建築地は、大阪市内にあるご実家。大阪の中心部に位置する建築地は、古い町並みの中にも周りにポツポツとビルが建ち、異なった時代が共存するような不思議な雰囲気をもった町並みの中にありました。西向きの建築地は、南隣地に２階建て住宅が建っており、その条件下の中で南からの日照確保を検討していくことになった。プランニングでは、１階を親世帯、２階、３階を子世帯として配置。１階へ光を届けるために、家の南側にコの字型に囲うように中庭を設け、柔らかく降り注ぐ光の道を設けた。２階… 続きを読む
建築地は、大阪市内にあるご実家。大阪の中心部に位置する建築地は、古い町並みの中にも周りにポツポツとビルが建ち、異なった時代が共存するような不思議な雰囲気をもった町並みの中にありました。西向きの建築地は、南隣地に２階建て住宅が建っており、その条件下の中で南からの日照確保を検討していくことになった。プランニングでは、１階を親世帯、２階、３階を子世帯として配置。１階へ光を届けるために、家の南側にコの字型に囲うように中庭を設け、柔らかく降り注ぐ光の道を設けた。２階、３階は広々とした空間を吹き抜けでつなぎ、同じ時間を共有できる家として提案。お住まい後には南側隣家が解体され、新たに駐車場に。より暖かく快適にお住まい頂けるようになりました。世代を超えて住み継いでいくことのできる２世帯の家。共有する時間と空間が、新たな価値を作り出す。
テレビ背面は和室があり、引き戸が閉まるようになっている。部屋の雰囲気にあった木の造作扉。
テレビ背面は和室があり、引き戸が閉まるようになっている。部屋の雰囲気にあった木の造作扉。
元々この土地に実家があり、4、5階建てのビルだった。3階に居住スペースがあり、ご主人はそこで育ったとのこと。ご主人が独立して近くのマンションに住むことになってからも、ご両親はそこに住んでいたが、年を重ねるごとに階段で3階まで上がることが大変に。老朽化も進んでおり、ご両親がこのビルに住み続けるのは厳しい状況だったので、その土地で1階に両親、その上に僕たちが住めるような二世帯住宅を建てようという話になったとのこと。社長の羽柴仁九郎と同級生ということもあり、タイ… 続きを読む
元々この土地に実家があり、4、5階建てのビルだった。3階に居住スペースがあり、ご主人はそこで育ったとのこと。ご主人が独立して近くのマンションに住むことになってからも、ご両親はそこに住んでいたが、年を重ねるごとに階段で3階まで上がることが大変に。老朽化も進んでおり、ご両親がこのビルに住み続けるのは厳しい状況だったので、その土地で1階に両親、その上に僕たちが住めるような二世帯住宅を建てようという話になったとのこと。社長の羽柴仁九郎と同級生ということもあり、タイコーさんの家づくりについては以前から知っていた。良い家をつくっているな、いつか家づくりを任せたいなと、漠然と思っていたとのこと。ご主人自身、具体的に自分の家をどうしたいという構想は特になかったけれども、大手でも2社ほどプランを提案してもらい、同じ土地でも設計士それぞれの設計思想によって、異なった空間づくりを見ることが出来て面白かった。その中でも自由度の高い設計に惹かれて、タイコーさんにお願いすることにした。
都市部での二世帯住宅の建築ということで、プライバシーを守りつつ開放的な空間になるような間取りを計画。３Dで敷地・周辺環境を再現して日照シミュレーションを行い、冬でも暖房を使わずに温かい室内を実現できるよう日照確保を検討していくことになった。プランニングでは、１階を親世帯、２階、３階を子世帯として配置。２階、３階は広々とした空間を吹き抜けでつなぎ、同じ時間を共有できる家として提案した。
都市部での二世帯住宅の建築ということで、プライバシーを守りつつ開放的な空間になるような間取りを計画。３Dで敷地・周辺環境を再現して日照シミュレーションを行い、冬でも暖房を使わずに温かい室内を実現できるよう日照確保を検討していくことになった。プランニングでは、１階を親世帯、２階、３階を子世帯として配置。２階、３階は広々とした空間を吹き抜けでつなぎ、同じ時間を共有できる家として提案した。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 225.48m2 （68.2坪） |
| 敷地面積 | 140.17m2 （42.4坪） |
| 工法 | 木造軸組（耐震構法SE構法） |
| 本体価格 | 3,366万円 |
| 竣工年月 | 2019年5月 |
| 住所 | 大阪府東大阪市鴻池本町6番32号 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO（スーモ）を見て」とお伝え下さい。
大阪府東大阪市鴻池本町6番32号
定休日：水曜日
家の正面は素材感のある仕上げを施し、周辺環境になじませた。ビルトインの駐車場には木目カラーのシャッターを採用し、硬い印象を与えないようにしている。２階・３階のバルコニーや玄関などのラインを揃えつつ、庇を出して奥行きをつくることで、洗練され、かつ表情のある外観となっている。南面には庭やベランダから植物の頭がひょっこり覗く。
東西へ視線の広がる開放的な大空間のLDK。キッチン、ダイニング、リビング、和室がひとつなぎになっている空間は吹き抜けの大きな窓からたっぷりと注ぎ込まれる優しい太陽の光に満たされている。窓を開ければ心地よい風が吹き抜ける。
カジュアルモダンテイストでまとめた2階は、ビンテージものがお好きなご主人のセンスが光る空間となっている。床には無垢フローリングを使用し、それの色味と合わせたインテリア。南面に集中して設けた窓はサッシを黒にすることで空間を引き締める。
2階のリビングは南面に最大限の開口・吹き抜けを設けることで明るく開放的な空間に。リビングと言えば掃き出し窓、というイメージを崩して、様々な種類の窓を組み合わせた。観葉植物を手入れすることが趣味であるご主人は２階ベランダや窓辺に植物を並べ、癒しの時間をリビングで過ごしている。
毎日向かう場所なら、料理を楽しめるキッチンに。キッチン周りにはタイルをあしらい空間のアクセントになっている。少しでも家事へのネガティブな気持ちを取り除けるように、家事動線や設備機器のお打ち合わせは念入りに行った。壁面・天井面には漆喰を採用し、柔らかい光が空間を包み込む。階段の手摺は木の温かみを活かした縦格子を採用。
１階へ光を届けるために、家の南側にコの字型に囲うように中庭を設け、リビングにも書斎にも寝室にも光と風を取り込む。お住まい後には南側隣家が解体され、新たに駐車場に。より暖かく快適にお住まい頂けるように。
1階はLDKが備わったお施主様のご両親の居住スペース。シンプルな内装で、また2階とは違った雰囲気。コの字の中庭からは太陽光があふれ、緑の揺らめきを楽しむことができる。毎日のようにお子様は１階へと遊びにいかれるのだとか。
漆喰の壁に落ち着いた色味のブルータイルが敷き詰められたカジュアルなトイレ。上部から柔らかく差し込む日の光によって漆喰が優しく輝く。トイレと言えば日照や明るさについてなかなか検討されない部分だが、漆喰は光を四方に反射するため比較的明るい空間になる。
ライトグレーのシンプルな床に、ビタミンカラーの色鮮やかなタイルを使用した洗面室。広い面積には使いづらい色かと思われるが、洗面やトイレなどの比較的狭い空間には使いやすい。奥さま曰く、デザインも品質も良く、楽しみながら家事ができるとのこと。
約7坪のビルトインガレージの内部。車を1台駐車しても十分な駐輪スペースが確保できる。二世帯住宅ということで玄関が2つに分かれている。駐車場内部も吹付塗装を行っており、木調の玄関扉や棚を設けている。
南面外観。計画前、南側には２階建て住宅が建っていたがコインパーキングに。周辺環境の変化をできるだけ予測し、プライバシーを守れるような建物・窓配置にこだわっている。
２階リビングに面したバルコニーからは枝葉が見える。都市部でも緑と暮らすことができるように中庭の提案や、鉢植えの提案などをしている。
玄関は木目のデザイン。温かみのある外壁色と相性抜群。
中庭にはフェンスがついてあるので外部からの視線も気にならない。
階段の手摺は木の温かみを活かした縦格子を採用。
キッチン周りにはタイルなど様々な素材を組み合わせてオシャレな空間に。
大きな吹き抜け・窓のあるリビングは明るくて開放的。居心地が良いと家族が自然とリビングに集まり、一人で部屋を過ごすよりも、家族一緒に過ごす時間が長くなる。
テレビ背面は和室があり、引き戸が閉まるようになっている。部屋の雰囲気にあった木の造作扉。
テレビの奥にある和室。畳は正方形かつ色味も淡くなっておりモダンな空間になっている。
３階の階段ホールにはぎっしり文庫本が入る本棚が配置されている。
