お子さんの成長で旧居のマンションが手狭になり、住み替えを検討されたAさん家族。元デザイナーでインテリアがお好きな夫人の力も借り、妥協なきマイホーム計画がスタートした。夫人はSNSや雑誌、ショールームも頻繁に訪れてこまめに情報収集。みずから間取りを描いたりもしながら、建築士の赤秀さんと共に理想を追求していった。ご要望の一つに挙げられていたのが、大好きなヴィンテージ家具や厳選したアイテムが映える空間づくり。そのためクロス選びからしっかりこだわったという。「カラ… 続きを読む
お子さんの成長で旧居のマンションが手狭になり、住み替えを検討されたAさん家族。元デザイナーでインテリアがお好きな夫人の力も借り、妥協なきマイホーム計画がスタートした。夫人はSNSや雑誌、ショールームも頻繁に訪れてこまめに情報収集。みずから間取りを描いたりもしながら、建築士の赤秀さんと共に理想を追求していった。ご要望の一つに挙げられていたのが、大好きなヴィンテージ家具や厳選したアイテムが映える空間づくり。そのためクロス選びからしっかりこだわったという。「カラフルな絵や雑貨、ごちゃっとした子どものおもちゃもインテリアとして活きるように、クロスは真っ白なものを選びました。それにいずれ好みが変わっても、白ならどんなテイストにも順応しますから」と夫人。スペースにゆとりが生まれた分、旧居では諦めていたギャラリーコーナーをつくり、家族の写真やオブジェなどを飾って楽しんでいるそうだ。また「開放感」はご夫婦そろってのオーダー。2階フロアへの影響が少ないコンパクトな吹き抜けや、リビングに奥行き感をあたえる囲い庭、リビングとダイニングの間に設けた段差も空間にリズムをもたらしている。「遊びにきた友人も『広いね!』と驚いてくれます。一つ一つのプランの積み重ねで、実際より広く感じるのかもしれません」と嬉しそうだ。
1階フロアは主に寛ぎの空間で、広々としたLDKとリビングの延長として使える囲い庭が特徴。この囲い庭はアウトドアリビングとしても活用でき、中庭のように視線を気にせず遊べる安全な屋外空間となっている。また今後どれだけ物が増えるかわからないので、デッドスペースをなくして多めに収納スペースを設置。つねにすっ… 続きを読む
1階フロアは主に寛ぎの空間で、広々としたLDKとリビングの延長として使える囲い庭が特徴。この囲い庭はアウトドアリビングとしても活用でき、中庭のように視線を気にせず遊べる安全な屋外空間となっている。また今後どれだけ物が増えるかわからないので、デッドスペースをなくして多めに収納スペースを設置。つねにすっきりとした状態を維持できる
2階はプライベートなフロア。現在ゲストルームとして使用している洋室は、勾配天井や扉のない見せる収納など、細かい工夫が詰め込まれている。通路沿いにある大型クローゼットは家族の布団をしまうのに最適で、各々が必要な時に自分で取り出せるように設計されている。LDKをできるだけ広く確保するために、洗濯動線は2… 続きを読む
2階はプライベートなフロア。現在ゲストルームとして使用している洋室は、勾配天井や扉のない見せる収納など、細かい工夫が詰め込まれている。通路沿いにある大型クローゼットは家族の布団をしまうのに最適で、各々が必要な時に自分で取り出せるように設計されている。LDKをできるだけ広く確保するために、洗濯動線は2階に配置し「洗う・干す」ランドリールームと、「しまう」ファミリークローゼットをまとめている。ホールにはカウンターを造作し、Aさんの書斎として活用。家族が後ろを通らないので、オンライン会議にも集中できる
2階ファミリークローゼットの上部は小屋裏収納になっている。ここには軽くてかさばるものをメインにしまっており、必要な時には脚立を使って取り出せるようになっている。天井いっぱいまでスペースを有効活用し、抜群の収納力をほこる
2階ファミリークローゼットの上部は小屋裏収納になっている。ここには軽くてかさばるものをメインにしまっており、必要な時には脚立を使って取り出せるようになっている。天井いっぱいまでスペースを有効活用し、抜群の収納力をほこる
LDKはダイニングとリビングの間に腰かけられる段差を設け、空間にメリハリを加えた。プラン段階では小上がりのタタ… 続きを読む
LDKはダイニングとリビングの間に腰かけられる段差を設け、空間にメリハリを加えた。プラン段階では小上がりのタタミスペース案もあったが、長期的な視点でフラットな空間に。おもちゃスペースをいずれはワークスペースとして使えるように、可変性を持たせ、柔軟に対応できるようにしている。汚れが気になるキッチンとダイニングの床材は、黒のフロアタイルを採用。一方リビング側は木のフローリングを選び明るさを確保した
既製品の鏡や洗面器、職人手作りの引き出しやボックス、そして夫人が選定したタイルを組み合わせて作った、オリジナル… 続きを読む
既製品の鏡や洗面器、職人手作りの引き出しやボックス、そして夫人が選定したタイルを組み合わせて作った、オリジナルの洗面コーナー。タイルのレイアウトは元デザイナーの夫人が担当した。自然光でメイクができるように、朝の光が入る東側に配置。また家族が並んで使えるゆったりとしたサイズで作られている
Rの壁が印象的な玄関土間は夫人のイメージを形にしたもの。季節の植物や照明などのアレンジで違った雰囲気を演出でき… 続きを読む
Rの壁が印象的な玄関土間は夫人のイメージを形にしたもの。季節の植物や照明などのアレンジで違った雰囲気を演出できる。実用性も兼ね備えており、例えば傾斜をつけた横長の土間は、スペースを最大限に活用でき、ゆったり生活できるとのこと。「以前のマンションは小さい玄関だったので、お出かけの時は家族が順番に靴を履いていました。今はみんな同時に履けるので出発がスムーズです」と夫人。他にもフレキシブルに使える扉のないシューズクロークや、お子さんが着たい服を自分で選べるコートクロークなど、様々なアイデアを詰め込んだ
SUUMOでビルダーを探していて、TAINN DESIGNのページが目に留まった夫人。「中二階や小上がりのスペースなど、ユニークなプランが満載で、とても自由な家づくりをされていると感じました。この会社なら私たちの要望に応えてくれそうだな・・・という予感も。まだ土地も決まっていませんでしたが、一度話をしてみたいと思ったんです」と振り返る。初回の対応はディレクターの小野寺さん。ご夫婦のご要望を丁寧にヒアリングした上で、必要なサイズ・形状など土地選びのアドバイス… 続きを読む
SUUMOでビルダーを探していて、TAINN DESIGNのページが目に留まった夫人。「中二階や小上がりのスペースなど、ユニークなプランが満載で、とても自由な家づくりをされていると感じました。この会社なら私たちの要望に応えてくれそうだな・・・という予感も。まだ土地も決まっていませんでしたが、一度話をしてみたいと思ったんです」と振り返る。初回の対応はディレクターの小野寺さん。ご夫婦のご要望を丁寧にヒアリングした上で、必要なサイズ・形状など土地選びのアドバイスを行った。さらに建築士の赤秀さんもざっくりとした図面を作成。土地がまだ決まっていない状態の、あくまでラフプランではあったが、親身に話を聞く姿勢が好印象だったという。小野寺さんのアドバイス通り土地を購入したご夫婦は、再びTAINN DESIGNへ。他社には一切目移りしなかったそうだ。「自分たちの中ではタインさん一択で、他社さんと比較する発想はなかったですね。建築士さんと直接会話できる点も大きな魅力でした。こだわりがたくさんあるとは言え、私たちは建築の素人なので、その場でやれる・やれないを教えてくれたり、できない場合の代案を提案してくれるのが有難い。こちらの意見を尊重しながらも、一緒に盛り上がって、実は引っ張ってくれる。そんな心地よさが決め手になりました」と話す。
今回のお家は自分の提案を押し出すのではなく、ご夫婦の想いをしっかりと受け止め、形にすることを意識しました。お二人の発想はとても柔軟で、私が持つ家づくりの先入観やセオリーを軽々と超えてきました。例えばLDKの中に洗面コーナーを配置するプラン。ずっと建築に携わってきた私にはなかなか思いつかないプランで、当初お伺いした時は少しだけ葛藤がありました。洗面コーナーは見せ場の一つなので、一般的にはLDKと一緒にすることはありません。けれども夫人がメイクをしやすかったり… 続きを読む
今回のお家は自分の提案を押し出すのではなく、ご夫婦の想いをしっかりと受け止め、形にすることを意識しました。お二人の発想はとても柔軟で、私が持つ家づくりの先入観やセオリーを軽々と超えてきました。例えばLDKの中に洗面コーナーを配置するプラン。ずっと建築に携わってきた私にはなかなか思いつかないプランで、当初お伺いした時は少しだけ葛藤がありました。洗面コーナーは見せ場の一つなので、一般的にはLDKと一緒にすることはありません。けれども夫人がメイクをしやすかったり、お子さんの歯磨きを手伝いやすかったり、聞けば聞くほどメリットが多くて・・・。実際暮らされてみると、キッチンが塞がって水を使えない時に洗面でさっと手を洗えたり、思ってた以上に重宝されているそうです。Aさんのアイデアもユニークなものでした。2階のランドリールームと1階の脱衣室をつなぐランドリーシューターを設け、洗濯物をポイポイ落とすプラン。これで2階から1階に洗濯物を持ち運ぶ手間を省けます。「面倒くさがりなだけですよ(笑)」とおっしゃっていましたが、なかなか思いつかないプランです。私自身も初めての経験ばかりで、おかげでプランの引き出しが増えました。すみずみまでこだわり抜いた住まいで、これからたくさんの思い出を積み重ねていただきたいですね。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 121.22m2 (36.6坪) |
敷地面積 | 124.26m2 (37.5坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 3,900万円~3,999万円 |
竣工年月 | 2024年4月 |
住所 | 東京都小平市鈴木町1-472-40 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
東京都小平市鈴木町1-472-40
LDKはダイニングとリビングの間に腰かけられる段差を設け、空間にメリハリを加えた。プラン段階では小上がりのタタミスペース案もあったが、長期的な視点でフラットな空間に。おもちゃスペースをいずれはワークスペースとして使えるように、可変性を持たせ、柔軟に対応できるようにしている。汚れが気になるキッチンとダイニングの床材は、黒のフロアタイルを採用。一方リビング側は木のフローリングを選び明るさを確保した
隣家と被らず汚れも目立ちづらいオリーブ色の外観。ぬくもりと独特の質感を与える、塗り壁仕上げにこだわっている。目隠しとなる門柱も同じく塗り壁に。家族のプライバシーを守るのはもちろん、一時的にごみを隠して置けたりと機能にも優れている
テレビ背面のアクセントとして取り入れたのは、調湿性に優れた天然素材由来の建材「モイス」のパネル。すべてが均等サイズで収まるように、赤秀さんはパネルと目地のサイズをミリ単位で計算。それを受けた職人は、一枚一枚、手で削っていったそう。「パネルは幅296ミリ、目地は1.1ミリでお願いしました。内心は『300ミリ、1ミリにしてよ』って思っていたんじゃないかな(笑)。ですがすごく頑張ってくれて、現場も盛り上がりました」(赤秀さん)
キッチンは「グラフテクト」の白を選んだ。上から下まで白一色のキッチンは、ありそうで意外とないのだそう。「飽きずに長くつきあえるのは白かなと。汚れたらすぐ気がつくのもいいですね」と夫人。同じ「グラフテクト」の背面棚には上部にスペースを設け、夫人が厳選したアイテムを飾れるようにしている。奥はパントリーを備えており、天井めいっぱいまでスペースを活かした
リビングの端にさりげなく吹き抜けを設置。コンパクトでありながら存在感は抜群で、これがあるだけで開放感が全く違うという。吹き抜け上部には室内窓が設けられており、爽やかな光が取り込まれている。「ソファの端っこに座って吹き抜けを見上げると、光がキレイに差し込んでいて『いいなぁ』としみじみ感動します」と夫人。コンパクトな吹き抜けのプランは、同社のモデルハウスを参考にしたそう
キッチンからはLDKを一望。「家の中に死角を作りたくなかった」という夫人のオーダー通り、家事をしながらお子さんの様子を見守れるレイアウトになっている。左側の扉は階段下を活かしたリビング収納になっており、掃除機や普段使いのあれこれをたっぷりしまっておける
既製品の鏡や洗面器、職人手作りの引き出しやボックス、そして夫人が選定したタイルを組み合わせて作った、オリジナルの洗面コーナー。タイルのレイアウトは元デザイナーの夫人が担当した。自然光でメイクができるように、朝の光が入る東側に配置。また家族が並んで使えるゆったりとしたサイズで作られている
リビングとフラットに繋がる囲い庭は、隣家との間に高さ3mの壁を設置しているため、中庭のようにプライバシーが守られ、視線を気にせずのびのびと過ごすことができる。限りなく白に近いグレーの壁はプロジェクターになり、開放的なホームシアターとしても楽しめる。土間の一角には夫人が選んだ植栽が施されていて、室内で緑を眺めながらリラックスした時間を過ごしているそう
2階のホールに設けたAさんの書斎スペース。「1人で部屋に籠らず、家族と空間を共有する感じがいいんです」とAさん。ここでテレワークをしていると、外から帰ってきたお子さんが「ただいま」と声をかけに来るのも日常の風景だ。造作のベンチは引き出し収納になっており、細かいものを整理してしまっておくことができる
Rの壁が印象的な玄関土間は夫人のイメージを形にしたもの。季節の植物や照明などのアレンジで違った雰囲気を演出できる。実用性も兼ね備えており、例えば傾斜をつけた横長の土間は、スペースを最大限に活用でき、ゆったり生活できるとのこと。「以前のマンションは小さい玄関だったので、お出かけの時は家族が順番に靴を履いていました。今はみんな同時に履けるので出発がスムーズです」と夫人。他にもフレキシブルに使える扉のないシューズクロークや、お子さんが着たい服を自分で選べるコートクロークなど、様々なアイデアを詰め込んだ
2階のランドリールームは、洗濯から乾燥までを一括で行える便利な空間。家族の服はそのまま隣のファミリークローゼットへ。そしてタオルや下着類は、Aさんのアイデアで作ったランドリーシューターを通って1階の脱衣室へ。夫人はこの空間が大好きで、洗濯物が乾くまでの間、本を読んで過ごすこともあるという
1階の脱衣室。2階のランドリーシューターから洗濯物を落とすと、このかごに入るようになっている。床材は温泉などで使われるボロンフロアタイルで、汚れに強くサラッとした足触りが特徴
2階にあるファミリークローゼット。ランドリールームのすぐ隣に配置しているため、乾いた洗濯物をそのまま掛けてしまうことができる。来客時にサッと物を隠せる広々サイズも魅力的だ。クローゼットの上部には小屋裏収納を設けており、脚立を使って出し入れが可能。スーツケースやクリスマスツリーなど、使用頻度が限られるアイテムをしまっている
階段と2階フロアの間には、木とガラスを組み合わせた造作扉を設けている。1階で稼働しているエアコンの空気が2階に漏れることがなく経済的だ。また2階で仕事をしていても、階下の音が遮断されるため作業に集中できる
2階の手洗いコーナーはコンパクトながら実に多用途。トイレの後だけでなく、加湿器の水の入れ替えやつけ置き洗いなど、日常のさまざまなシーンで便利に使うことができる
トイレには木調のアクセントウォールを採用。シンプルなグレーの床は木目とも相性が良く、全体のデザインを引き締めつつ、モダンで落ち着いた印象をつくり出している