焚き火ができる庭と薪ストーブがある土間を、カバードポーチのあるウッドデッキがつなげる、「スローライフを楽しむ家」がコンセプトのK邸。季節によって葉を茂らせ、花を咲かせる移ろう庭もお気に入りだ。レッドシダーを使った外観に薪ストーブの煙突がポコリと出ている姿も個性的でかわいらしい。外出から帰宅すると、プライベート玄関から入る。友人と集うときは、ウッドデッキからつながる全開放型の窓を開け放ち、広々とした土間で出迎える。プライベートな空間も、開放的な空間もつくれて… 続きを読む
焚き火ができる庭と薪ストーブがある土間を、カバードポーチのあるウッドデッキがつなげる、「スローライフを楽しむ家」がコンセプトのK邸。季節によって葉を茂らせ、花を咲かせる移ろう庭もお気に入りだ。レッドシダーを使った外観に薪ストーブの煙突がポコリと出ている姿も個性的でかわいらしい。外出から帰宅すると、プライベート玄関から入る。友人と集うときは、ウッドデッキからつながる全開放型の窓を開け放ち、広々とした土間で出迎える。プライベートな空間も、開放的な空間もつくれてしまう住まい。デザインは、外観だけでなく内装にもこだわりがある。例えば、土間とフローリングの床の高さ。上がり框を使わずシンプルに仕上げ、外と中を心地よく隔てる。階段のアイアン手すりも、幅や厚さまで考え抜いた。細かなデザインは同社による提案が大きかったという。「ホロスホームさんが提案してくれた住まいが、私たちの考えにぴったりでとても満足のいく暮らしができています」と笑顔で語る。また、気密・断熱性が高い住まいのお陰で、冬が楽しみになった。薪ストーブに薪をくべて、ぬくぬくとした家の中から冬の景色を見る至福の時。寒空の中、焚き火を囲んであたたかな飲み物を飲み、家族や友人と語らう時間。家にいながら、アウトドア気分を楽しめる、Kさんの理想の住まいだ。
玄関のドアを開けると、玄関ホール兼シューズクロークというユニークな間取り。小さな手洗いスペースも備えられている。ここを抜け室内へとつながる扉をくぐると、土間が続いている。来客は、奥行きのあるこの土間のどこででも靴を脱ぎ、LDKへとあがる。LDKでは、開放感のある吹抜けが迎えてくれる。見上げると、高い… 続きを読む
玄関のドアを開けると、玄関ホール兼シューズクロークというユニークな間取り。小さな手洗いスペースも備えられている。ここを抜け室内へとつながる扉をくぐると、土間が続いている。来客は、奥行きのあるこの土間のどこででも靴を脱ぎ、LDKへとあがる。LDKでは、開放感のある吹抜けが迎えてくれる。見上げると、高い天井の全面に張られた無垢の羽目板が美しい。キッチンにはアイランドタイプを採用。回遊できる動線で家事もはかどる。背後に造作されたバックカウンターとの幅も98cmと広く、キッチンに2人が立ってもラクに行き来できるゆとりもある。奥には、食品や日用品のストックを収納できるパントリー、家事の合間にホッと一息つけるワークスペースも設けられた。趣味の部屋としても活用できそうな、充分な広さが確保されている。
2階には3つの居室と、ホールを利用したセカンドリビングが設けられている。子ども部屋は、4.5帖と5.5帖の2部屋。クローゼットの扉にはロールスクリーンを使用している。スクリーンを上げると部屋が広く見える視覚効果と衣類の湿気対策を兼ねた、同社からの提案である。5.5帖の部屋には内窓を設け、吹抜けのフィ… 続きを読む
2階には3つの居室と、ホールを利用したセカンドリビングが設けられている。子ども部屋は、4.5帖と5.5帖の2部屋。クローゼットの扉にはロールスクリーンを使用している。スクリーンを上げると部屋が広く見える視覚効果と衣類の湿気対策を兼ねた、同社からの提案である。5.5帖の部屋には内窓を設け、吹抜けのフィックス窓を通して、外の風景を眺めることもできる。主寝室の大きさは約6帖。板張りの腰壁には間接照明が仕組まれていて、心地よく眠り、さわやかに目覚められる、リラックス空間となっている。2.5帖大のウォークインクロゼットも併設。アイアン製の細い手摺りを通して、階下と会話ができて、外の景色も楽しめる格好の位置にセカンドリビングがある。古材を使って壁に造作された収納ラックの質感も高い。
長く張り出した軒でしっかりと守られているカバードポーチ。仲間が集まってもゆったりと過ごせる、ゆとりの大きさが確… 続きを読む
長く張り出した軒でしっかりと守られているカバードポーチ。仲間が集まってもゆったりと過ごせる、ゆとりの大きさが確保されている。ポーチの一番奥は、薪を乾燥させるストックヤードとして活用
「スローライフを楽しめる家」をめざして設計されたこの住まい。建物と同じくらい、統一感のある庭のデザインも重要だった。ところが、エクステリアも含めて、トータルな家づくりを任せられるハウスビルダーは意外と少ない。ガーデンデザイナーがいる同社は、庭づくりを得意とし、豊富な施工実績も持っている。数多くの施工写真を目にして気付いたのが、建物と庭との調和である。様々なテイストの外観を持つ家に、それぞれ一体感のある庭が提案されていた。Kさんはホロスホームなら希望を叶えて… 続きを読む
「スローライフを楽しめる家」をめざして設計されたこの住まい。建物と同じくらい、統一感のある庭のデザインも重要だった。ところが、エクステリアも含めて、トータルな家づくりを任せられるハウスビルダーは意外と少ない。ガーデンデザイナーがいる同社は、庭づくりを得意とし、豊富な施工実績も持っている。数多くの施工写真を目にして気付いたのが、建物と庭との調和である。様々なテイストの外観を持つ家に、それぞれ一体感のある庭が提案されていた。Kさんはホロスホームなら希望を叶えてくれると考えた。だがひとつ気がかりがあった。LDKに大きな吹抜けのある、開放的な家をイメージしていたが、いちばん寒さが厳しい季節にも、家族みんなが快適に過ごせる暖かい家が実現するだろうか。その点でも、同社に不安はなかった。創業60年以上の施工実績を誇る同社の、経験豊富な職人たちが丁寧につくる家は、高い気密性と断熱性を備えている。その住宅性能は、モデルハウスで実感できた。K邸も「ZEH基準」をクリアした高性能住宅となっている。
ホロスホームの『ホロス』は、ギリシャ語で「全体」という意味です。この社名にこめられているのは、「家を建てるだけではなく、土地、資金(ローン・補助金・税金)、エクステリア(庭)を含めたトータルな家づくりを通して、お施主様の望むライフスタイルを実現したい」という想いです。今回、Kさんの要望を受け、わたしたちがめざしたのは、48.4坪という敷地のなかに、スローライフという世界観を、どのようにして表現するか。そこでわたしたちは、山小屋とその庭をテーマに、プランニン… 続きを読む
ホロスホームの『ホロス』は、ギリシャ語で「全体」という意味です。この社名にこめられているのは、「家を建てるだけではなく、土地、資金(ローン・補助金・税金)、エクステリア(庭)を含めたトータルな家づくりを通して、お施主様の望むライフスタイルを実現したい」という想いです。今回、Kさんの要望を受け、わたしたちがめざしたのは、48.4坪という敷地のなかに、スローライフという世界観を、どのようにして表現するか。そこでわたしたちは、山小屋とその庭をテーマに、プランニングをはじめました。絵に描いたような三角屋根も、鎧張りされたレッドシダーの外壁も、そこから生まれたものです。敷地の境界はウッドフェンスでゆるやかに囲まれた、オープンな庭となっています。周囲を取り囲む植栽が成長するにつれ、変化していく景観も楽しめます。住まいの外壁と同じ素材でつくった物置小屋や焚き火が楽しめるファイヤーピットも、スローライフを表現する不可欠なアイテムでした。この庭と室内とは、カバードポーチと土間でつながっています。こうして完成した『スローライフを楽しむ家』。わたしたちがご提案した世界観に、K様とご家族は、とても満足していらっしゃいました。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
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部材・設備 | - |
延床面積 | 111.20m2 (33.6坪) |
敷地面積 | 160.00m2 (48.4坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,000万円~2,499万円 |
竣工年月 | 2021年3月 |
店舗名 | 本社ショールーム |
住所 | 愛知県安城市里町三郎212番地 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
ローズウッドの渋い色に塗装されたレッドシダーを鎧張りした、三角屋根のシルエットが印象的な外観。エントランスもシンプルでありながら外観の雰囲気をより一層引き立てるデザインとなっている
大きな吹抜けがあるK邸のLDK。シックな色に塗装された無垢の床、職人の手によって丁寧に施工されたヨーロッパ漆喰の壁など、ナチュラルな素材でしか醸し出すことのできない、上質な空気感が漂っている。そんな安らげる空間のなかで、Kさんは家族と、スローライフの日々を楽しんでいる
南に面した大きな開口から、たっぷりと自然光が射し込んでくる。また窓を全開にすれば、心地よい風が室内を通り過ぎていく。同社がつくる家には、できるだけ冷暖房設備に頼ることなく、光や風を使って快適な空間を実現する「パッシブデザイン」の設計思想が、積極的に取り入れられている
玄関ホールから土間への入口には、輸入建具が使用されている。同社工房で、ビンテージ感のあるエイジング加工が施された。この空間のポイントは上がり框の高さ。16cmと低く、シャープでスタイリッシュな印象だ。来客は思い思いの場所から、LDKへとあがることができる
1階リビングと、2階ファミリーリビングに別れていても、家族の一体感を感じさせる設計となっている。太い見せ梁がアクセントになった、開放感にあふれた空間だ
LDKと一体化した土間もこだわりのひとつ。サイズは約6帖と、ゆとりを持った大きさ。その向こうに広がるカバードポーチと室内とをつなぐ中間的な場として、様々な使い方が広がるユーティリティ空間である。掃き出し窓は全開口サッシ。土間の突き当たりには、大型の薪ストーブが据えられている。この大空間を、やさしい温もりで暖めてくれる
長く張り出した軒でしっかりと守られているカバードポーチ。仲間が集まってもゆったりと過ごせる、ゆとりの大きさが確保されている。ポーチの一番奥は、薪を乾燥させるストックヤードとして活用
K邸の特等席。ソファに腰掛け、時には季節ごとにその色を変える庭を、時には薪ストーブで燃える炎をぼんやりと眺める時間が、いちばんリラックスできるという。この位置からだと、吹抜けに設けられた高窓の大きさがよくわかる
さすが職人集団である。キッチンまわりの造作にも目を見張る。ポイントは腰壁のデザイン。羽目板を斜め貼りすることで、ワンポイントのアクセントにした演出はお見事。お気に入りのスコッチが並ぶ、酒棚のデザインも力強い
パイン材で造作されたダイニングテーブルが、温もりのある空間によく馴染む。これは同社のオリジナル家具。長いバックカウンターも、職人の手によって造作された一点もの。ステンレスのワークトップ、見せる収納と隠す収納を組み合わせた、デザイン性と実用性が両立した設備である
キッチンまわりの天井も、床と同系色に塗装された羽目板で化粧されている。開放的なリビングと比較すると、適度なこもり感のある、くつろぎの空間となっている。写真左手はパントリーへとつながる入口。キッチンまわりの回遊型動線も、暮らしやすさを支えている
キッチンとバックカウンターとの間隔は98cm。通常より広めにとられている。親子や友人など、複数人で楽しく料理する。そんな風景をイメージしながら設計したレイアウトだ。右手を飾る煉瓦の壁にも、職人たちの技が冴える。目地をあえてラフに仕上げることで、ビンテージな空間がカタチとなった
2階ホールに設けられたセカンドリビング。アイアンの細い手摺りで階下とつながるオープンなスペースだ。高い位置にあるフィックス窓から周囲の風景も目に入る、家族だけのくつろぎ空間
吹抜けで階下と一体化した2階部分。土間に設けられた大型の薪ストーブが、家全体をやさしい温もりで包んでくれる
セカンドリビングの壁面には、古材で造作された収納ラックが作り付けてある。間接照明も仕組まれていて、夜のセカンドリビングをやさしく照らす
木と漆喰とのコントラストが美しい。経年変化が楽しみな空間だ。子ども部屋に設けられた室内窓は、家族の絆を深める窓であるのと同時に、デザイン上のアクセントにもなっている
リビングへの動線上にある玄関ホール兼シューズクローク。左側には有孔ボードが張られていて、趣味のアウトドア用品やガーデニング用品が、美しく収納されている。履きものをしまう可動棚の収納力も大きい。正面は、土間~LDKへとつながるドア
約3帖大と、洗面スペースも広く取られている。大きな鏡、ブラウンのタイル、アメリカンテイストのスイッチパネルなどのアイテムによって、インダストリアルデザイン風のビンテージ空間に仕上がっている
無骨で無機質なステンレスの洗面ボウルも、インダストリアルデザインのイメージを高めている。アイアンと無垢材で造作された、収納棚の実用性も高い
外構まわりの施工も得意分野である同社。K邸も同社で設計・施工されただけあって、建物と調和した庭に仕上がっている。庭の一角には、住まいと同じ外壁材でつくられた物置小屋も設置。この一角だけを見ると、郊外に建つ山小屋のような印象だ。庭では焚き火をする設備も整っている。週末、仲間が集まってくる風景が目に浮かぶ