SUUMO(スーモ)は、住宅・不動産購入をサポートする情報サイトです。
北摂で最も人口の多い豊中市の玄関口、阪急宝塚線「豊中」駅。住みたい街ランキング30位にランクインしました。駅前には商店街やスーパーがあり、個人経営の飲食店も多数。それでも騒々しさはなく落ち着いた雰囲気です。急行停車駅のため都心アクセスも良好です。

阪急宝塚線「豊中」駅から「大阪梅田」駅へ急行12分。神戸や京都方面へは、急行1駅7分の「十三」駅で乗り換えてスピーディーにアクセスできます。隣の「蛍池」駅で大阪モノレールに乗り換えれば、大阪国際空港へもスムーズ。阪急宝塚線や神戸線沿線には、教育機関が多く、通学に便利なのも魅力です。
豊中駅前にはバスロータリーがあり、ここを起点にバス路線が充実しています。市立豊中病院や、千里中央、桃山台、緑地公園の北大阪急行各駅、阪急「箕面」駅、豊中ロマンチック街道方面、そしてJR東海道本線・大阪メトロ御堂筋線「新大阪」駅行など、市内外各所を結びます。
「マイカーに頼らなくても移動できる交通体系の整備」を基本理念に市公共交通改善計画が走り始めて約2年。新たなバス路線の開通やシェアサイクルのエリア拡大で、公共交通はより便利になり、行きたい場所にストレスなく行けるようになります。

阪急宝塚線では高架化進んでいます。豊中駅付近では2000年に高架化が完成しており、駅東口には、人工広場ができ、国道をまたぐ連絡デッキで商店街とつながりました。西口では大規模な再開発が行われ、集合住宅を含む複合施設が誕生しています。人工広場は、イベントや情報発信の場で、定番の待ち合わせ場所となっています。
駅前を通る国道176号周辺には、都市銀行や地方銀行など6つの銀行が支店を構え、近年になって、学習塾の多さも目立つようになりました。商店街の中にマンションが開発されるなど、街の風景は変わりつつあります。
駅周辺にはスーパーが多数点在しています。大型総合スーパーではなく、食料品メインの中規模なものなので、コンビニ感覚で立ち寄れて、手早く買物を済ませられます。「ダイエー豊中駅前店」は、朝6時~深夜1時の営業、「フレスコ豊中店」は朝9時~深夜0時。遅い時間まで開いているのも便利です。他に「ライフ豊中店」、「サンディ豊中本町店」が駅東側に点在しています。
駅西口に直結する複合商業施設「エトレとよなか」には、「阪急オアシス豊中駅前店」やドラッグストア、惣菜店や和菓子屋、多彩な飲食店がテナントに入っています。上階には「とよなか国際交流協会」や「とよなか男女共同参画推進センター」等の行政機関が設けられており、保育つきイベントや講座等が開かれています。豊中駅構内の「市民活動情報サロン」でも各種ものづくりや勉強会などが催されています。

「豊中」駅は、北摂を代表するベッドタウン「豊中市」の主要駅ですが、駅周辺に居酒屋チェーンやファースト店が少なく、夜も騒々しく感じられません。治安も良く、落ち着いた雰囲気です。ワイン食堂やフレンチの名店、キッシュが評判の焼き菓子店、チーズケーキ専門店の他、行列のできる蕎麦屋やうどん店、自宅のダイニングのように寛げるおでん屋や居酒屋など個人経営の比較的小さなお店が多数点在しています。今は休止されていますが、過去に数回、「とよなかバル」というイベントが催され、豊中中心街の食べ歩き、飲み歩きの楽しさが知られるようになりました。

箕面有馬電気軌道(現・阪急宝塚線)が明治43年に開通し、大正2年に「豊中」駅が誕生しました。昭和になって駅前に市場が開設され、商店街に発展。今も、駅の東側には「豊中駅前一番街商店街」など3つの商店街が集まっています。老舗からニューオープンの店まで多彩に揃い、買物客が足を止めています。店主とのコミュニケーションや、手作り感溢れる惣菜など、大型スーパーとは違ったお買い物が楽しめるのも魅力のようです。
駅前の商業エリアのすぐ外には、閑静な邸宅街が広がります。駅西側の「玉井町」は、大正3年に開発された住宅地です。並木通りが整備され、100坪もの区画に和洋折衷の邸宅が建てられました。同時期に造られた「豊中グラウンド」では、「第1階全国中等学校優勝野球大会」が開催され、のちに場所を変えて「全国高等学校野球選手権大会」となりました。「豊中グラウンド」の跡地は2017年に「高校野球発祥の地記念公園」として残されています。戦後、企業の社宅地等の利用を経て、今は戸建て住宅や低層マンション中心の美しい街となっています。


「豊中駅前一番街商店街」を抜けてすぐの“駅近”に、朱色の鳥居鮮やかな「豊中稲荷神社」があります。“北摂のおいなりさん”として親しまれ、初詣には多くの周辺住民が訪れます。「とんど祭」や「例祭」などの祭礼の他に、毎月1日の「一日市(朝市)」、第3日曜日の「第三日曜市」が開かれ、賑わっています。参道は、「稲荷山公園」として、滑り台やブランコのある遊具広場やグランドが整備され、幼稚園も設けられています。神社のある「本町」7丁目と8丁目は、豊中市指定の風致地区。都市環境を維持し、自然を保護するために新たな開発等に厳しい制限が設けられています。

豊中市は、「豊中版子育て安心プラン」を2019年に策定。3年連続で待機児童ゼロを達成(2020年4月1日現在)するなど、子育て家庭を支援しています。駅周辺にも多数の保育園や幼稚園があります。小学校や中学校にも通学しやすいなど教育環境も整っています。
市立大池小学校は銀行や飲食店が立ち並ぶ主要道路沿いにあります。小学校PTAやボランティアの方が下校時、交差点などに立って見守り活動を行うなど、児童の安全を守っています。市では、ICTを活用した見守りシステム「OTTADE!(おったで!)」の導入を進めており、大池小学校も今年9月に採用することになっています。
同校の教育レベルは高く、国立教育政策研究所の指定校(算数)として、授業研究に取り組み、指導を工夫するなどで、児童の思考力・判断力・表現力を伸ばしています。豊中駅は、府内トップレベルの進学校「府立豊中高等学校」や、チアリーディングの名門「梅花中学校・高等学校」の最寄り駅でもあるため、朝夕には学生の姿が多く、“文教のまち”を実感できます。

豊中駅の家賃相場は以下の通りとなっています。(2022年1月現在)
| 1K | 1LDK | 2LDK |
|---|---|---|
| 7.3万 | 12.8万 | 13.95万 |
| ワンルーム | 1K | 1LDK | 2DK | 2LDK |
|---|---|---|---|---|
| 4.2万 | 6.55万 | 8万 | 6.6万 | 9.65万 |
阪急宝塚線の「曽根」、「岡町」、「蛍池」の各駅より家賃相場は高め。とはいえ、阪急宝塚沿線では比較的リーズナブル。大阪国際空港に近いため、風向きにより騒音が気になることも。
再開発やマンション建設で風景は変わり続けていますが、落ち着いた雰囲気は守られています。昔ながらの商店街や、住民に親しまれている神社、地域で児童の登下校を見守る活動。気軽に立ち寄れる飲食店も多数。子育て層も年配の人も、心地よく暮らせる街です。
阪急宝塚線「豊中」駅は急行停車駅。「大阪梅田」駅へ12分
駅近にもかかわらず、閑静な住宅地がひろがる
スーパーや商店街など買物便利、個人経営の飲食店が多く外食が楽しい
【調査対象物件】賃貸マンション/駅徒歩10分以内、築年数10年以内、賃貸アパート/駅徒歩10分以内、築年数の設定なし(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【データ抽出期間】2021/7~2021/9
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している