日常生活で毎日利用するお風呂。1日の疲れを洗い流し、心も体もキレイにしてくれるお風呂は、常に清潔で快適な環境にしたいですよね。しかし、毎日使っていれば、汚れが落ちにくくなったり、カビが目立ってきたりするもの。また、年数が経つにつれ、必然的に設備が劣化してきます。そんな悩みを解決する方法の一つが、お風呂のリフォームです。
今回は、お風呂のリフォームを行った方にアンケートをとり、いつ、どんな理由でリフォームをしたか、調査してみました。
築10年からリフォーム率が急上昇、築20~25年でリフォームする家が多い!
150人からアンケートをとった結果、築20年~25年未満でリフォームを行った方が、全体の17%を占め、最多でした(図1)。築10年未満でのリフォームは全体の10%ほどで、築10年を境にリフォームする方が多くなることがわかります。全体の傾向として、築年数を経るごとにリフォームする方の割合は増えるようです。

リフォームした理由、第1位は「お風呂の設備が古くなった」
では、お風呂をリフォームする理由にはどんなものがあるのでしょうか?
Q:お風呂をリフォームした理由は何ですか?
第1位:給湯器や風呂釜などの設備が古くなった・壊れた(66.7%)
第2位:設備の使い勝手に不満があった(24.0%)
第3位:汚れが目立つようになった(20.7%)
第4位:浴室が寒かった(14.0%)
第5位:カビがひどくなってきた(12.7%)
第6位:好みのデザインに変えたかった(11.3%)
第7位:家族や自分の老後に備えるため(10.0%)
第8位:両親と同居することになった(2.7%)
アンケートで最も多かった理由は「給湯器や風呂釜等の設備が古くなった・壊れた」です。この理由が全体の66%以上を占めていました。やはり、設備の老朽化はリフォームの大きなきっかけになるようです。
次に多かった理由は「設備の使い勝手に不満があった(24%)」。住み始めるまでは、なかなかわからない使い勝手。実際毎日使ってみると、「ここがもっとこうだったらいいのに……」という不満はたまっていくようですね。
その他には「汚れが目立つようになった(20%)」「カビがひどくなってきた(12%)」があります。お風呂の設備は年々便利なものが増えてきていますから、その不満を解消するとともに、最新式にモデルチェンジするのもよいのでは。「浴室が寒かった(14%)」という理由もあります。浴室に暖房を導入したり、床を冷たくない素材に変更することで解決できるようです。
ライフスタイルの変化も重要なリフォームポイント
また、ライフスタイルの変化も、重要なリフォームのポイントのようです。アンケート結果には少数派ながら「家族や自分の老後に備えるため(10%)」「両親と同居することになった(2.7%)」という理由もありました。居住者の高齢化が進み、お風呂をバリアフリーにする方は、今後増えてくるでしょう。例えば、浴槽が高く、入りにくい場合は取り替えたり、滑りにくい床にしたり、お風呂場の入り口の段差をなくす、手すりをつけるなどが挙げられます。

写真:Fotolia
まとめ
お風呂のリフォームをする理由として、築年数、設備の老朽化はもちろん、ライフスタイルの変化に合わせてリフォームする方が多いようです。いま住んでいる家で、困っている点や問題点があるなら、リフォームという解決策も一つの選択肢ではないでしょうか。
●調査概要
・調査期間:2016年1月20日~2016年1月25日
・調査方法:インターネット調査(ゲイン)
・対象:全国に居住する、リフォーム経験者
・有効回答数:男女150名(男性70名、女性80名)