家づくりの本を読んだり、セミナーに参加したりして勉強し、「自然素材の家を建てたい」と希望したYさん。雑誌「SUUMO注文住宅 大阪で建てる」で川口建設を知り、訪問された。「新建材やクロスは一切使わず、国産の無垢材や天然の塗り壁、断熱材を使いたいと、素材に細かくこだわる私たちの思いを川口社長は理解し、力強く『やりましょう』と言ってくださったんです」。実直で駆け引きのない社長の人柄を感じ、木材が山積みされた倉庫や作業場での製材風景も見学して、「ここなら信頼がお… 続きを読む
家づくりの本を読んだり、セミナーに参加したりして勉強し、「自然素材の家を建てたい」と希望したYさん。雑誌「SUUMO注文住宅 大阪で建てる」で川口建設を知り、訪問された。「新建材やクロスは一切使わず、国産の無垢材や天然の塗り壁、断熱材を使いたいと、素材に細かくこだわる私たちの思いを川口社長は理解し、力強く『やりましょう』と言ってくださったんです」。実直で駆け引きのない社長の人柄を感じ、木材が山積みされた倉庫や作業場での製材風景も見学して、「ここなら信頼がおける」と依頼を決めたそう。施工中は大工や職人との交流も盛んに。「みんないい人で、楽しそうに木の話をしてくれるので、現場を訪問するのがとても楽しみでした」。完成した家は火山灰シラスの外壁に淡路瓦の大屋根の、ゆったりした平屋。内部は龍神材の構造に檜や杉の床、地松の建具など、すべて国産材を使用し、納戸の中まで板張りに。カウンターの垂れ壁に曲がった木を使ったり、床の間周辺に松・竹・梅の木を使うなど、遊び心もきかせている。塗り壁には左官職人の技が光り、断熱材はエコロジカルなセルロースファイバー。木と自然素材でつくり上げた家だ。「木の香りに癒され、木は生きていると実感しています。大切に住み続けたい家です」と穏やかに語るYさんである。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 117.60m2 (35.5坪) |
敷地面積 | 236.06m2 (71.4坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,200万円 |
竣工年月 | 2011年5月 |
住所 | 大阪府阪南市黒田315-2 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
大阪府阪南市黒田315-2
定休日:年中無休
リタイア後の暮らしを考えて建てた、ほどよいサイズ感の平屋。淡路瓦の大屋根が美しい。火山灰シラスが原料の外壁は風合いがよく、お手入れがラクで耐久性の高さも魅力
LDの床は30mmもの厚みがある無垢の杉材、壁は調質作用のある火山灰シラスを左官仕上げに。竜神杉の丸太梁が力強い。キッチンはカウンターと垂れ壁で内部を適度に隠し、和室は障子を閉めれば独立した客間になる
キッチンに立つと自然素材の温かな表情が心を和ませ、ダイナミックに並ぶ梁が目を楽しませる
梁は和歌山県龍神村で買い付けた杉を、丸太のまま使ったもの。カウンターはトチの一枚板を、川口社長が削って仕上げた。垂れ壁は曲がった木を活用してアーチに
天井の一部を備長炭入りの塗り材で仕上げて、本格的な設えの和室にモダンなアクセントを。床の間周辺には松・竹・梅の3種の材を使用した
玄関の床は艶やかで格調高い節無しの檜。壁面にはたっぷりの収納を造り付け、扉は杉材で造作。和室へ通じる障子は地松で造作した
赤い塗り壁が料亭のような趣のトイレ。収納付きのカウンターを木で造作し、信楽焼の手洗いボウルを設置した
個室や納戸の引き戸は色違いの和紙入りシートをはめ込んでオリジナル造作。流木を使った取っ手も温かみがあって個性的
水回り入口の引き戸は、Yさんが見つけたこだわりのステンドグラスをはめ込んでオリジナル造作
2つの個室の間仕切りは引き戸にし、行き来しやすい設計に。壁面のクロゼットの扉も木で造作して温かみのある雰囲気に