リフォームをするなら、一緒に防犯対策についても検討してみませんか? 実は防犯対策は、リフォームの中でも見落としがちと言われています。防犯カメラや防犯ガラス、ピッキングに強い鍵など、リフォームするならプラスして検討すべきポイントをまとめてみました。
泥棒に狙われやすい家とは?
一戸建てはもちろん、マンションでも安心できない空き巣被害。空き巣はその名のとおり、留守の住宅を狙って入る泥棒のことです。
そのため、まず「人がいない」ことが容易にわかる住宅は、泥棒の格好の餌食に……!
その他、住宅周辺の見通しが悪い状態になっている場合や、2階以上でも足場になるようなものが置かれている住宅も、泥棒にとっては好都合になってしまいます。
・中層階以上だからといって、窓を開けっ放しにして出かける
・郵便受けや新聞受けの中身をついためがち
・一戸建ての場合、家まわりのフェンスが高い
・ベランダにものが多くゴチャゴチャしている
上記のポイントに心当たりはありませんか?泥棒は、わたしたちのちょっとした隙をついて侵入してこようとたくらんでいるのです。
泥棒に狙われない家にするために
空き巣から家を守るために、以下のポイントを意識してみましょう。
中に人がいる気配をよそおう
・帰宅が夜遅くなる場合は、リビングの電気をつけっぱなしにしておく
・洗濯物を部屋干しにするなど工夫をする
中層階・上層階でも油断せず、窓はしっかり閉めておく
・気になる窓には格子をつけても◎
ベランダや玄関まわりの整理整頓をし、見通しをよくしておく
・要らないものは処分する
これらを見直すだけでも、泥棒にとっては「防犯意識高めの家」として敬遠されるかもしれません。
でも、これだけではまだ不十分! 次に、特にオススメの防犯対策をご紹介します。
【画像1】面格子がついた窓(画像:fotolia)
スマートフォンでいつでもどこでも家の様子をチェック!
パナソニックの「スマ@ホーム システム」なら、お手持ちのスマホでいつでもどこでも家の様子を見守ることができます。
パナソニック株式会社・コミュニケーション部 広報課の柴田さんに、お話を伺いました。
「スマ@ホームは、ホームユニットと、屋内カメラ・屋外カメラ・人感センサー・開閉センサーをつないで、外出先のスマートフォンから宅内・宅外の様子を見守ることができるシステムです。屋内カメラは、動作検知・音センサー・温度センサーを搭載しており、センサーに反応があると、スマホに通知がいきます。映像を確認しながら、声かけをすることはもちろん、相手との通話も可能。不審な人への声かけだけでなく、留守番中のお子さんや離れて住む両親の様子を確認したり、会話をしたりすることができます。
また、屋外カメラは、人感(熱)センサー・動作検知を搭載しており、屋内カメラ同様、会話も可能です。ガレージの愛車を見守ったり、不審な動きがあれば、声かけをしたりすることもできます。
さらに、ドアや窓につける開閉センサーや人感センサーを組み合わせることで、お客様の暮らしにあった使い方ができます」(柴田さん)
カメラが設置されているだけでも、警戒する泥棒も多いようですが、スマ@ホームを使用することで、見た目・機能ともに防犯対策への効果が期待できそうです。
【画像2】スマ@ホームのイメージ(画像:パナソニック株式会社)
空き巣の侵入を未然に防ぐ、防犯ガラス
窓は空き巣の侵入口といっても過言ではありません。窓のガラスについては、下記のポイントをクリアした防犯ガラスを選ぶといいでしょう。
・破るのに時間がかかる
・万が一割れた際に大きな音がする
・ドライバーなどによるこじ破りに強い
・バールなどによる打ち破りに強い
防犯ガラスは、一般的に2枚のガラスの間にポリカーボネート板などの厚い中間膜を挟み込んでつくられています。泥棒の侵入を未然に防ぐのはもちろん、地震や台風などで窓ガラスが損傷するのを防ぐことも可能です。
【画像3】泥棒に割られる窓ガラス(画像:fotolia)
ピッキングに強い鍵
防犯対策として、玄関の強化も必要です。
警察庁の調査(平成26の犯罪情勢)によると、「玄関ドアへの侵入手段」として6割以上を占めるのが「無締まり」、次に多いのが「施錠開け」、「ガラス破り」という内容でした。玄関ドアからの侵入を防ぐためには、ちょっとそこまでの買い物でも必ず施錠をすることなど、家族で徹底するようにしましょう。
【画像4】玄関ドアへの侵入手段(画像:SUUMOリフォーム情報局)
また、2番目に多い「施錠開け」の対策として、最近ではピッキングによる錠破りを防ぐ「2ロック」(ひとつのドアに2つの鍵をつける)などの防犯対策鍵が人気です。その他、そもそもの施錠忘れを防ぐ「自動施錠機能」など、防犯対策鍵にもさまざまな種類があります。
リフォームの際は、施錠開け対策もあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
このように、リフォームのタイミングで防犯対策を見直すことは、安心して住める家づくりにとって大切なこと。リフォームの予定がない場合でも、普段から防犯対策に気を配ることを忘れずにいたいものですね。
●取材協力:パナソニック株式会社