延床面積が25.5坪のI邸。白を基調にしたシンプルな空間に、ピクチャーウィンドウが切り取る隣地の森の景色が映え、「自然に囲まれる落ち着いた環境で暮らしたい」というIさんの想いを見事に形にしている。勾配天井を採用したり、視線が抜けるように窓の配置に工夫を凝らしたり、階段を家の中央に配置して極力廊下をなくしたりと、空間に奥行きを生み出す緻密な設計によって実際の面積以上の広がりを感じる空間をつくり出しているのも特長だ。また、生活感を出さないための収納計画も見どこ… 続きを読む
延床面積が25.5坪のI邸。白を基調にしたシンプルな空間に、ピクチャーウィンドウが切り取る隣地の森の景色が映え、「自然に囲まれる落ち着いた環境で暮らしたい」というIさんの想いを見事に形にしている。勾配天井を採用したり、視線が抜けるように窓の配置に工夫を凝らしたり、階段を家の中央に配置して極力廊下をなくしたりと、空間に奥行きを生み出す緻密な設計によって実際の面積以上の広がりを感じる空間をつくり出しているのも特長だ。また、生活感を出さないための収納計画も見どころ。買い物の頻度や食品・日用品をどのくらいストックするのかなど、普段の暮らし方に合わせてどれだけ収納が必要なのかをきちんと把握し、適切な収納スペースを確保。Iさんの場合、あまりストックはしないことからパントリーをつくらず、家電などはすべてキッチンのアイランドカウンター内に収納することで、キッチンまわりをすっきりと保つことができている。一方で、季節物などのアイテムをしまう場所としてロフトを設計。リビングの上部にロフトを設けて天井高にメリハリをつけたほか、お子さんの遊び場にもなるなど、ロフトが収納としての要素だけでなく+αの役割も持ち、暮らしに彩りを添えてくれている。無垢床などの木の温もりを感じる空間に、穏やかな森の景色が溶け込み、どこにいても心地よいLDK。家族の心がやすらぐ住まいが完成した。
正面に見えるドアが洗面脱衣室。1階に洗面脱衣室とファミリークロークを配置しているので、洗う・室内干し・しまうと… 続きを読む
正面に見えるドアが洗面脱衣室。1階に洗面脱衣室とファミリークロークを配置しているので、洗う・室内干し・しまうという洗濯動線がコンパクトに。「毎日やる家事だからこそ、負担なく家事や片付けができて生活しやすいですね」
延床面積25.5坪という限られた空間の中で、面積以上の広さを感じられるように工夫をしました。その一つが窓の配置です。視線の対角線上に窓をつくることで、視線が斜めに抜け、空間に奥行きを感じられるようになります。この敷地の特徴である、東側に森があるという立地条件を活かしながら、リビングのソファに座った時にダイニングの角に設けた窓から森の景色が見えるようにしたり、キッチンのアイランドカウンターに立った時にも窓の先の景色が見えたりと、対角線上に視線が抜けることを意… 続きを読む
延床面積25.5坪という限られた空間の中で、面積以上の広さを感じられるように工夫をしました。その一つが窓の配置です。視線の対角線上に窓をつくることで、視線が斜めに抜け、空間に奥行きを感じられるようになります。この敷地の特徴である、東側に森があるという立地条件を活かしながら、リビングのソファに座った時にダイニングの角に設けた窓から森の景色が見えるようにしたり、キッチンのアイランドカウンターに立った時にも窓の先の景色が見えたりと、対角線上に視線が抜けることを意識して設計しました。また、リビングの勾配天井やロフトなど天井に高低差をつけ、空間の広がりを感じられるようにしているのもポイントです。天井の低いところと高いところという対比のほか、あえて暗い場所をつくることで明るさをより一層感じられるようにするなど、空間の中でさまざまなメリハリをつけて、「開放感とおこもり感」「明るさと暗さ」を愉しめる住まいを計画しました。こうしたさまざまな設計の工夫によって心地よさを生み出すことができるという、“建築の可能性”も改めて実感できました。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
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部材・設備 | - |
延床面積 | 84.33m2 (25.5坪) |
敷地面積 | 153.72m2 (46.5坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,750万円 |
竣工年月 | 2023年9月 |
店舗名 | 本社 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区菊名6-21-30 2階 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
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神奈川県横浜市港北区菊名6-21-30 2階
白い壁と天井に木のあたたかな質感が映える。キッチンに大きめのタイルを貼ったのも、視覚的な広さを感じられる工夫の一つ。アイランドカウンター内に炊飯器などの家電を収納しているので、生活感のないすっきりとした空間に
1階よりも2階の方が広くなるように設計するオーバーハングを採用したI邸。三角屋根と、玄関を中央に配置した左右対称のデザインが印象的だ。雨の日でも出入りする時に濡れないよう、1階の庇を深く設計した。太陽光発電設備も搭載している
ロフトを設けることで、リビングのソファスペースは天井が低くなり、おこもり感のある空間に。その分、勾配天井の広がりを一層感じられるメリットも。階段の吹抜け上部には天窓を配置し、明るさを確保。写真正面の扉は洋室につながっている
玄関土間に薪ストーブを配置。吹抜けやスケルトン階段を通じて暖かい空気が2階のLDKに流れ、家全体が暖かさに包まれる。ピクチャーウィンドウから穏やかな景色も愉しめ、「冬は階段さえも居場所になる、そんな居心地のよい空間になりました」とIさん
キッチンの延長線上にカウンターを造作し、ワークスペースに。2面の窓から森の景色を眺めらる特等席だ。カウンター下に収納棚を置くなど、暮らしに合わせて収納スペースをカスタマイズできる柔軟性も魅力だ
収納スペースを確保するためにロフトを用意。クリスマスツリーなどの季節物のアイテムをしまうほか、中にエアコンを設置してリビングから見えないようにする工夫も。生活感のある物をしまったり、隠したりする用途のため、オープンなつくりにはせず閉じた空間として設計している
「リビングとロフトのつながりをつくれたら」という想いから、ロフトに開口部を設けている。「ロフトは子どもの遊び場にもなっていますが、おもちゃが散らかっていてもリビングから見えにくいのもいいですね」と暮らしてみて新たな魅力も実感しているという
植栽を吊るしている開口部分は、内側がルーバー状になっている。ルーバーにすることで、ロフト内に設置しているエアコンから放出される冷たい空気がリビングに行きわたる。暑い日でもこのエアコン1台で1階も2階も涼しく暮らせるそう
アイランドカウンターに立った時に見える景色も緻密に計算。リビングで寛ぐ家族の様子が見えるだけでなく、腰壁の先に見える窓からも森の風景が愉しめるので、自然と視線が外に抜けて心地よい
2面の窓から自然光が差し込み、明るいダイニング。食事中も窓の外の景色を眺めることができ、穏やかな気持ちで過ごすことができる。同社の標準仕様である無垢床の足触りも気持ちがよく、「素材や性能の質が高い家は、暮らし心地がいいということを実感しています」とIさん
正面に見えるドアが洗面脱衣室。1階に洗面脱衣室とファミリークロークを配置しているので、洗う・室内干し・しまうという洗濯動線がコンパクトに。「毎日やる家事だからこそ、負担なく家事や片付けができて生活しやすいですね」
洗面脱衣室にはシンクと一体型の収納棚を造作。複数人でも使いやすい広さを確保している。タオルや下着などをしまう棚の扉には通気性に優れたラタンを使用。湿気がこもりがちな場所だからこそ相性のいい自然素材を取り入れ、使い勝手を高めている
玄関ホールに配置した洗面スペースは、トイレ後の手洗いだけでなく、帰宅後の手洗い習慣をつける役割も。家全体のテイストと揃えて、白を基調にしたシンプルで飽きのこないコーディネートでまとめた
階段を家の中央に配置し、廊下を極力なくしてスペースを有効活用している設計も見どころ。奥に見える部屋は今は主寝室として使っている。主寝室手前の垂れ壁部分はクロゼット。コートを掛けたり、ちょっとしたアウトドア用品を収納したりしている
休日にお子さんと料理を愉しんだり、壁側のコンロで調理したものをここで盛り付けたりと、アイランドカウンターを置くことで、ゆったりと料理ができているそう。暮らしやすさが心のゆとりにもつながっている※Iさんは同社スタッフ