やさしい質感の外壁と、ひらけた南側の眺望を愉しむ大きな窓。Nさんのお住まいは、自然と交わるように建てられた平屋だ。園芸農家として花の栽培をしているNさんは、その広い農園の敷地内に新居を計画していた。そのため、仕事用の施設を背後にまわす建物配置とし、プライベートと仕事の区切りをつけられるよう配慮した。完成した住居は視線がのびやかに誘導され、坪数以上に広く感じられる間取りに。家の内と外の境界が曖昧に感じられるほど大きな窓や、大谷石や無垢材といった自然素材が、心… 続きを読む
やさしい質感の外壁と、ひらけた南側の眺望を愉しむ大きな窓。Nさんのお住まいは、自然と交わるように建てられた平屋だ。園芸農家として花の栽培をしているNさんは、その広い農園の敷地内に新居を計画していた。そのため、仕事用の施設を背後にまわす建物配置とし、プライベートと仕事の区切りをつけられるよう配慮した。完成した住居は視線がのびやかに誘導され、坪数以上に広く感じられる間取りに。家の内と外の境界が曖昧に感じられるほど大きな窓や、大谷石や無垢材といった自然素材が、心穏やかな暮らしをもたらしてくれる。南側に部屋と窓を集中させる一方、北側にも十分に採光できるトップライトや、光を遮らない間仕切り収納を設けることで、明るい空間づくりを意識している。収納は他にも、SCからパントリーへずらりと並ぶ可動棚が充実。たっぷり買い物をした後も楽に整理できるのが嬉しい。空と大地を感じながらリラックスできる快適なお住まいが完成した。
Nさんが基本条件としていた「平屋」と「自然素材」の住まい。そんな家づくりを得意とする建築会社として、有力な候補だったのが古河林業だ。ひらけた眺望を愉しめるリラックスした空間と、仕事場に隣接した立地でありながら、仕事とプライベートの区切りをつけやすい住まいの配置が決め手となり、同社を家づくりのパートナーに選んだ。
Nさんが基本条件としていた「平屋」と「自然素材」の住まい。そんな家づくりを得意とする建築会社として、有力な候補だったのが古河林業だ。ひらけた眺望を愉しめるリラックスした空間と、仕事場に隣接した立地でありながら、仕事とプライベートの区切りをつけやすい住まいの配置が決め手となり、同社を家づくりのパートナーに選んだ。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 113.44m2 （34.3坪） |
| 敷地面積 | - |
| 工法 | 木造軸組（木造軸組工法＋モノコック構造） |
| 本体価格 | - |
| 竣工年月 | - |
やさしい質感の外壁は、耐候性や防藻・防カビ性に優れた素材が吹き付けられている。眺望を愉しめるように、またプライベートと仕事の区切りをつけやすいよう、建物の配置が考えられている
L字型に建てられた南向きのN氏邸は、大きな窓を並べることで外に視線が抜け実に開放的。実際の坪数以上に広く感じられるレイアウトとなっている。大きな梁の質感も見事
LDKの床は、無垢の杉の圧密。圧密とは、木の表面に熱と圧力をかけることで表面の強度が増し、木目も浮き上がるため柔らかな凹凸が生まれた板材。硬すぎず滑りにくい素材のため、年齢を問わず採り入れやすい。素足にもやさしく温かな感触が伝わる。窓側には愛猫のためのスペースが設けられている
シックで開放的なペニンシュラ型キッチン。IHヒーターの前にはガラスのオイルガードがあり、視界を遮らずに油跳ねからダイニングを守る。裏手のパントリーへのドアは、あえて壁と同じカラーにすることで存在感を消し、すっきりとした空間に
リビングと右奥の玄関ホールにあるアクセントウォールは、栃木の県産材である大谷石を採用。多孔質であるため調湿・調温効果に優れており、快適な住空間を実現するための素材でもあり、趣のある雰囲気にもよく合う
キッチンからはLDKだけでなく和室の奥まで見渡せる。勾配天井や見せ梁を一番愉しめるのもこの場所。正面に並ぶ掃き出し窓と障子は、どちらも天井まで届く大きなものでシンメトリーな美しさがある
リビングと和室を仕切る障子を閉じれば、和室がより特別な空間へ
玄関ホールからリビングへ入ったとき、まっすぐ前に見えるのが和室の窓。故郷の自然を借景として切り取っている
洗面脱衣室にある無垢の木の洗面台と、それにつながる家事カウンター。ミラーは幅1600mmの大きなサイズで、その上の横滑り出し窓も、幅を合わせてデザインされている
洗面脱衣室に用いた肌ざわりのよい無垢の杉。水に強く腐りにくい赤身（木の芯に近い部分）を使用するなど、用途に合わせたチョイスに
琉球風畳の敷かれた和室は、天井が無塗装アルダー材の羽目板。やがて味わい深い色合いへと変化し、魅力が増していく
主寝室の天井も、和室と同じく無垢材本来の質感を活かした無塗装アルダー材。床は、はっきりとした木目が美しいオークの無垢材
建物の北側に位置する洗面脱衣室には、背板のない貫通型のウォールシェルフを設置。隣り合う中廊下に採り込まれる光を遮らず、自然な明るさを保つことができる
洗面脱衣室と並ぶ中廊下。トップライトから十分な光が差し込み、明るく清々しい空間に
玄関に入ると、右の大谷石のアクセントウォールから視線を導き、立派な杉の大黒柱が目を愉しませる。ホールとリビングの間にある左の木製ルーバーは、ほどよく視線を遮りながら光を通す
横から見た玄関。左奥のSCは、ゲストからは見えづらい配置に
SCの可動棚は、そのままキッチン裏手のパントリーへ一直線につながる。買い物から帰宅した後の動線がスムーズ
