モダンで美しいファサードが印象的なTさんの平屋は、南面から眺めると雁行型の設計(各スペースを斜めにずらして配置する設計)になっているのが面白い。入り組んだ三角形の敷地を余すことなく活用したT邸は、「変形地の設計はさらにワクワクする」というグランハウスの設計士の実力が発揮された実例といえそうだ。Tさんは住まいづくりにあたり、「プライベート感の高い平屋で、4つの洋室と客間となる和室がほしい、子ども室はLDKを通る動線に」と理想の暮らし方を設計士に要望。ホテルラ… 続きを読む
モダンで美しいファサードが印象的なTさんの平屋は、南面から眺めると雁行型の設計(各スペースを斜めにずらして配置する設計)になっているのが面白い。入り組んだ三角形の敷地を余すことなく活用したT邸は、「変形地の設計はさらにワクワクする」というグランハウスの設計士の実力が発揮された実例といえそうだ。Tさんは住まいづくりにあたり、「プライベート感の高い平屋で、4つの洋室と客間となる和室がほしい、子ども室はLDKを通る動線に」と理想の暮らし方を設計士に要望。ホテルライクな落ち着きのあるインテリアにも憧れていたという。設計士は、LDKや和室、洋室をずらして配置することでお互いの視線を遮り、プライベート感を見事に実現。キッチンや水回りを通り抜ける回遊動線を設けて、家事ラクにも配慮した。さらに特筆すべきは、他とはひと味もふた味も違うインテリア。リビングに採用した石張りのアクセントウォールは天井にかけて曲線を描き、ラグジュアリーな表情を堪能できる。玄関の壁も石張りにして重厚感を高めつつ、白・グレーをバランスよく配して明るさを醸し出しているのが見事だ。「どこで建てたの?」とつい聞きたくなる、唯一無二の平屋が完成した。
箱をずらして配置するような雁行型の設計は、窓を多く取れるので光や風を取り込みやすく、目の前の庭を中庭のように使えるメリットがある。3つの洋室はLDKを必ず通る動線にして家族のコミュニケーションを深め、水回りを通る裏動線で日々の家事をスムーズに。客間となる和室は玄関から直行できるようにした
箱をずらして配置するような雁行型の設計は、窓を多く取れるので光や風を取り込みやすく、目の前の庭を中庭のように使えるメリットがある。3つの洋室はLDKを必ず通る動線にして家族のコミュニケーションを深め、水回りを通る裏動線で日々の家事をスムーズに。客間となる和室は玄関から直行できるようにした
デザイン性の高い住まいづくりを求めて、グランハウスの相談会へ来場したTさん。当初40坪ほどの候補地を考えていたが、理想とする平屋を叶えるために、設計士のアドバイスを受けながら土地探しを始めたという。広さを優先して見つけたのが、今の土地。ほぼ三角形に近い土地で、一部の境界線が入り組んでいるため、長方形の家を建てると必要以上の庭ができてしまう。難易度の高い土地かと思われたが、設計士が描いたファーストプランは変形地の難しさがむしろ魅力に変貌。個性あふれるプランに… 続きを読む
デザイン性の高い住まいづくりを求めて、グランハウスの相談会へ来場したTさん。当初40坪ほどの候補地を考えていたが、理想とする平屋を叶えるために、設計士のアドバイスを受けながら土地探しを始めたという。広さを優先して見つけたのが、今の土地。ほぼ三角形に近い土地で、一部の境界線が入り組んでいるため、長方形の家を建てると必要以上の庭ができてしまう。難易度の高い土地かと思われたが、設計士が描いたファーストプランは変形地の難しさがむしろ魅力に変貌。個性あふれるプランに満足したTさんは、その提案力に魅かれて同社にお任せすることにしたとか。変形地は土地コストを抑えやすいこともあり、Tさんはその分、建物のデザインに注力することができた。曲線を描く石張りのアクセントウォールや、造作建具が彩る和室を備えた「ひと味違う平屋」は、住み心地の満足度も高いそうだ。
T様は5LDKの平屋を最初から希望されていたので、土地には一定のゆとりが必要でした。今回の敷地はちょっと珍しい変形地でしたが、実は土地に個性があるほど、間取りにオリジナリティを出しやすいです。「この土地にハマるのはこの間取りしかない」と設計した渾身のプランが、T様にご評価いただけてホッとしましたね。間取りはもちろん、インテリアも「他とは違う」にこだわりました。T様邸のアイコンとなるアクセントウォールは、天井にかけて柔らかな曲線を帯びるように、3Dを描いて何… 続きを読む
T様は5LDKの平屋を最初から希望されていたので、土地には一定のゆとりが必要でした。今回の敷地はちょっと珍しい変形地でしたが、実は土地に個性があるほど、間取りにオリジナリティを出しやすいです。「この土地にハマるのはこの間取りしかない」と設計した渾身のプランが、T様にご評価いただけてホッとしましたね。間取りはもちろん、インテリアも「他とは違う」にこだわりました。T様邸のアイコンとなるアクセントウォールは、天井にかけて柔らかな曲線を帯びるように、3Dを描いて何度も検討を重ねました。Rがなだらかだと圧迫感が出ますし、急すぎると丸みを感じられないので苦心した部分です。Rの部分を石張りにしたのは、経年劣化がしにくい点からメンテナンス性を高める狙いもあります。「友達がスゴイと褒めてくれる」という言葉を伺い、こだわりが実ったとうれしく思っています。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 112.00m2 (33.8坪) |
| 敷地面積 | - |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | 2,000万円~2,499万円 |
| 竣工年月 | 2024年1月 |
| 店舗名 | 四日市オープンスタジオ |
| 住所 | 三重県四日市市ときわ2-12-28 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
「黒が好き」というTさんの好みに応え、ファサードを塗り壁で丁寧に仕上げた上質な平屋。玄関ポーチと窓枠に木目をあしらい、住まいらしい温かみを演出した。屋根形状の工夫やポーチの庇で立体感が生まれ、表情豊かな平屋の外観になった
住宅では見たことがないような、曲線を描くアクセントウォールが圧巻! 天井高を少し上げて壁から天井にRを施し、曲面にも対応できる薄い天然石のタイルで仕上げた。ソファに座ると壁が迫ってくるような臨場感が味わえて、ゲストにも好評だ
「中庭のようなプライベート感を味わいたい」というTさんのイメージを、L字のLDKで表現した。キッチンやダイニングテーブルはグレートーンで揃えつつ、カップボードの天板を木目にして差し色に。冷蔵庫は奥のパントリーに置き、背面をすっきり整えた
玄関に入った瞬間からインパクト大。正面の壁は贅沢な石張りにし、間接照明で石の風合いを引き出している。フロート型の玄関収納はホールからさっと靴を取り出せて、普段使う靴の収納に重宝する
壁とホール下の2か所から広がる間接照明がスタイリッシュ。靴やゴルフバッグの整理に役立つ土間収納も備えた。正面のリビングドアに加えて、少し右手にはパントリーに直行できる動線があり、買い物帰りに食品を運び入れるのがラクラク
ハイチェアが似合うバーカウンターのようなキッチンは「カウンター席でお酒をたしなみたい」というTさんの希望から生まれたもの。間接照明の柔らかな光の下で、味わう一杯は格別。リビングとダイニングの収納は、白のドアにして存在感を抑えている
客間となる和室は、LDKから切り離した静寂の空間。設計士がデザインしたモダンな障子扉が、和室にも落ち着いた玄関にもしっくりとなじむ
ウォルナット色に塗装したシナ合板の吊押入を造作し、エアコンをルーバーで目隠し。吊押入が抜け感を出し、空間を広く見せてくれる。床の間に花や雑貨を飾って、ゲストをおもてなし
キッチンと直結する洗面脱衣室。掃除がしやすいボウル一体型カウンターとミラー収納を合わせて美しく機能的な洗面台を造作した。洗面室からダイニングを抜けて庭で外干しという、スマートな洗濯動線が便利
Tさんが好きなかっこいい世界観を寝室にも盛り込んだ。壁一面のニッチを造作し、間接照明の光でホテルのような寛ぎを演出。ダウンライトは壁側に配置して、横になったときのまぶしさを軽減している
窓の周りにフレームをデザインして、凹凸感を出したのも遊び心。窓と木目の壁が枠の中に収まり、おしゃれなアクセントになっている。目につきにくい残り3面の外壁はサイディングにして、予算のメリハリを利かせた
シンプルな設えなのに絵になるトイレ。グレートーンでコーディネートし、壁際にペンダントライトをさりげなく灯した。飽きが来なくて、掃除もしやすいすっきりとした空間が秀逸
延床33坪で、廊下も程よく設けつつ5室を実現した、技ありの間取り。和室の窓からLDKの様子が目に入らず、離れのような趣。一人静かに寛ぎたいときにもぴったり