Hさんの留学に伴い、家族での渡米を控えていたHさん一家。帰国後の住まいは、自分たちのこだわりをたっぷり詰め込んだ注文住宅にしようと、日本にいるうちに家づくりをスタートした。購入した土地は28.8坪のいわゆる“狭小地”。隣家との距離も近く、外の視線も少し気になるところだった。「広い土地ではないので『どうしたら広く・明るく感じられるか』を考えていました。自分なりに色々と調べて行き着いたのが、“坪庭”の存在。家の真ん中に配置した坪庭を“コの字”で囲むことで、家じ… 続きを読む
Hさんの留学に伴い、家族での渡米を控えていたHさん一家。帰国後の住まいは、自分たちのこだわりをたっぷり詰め込んだ注文住宅にしようと、日本にいるうちに家づくりをスタートした。購入した土地は28.8坪のいわゆる“狭小地”。隣家との距離も近く、外の視線も少し気になるところだった。「広い土地ではないので『どうしたら広く・明るく感じられるか』を考えていました。自分なりに色々と調べて行き着いたのが、“坪庭”の存在。家の真ん中に配置した坪庭を“コの字”で囲むことで、家じゅうに光を届けられるのではと思ったんです。玄関と一体感が生まれ、実際以上に奥行きや広がりを感じられる点も気に入っています」とHさん。また夫婦ともにリモートワークが中心なので、それぞれのワークスペースも計画。地下室の雰囲気を好む夫人は、スタイリッシュな土間スペース。少し飽きっぽいというHさんは、こもり感のある2.5畳の専用書斎に加え、リビングの窓際やダイニングの造作カウンター、そして坪庭。その日の気分に合わせて、好きな場所でパソコンを開くことができる。「建築士の中山さん、三浦さんはこちらの要望を丁寧に受け止めつつ、+αの提案もしてくれました。時には『これはおススメしません』と言いづらいことも言ってくれたので、安心して相談することができました」(Hさん)
家の真ん中に坪庭を配置した「コの字型」のプラン。坪庭から取り込まれる光が家の隅々まで行き渡り、室内を明るく照らしてくれる。生活動線にもこだわっており、寝室にあるパジャマを持ってそのまま隣のバスルームに直行できるので便利
家の真ん中に坪庭を配置した「コの字型」のプラン。坪庭から取り込まれる光が家の隅々まで行き渡り、室内を明るく照らしてくれる。生活動線にもこだわっており、寝室にあるパジャマを持ってそのまま隣のバスルームに直行できるので便利
リビング、ダイニング、キッチンのすべてが坪庭の吹き抜けに面しているため、プライバシーを守りながら採光を実現。それぞれの空間がほどよく独立し、たくさんの居場所が生まれている。ロフトはリビングの固定階段を使ってアクセス。また屋上は外階段で繋がっている
リビング、ダイニング、キッチンのすべてが坪庭の吹き抜けに面しているため、プライバシーを守りながら採光を実現。それぞれの空間がほどよく独立し、たくさんの居場所が生まれている。ロフトはリビングの固定階段を使ってアクセス。また屋上は外階段で繋がっている
ロフトは約4畳。収納スペースとしてだけでなく、過ごしやすい日はここで眠ることもあるそうだ。外階段で繋がる屋上はHさんの憧れを形にしたもの。家族憩いのスペースとして豊かな時間を過ごせる
ロフトは約4畳。収納スペースとしてだけでなく、過ごしやすい日はここで眠ることもあるそうだ。外階段で繋がる屋上はHさんの憧れを形にしたもの。家族憩いのスペースとして豊かな時間を過ごせる
不動産会社からTAINN DESIGNを紹介されたHさん。数社を検討するも、さほど迷わず同社を選んだそうだ。「中山さんのプランは要望がきちんと反映されていましたし、タインさんのモデルハウスを見る限りデザインも好みでした。また私の地元にも近く、親が誠賀建設さん(TAINN DESIGNの母体)を知っていて。地域で認知されている点も安心できました」とHさん。近く海外への引っ越しを控えていた家族は、中山さん、三浦さんと家づくりに没頭。夜遅くまでSNSや本でアイデ… 続きを読む
不動産会社からTAINN DESIGNを紹介されたHさん。数社を検討するも、さほど迷わず同社を選んだそうだ。「中山さんのプランは要望がきちんと反映されていましたし、タインさんのモデルハウスを見る限りデザインも好みでした。また私の地元にも近く、親が誠賀建設さん(TAINN DESIGNの母体)を知っていて。地域で認知されている点も安心できました」とHさん。近く海外への引っ越しを控えていた家族は、中山さん、三浦さんと家づくりに没頭。夜遅くまでSNSや本でアイデアを探したり、説明資料をまとめたりと大忙しだ。夫婦で頑張った甲斐もあり、予定通りに主なプランは完成、あとは施工を待つばかり…のはずだった。「米国での生活が落ち着き少し余裕が生まれると、いろいろ気になりだして。コンセントの位置、クロスやフローリングの色、窓枠の種類など。プランには満足していたはずなのに(やっぱり〇〇にすれば良かった)が無限に出てくるんです。三浦さんに相談したのはダメもとでしたが、結果的にほぼ100%叶えてくれました。私たちの心変わりに応えるため、裏側で現場監督さんや電気屋さんに掛け合ってくださったり…本当に感謝しています。私のように細かいこだわりがある家づくりは、納得できるまで直接建築士さんと話せるタインさんでなければ、きっと実現できなかったと思います」(Hさん)
お客さまの多くは、SNSのビジュアルを使ってご自身のイメージを伝えてくださいます。お仕事の合間に、お子さんが寝た後に。果てしない「お気に入りのビジュアルを探す&ストックする」の作業。「楽しい反面、すごくしんどかった」と当時を振り返る方も少なくありません。自分の“好き”を探すだけでも、ものすごい時間と労力です。ですからHさん自作の「建築士へのプレゼン資料」を中山から引き継いだ時、本当に驚きました。15枚以上もの資料には、土地や家族の情報はもちろん、間取りや配… 続きを読む
お客さまの多くは、SNSのビジュアルを使ってご自身のイメージを伝えてくださいます。お仕事の合間に、お子さんが寝た後に。果てしない「お気に入りのビジュアルを探す&ストックする」の作業。「楽しい反面、すごくしんどかった」と当時を振り返る方も少なくありません。自分の“好き”を探すだけでも、ものすごい時間と労力です。ですからHさん自作の「建築士へのプレゼン資料」を中山から引き継いだ時、本当に驚きました。15枚以上もの資料には、土地や家族の情報はもちろん、間取りや配線の希望なども事細かく記載。“南側ではなく、坪庭を設けて北側から採光”などプロ顔負けのアイデアが含まれていたり、どれだけ情報収集に時間を費やされたのだろう…と思いました。Hさんの中にはすでに明確なプランがあったので、私の役割は認識の齟齬なく形にすること。「こんなにコンセントが多い家は初めて」と電気屋さんが唸るぐらい配線計画のこだわりも強かったので、書き込みでどんどん複雑になっていく図面とも格闘しながら慎重に進めていきました。時差がある中でのオンラインミーティングや、とんでもなく深い時間に送られてきた企画書クオリティの資料。今回誰よりも汗をかいていたのは、間違いなくHさんです。その結果、こんな素敵なお家ができたのではないでしょうか。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 80.19m2 (24.2坪) |
敷地面積 | 95.23m2 (28.8坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,881万円 |
竣工年月 | 2023年3月 |
住所 | 東京都小平市鈴木町1-472-40 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
東京都小平市鈴木町1-472-40
トップライトからの光や借景が心地よいリビング。家族のオーダーに応えた壁一面の本棚&ワークスペースは、三浦さんが何枚も図面を描き直した“作品”に等しい。本だけでなく雑貨や植物などを自由に飾って、ギャラリーのような雰囲気に
モルタル吹付けとサイディング、木を組み合わせた外観は、同社のモデルハウスを参考にした。庭の駐車スペースはタイヤ跡が目立ちづらい「洗い出し」、家族が歩くアプローチ部分は柔らかい「ゴムチップ」と、目的ごとに素材を使い分けている
リビングに設置したタタミの小上がりは、子どもの遊び場やお昼寝の場に最適。床下スペースも無駄なく活用しており、ロボット掃除機の基地や、壁掛けテレビにつながるプレイヤーが収まる造作棚、おもちゃや文房具などがすっきり片付く約2畳の引き出し収納も備えている
ダイニングには、壁で囲まれたコンパクトなワークスペースを設けた。今はHさんがリモートワークで使っているが、いずれ子どもの宿題スペースにする予定だ。奥のリビングとは木製ルーバーで緩やかにゾーニング。キッチンで作業をしながら、ルーバー越しに子どもの様子をうかがうことができるので安心だ。右側に見えるのは屋上にアクセスできる外階段
シックにまとめたキッチン。三浦さんが提案した木調の折り下げ天井は「落ち着いた雰囲気になるだけでなく、他のエリアの天井が高く感じられます」とHさんに好評。また冷蔵庫の上の空いたスペースを活かして、キッチンペーパー専用の棚を造作している
ダイニングに隣接するHさんの書斎。オンライン会議中は、室内のスイッチで入口の「ON AIR」が点灯する仕掛けだ。アクセントになっているブルーグレーの扉は、北欧デザインが好きな夫婦に三浦さんが提案したもの
Hさんの書斎は、濃紺の壁紙と木調の天井で落ち着いた雰囲気に。2.5畳ほどのコンパクトサイズだが、このこもり感が良いとのこと。借景の緑で仕事中もリフレッシュできる
Hさんこだわりの坪庭。家の真ん中に配置することで、家じゅうに光が取り込まれる。たまに気分を変えて、ここでリモートワークすることもあるそうだ
屋上に憧れていたHさん。「テーブルとイスが2つ置ければ充分。それだけで豊かな気持ちになります。ここでビールを飲むのが最高の贅沢です」(Hさん)
玄関に隣接する土間は、夫人のリモートワーク専用スペースになっている
坪庭に面する窓から優しい光が差し込む寝室。壁の四隅にはキャットウォークをイメージした飾り棚を造作しており、近い将来、電車が好きな子どものためにぐるっと鉄道模型を飾る予定だとか。グレーのアクセントクロスは三浦さんが提案した
「玄関を開けた時に暗いのがイヤだった」とHさん。室内に入ると坪庭から光が差し込み、心地よい開放感に満ちている。また視線が抜けることで、奥行きと広がりも感じられる
廊下のスペースを有効活用した洗面エリア。三浦さんが設計した造作の洗面台は、日々使いやすさを実感しているそう。「収納かごがぴったりと収まる棚はもちろん、タオル掛けの位置一つにしても『なるほど!』と感動します。何気ない一つ一つのプランが、すべて計算されているのだと思います」とHさん
洗濯機や収納ボックスのサイズに合わせて、ぴったりと収まる棚を造作。生活感までもすっきり収納できる。ガスコンセントもあり、将来はガス衣類乾燥機が設置できるように設計されている
玄関は間接照明やニッチでアクセントをプラスした
扉を開けると階段下を活かしたシューズインクローゼット。靴だけでなく子どもの自転車やヘルメット、Hさんの電動キックボードなどもすっきりしまっておける。まだまだ余裕はあり想像以上の収納力だ
トイレは爽やかなブルーのクロスを採用。使用中は人感センサーが作動して、15分間音楽が流れるという。こちらはHさんのアイデアで、このようなユニークな仕掛けが家じゅうに散りばめられている
屋上はLDKから外階段でアクセス。真下は坪庭になっている。ちなみに正面に位置するのはロフトスペース