端正な塗り壁の平屋。玄関の引き戸を開けると、木の香りに満ちたゆったりした空間に迎えられる。桜の絵画が飾られた隣に、桜柄のガラスをはめ込んだ木の建具。「もとの家にあった古い建具のガラスを再利用してもらったんです」とNさんは語る。LDKに足を踏み入れると、屋根の形状を生かした高い天井が開放的で快適。太い梁や檜の床、杉で造作したカウンターや建具など、様々な木の表情が織りなす中に、和室のブルーの壁がモダンなアクセントになっている。このブルーは何度も調合し、Nさんが… 続きを読む
端正な塗り壁の平屋。玄関の引き戸を開けると、木の香りに満ちたゆったりした空間に迎えられる。桜の絵画が飾られた隣に、桜柄のガラスをはめ込んだ木の建具。「もとの家にあった古い建具のガラスを再利用してもらったんです」とNさんは語る。LDKに足を踏み入れると、屋根の形状を生かした高い天井が開放的で快適。太い梁や檜の床、杉で造作したカウンターや建具など、様々な木の表情が織りなす中に、和室のブルーの壁がモダンなアクセントになっている。このブルーは何度も調合し、Nさんが希望した色合いを再現したものだという。「すっきり暮らせるように、収納スペースを十分に」「車椅子でも生活しやすいバリアフリーの設計」などの要望も実現。キッチンの壁面収納は大工が木で手づくりし、収納力と懐かしいデザインを両立させた。併設のパントリーは調湿性の高い板張り壁で、使い勝手のいい棚も設けている。広めにとった洗面室には、木とタイルの造作洗面台を設置。大きめのシンクが重宝だ。庭に面した窓には、ベッドから庭を眺めるのにちょうどいい雪見障子をオリジナルでつくるなど、職人の技が光っている。木の癒し効果と、手仕事の温もりと、こまやかな心遣い。優しさに満ちた住まいができ上がった。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
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延床面積 | 97.71m2 (29.5坪) |
敷地面積 | 290.21m2 (87.7坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,000万円~2,499万円 |
竣工年月 | 2021年4月 |
住所 | 大阪府阪南市黒田315-2 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
大阪府阪南市黒田315-2
定休日:年中無休
平屋の屋根の形状を生かした高い天井が、開放感と広がりを生む。床は艶やかで肌触りのいい檜、壁は漆喰。和室の壁も塗り壁で、色を何度も調合してイメージ通りのブルーをつくった
夫婦2人の暮らしに合わせたコンパクトな平屋。通りに面した窓は小さくし、玄関も縦格子でほどよく目隠しした。シラスの塗り壁と淡路瓦の屋根が風合い豊か
古い建具の桜柄のガラスを再利用した木の建具と、大切な桜の絵画が印象的に出迎える玄関。収納の扉も杉で造作し、入った途端に豊かな木の香りに包まれる
産地の山で丸太を直接買い付け、製材して梁や柱、床材や造作建具など様々に活用。色合いの異なる杉を意匠として生かしたカウンターの扉など、木を知り尽くした工務店ならではの技が光る
壁は調色して好みの色合いを出した塗り壁、床の間の壁は和紙。天井は「笹杢」という木目の美しい希少な材を川口社長が選んで張った
和室の入口には格子の三枚引き戸を設置。閉めると独立した部屋になり、リビングの眺めもすっきりしている。引き戸は開けるとすべて壁の中に引き込める設計
キッチンに立つと開放的なリビングから庭まで見渡せ、快適に作業ができる。カウンターの天板にはNさんが厚みに驚いたという無垢の一枚板を使った
キッチンの壁面収納は耳付きの一枚板を使い、懐かしさを感じるデザインに。併設のパントリーはたっぷり収納できる広さにし、板張り壁にして調湿性を高めた
造作の洗面台は大きめの実験用シンクやシャワー水栓で使い勝手よく。ニッチの中にもモザイクタイルを貼った。木の引き戸には桜柄のガラスを再利用
玄関は3枚引き戸にして開口を広くし、ポーチも広めにするなど車椅子使用に配慮した設計。縦格子や板張りの軒天が和テイストと木の温もりを醸し出す