはりこだわりの1台があってもいい。炊飯と同時に調理できるタイプなら、ごはんとおかずが同時に完成。加熱方法や内釜の材質で変わるお米の炊き上がりの違いを知り、好みのごはんが炊けるものを。
一人暮らしの家電の選び方についてもっと詳しく
一人暮らしにオススメの家電は? 家電セットは本当にお得?
まずは必要な家具・家電をリストアップしよう
家具は「部屋でどのように過ごしたいか」を考えて選ぼう
すぐに必要のない家電は落ち着いてから買ってもOK
間取図に部屋の寸法を書き込み「置ける」サイズを測ろう