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住みたい街ランキング総合で天王寺駅は2020年と同じ5位にランクイン。2015年では11位だった順位が、大規模な再開発により街が姿を変え、進化するにつれて、人気が年々上昇。今では大阪市内を代表する「住みたい街」として多世代から注目を集めています。
大阪市内キタ・ミナミにならぶ第3のターミナルである天王寺駅。市内の主要駅を結ぶOsaka Metro御堂筋線と谷町線の2路線をはじめ、大阪市内をループ状に結ぶJR大阪環状線、関西空港や南大阪方面へのアクセスに便利なJRの2路線、奈良方面に繋がる近鉄南大阪線(大阪阿倍野橋駅)、市民の足として親しまれている阪堺電気軌道上町線(天王寺駅前)の7路線が集積しています。
大阪・梅田や難波方面へはJRとOsaka Metroの使い分けが可能。Osaka Metro御堂筋線を利用すれば、梅田へ直通15分、本町まで直通10分など、ビジネス街にもダイレクトにアクセスできます。複数路線が利用できるので、行きたい場所に合わせて、スピーディーに移動できる利便性が時間と心に大きな余裕をもたらします。


あべのハルカス(大阪マリオット都ホテル)停留所から関西国際空港行、あべの橋(天王寺)停留所から大阪(伊丹)空港行のリムジンバスが運行。そして、東京駅をはじめ、様々な方面への夜行高速バスも発着しており、全国へ、そして世界へ快適なフットワークを実現します。
キタ・ミナミに続く大阪第三の拠点といわれながらも、正直今ひとつメジャーになりきれていない、そんな印象だった天王寺駅周辺が大きく変わったのは、数十年に亘って進められてきた再開発事業の結実と言えるでしょう。中でも、2011年の「あべのキューズモール」開業が今に至る天王寺エリア発展の先駆けだったといっても過言ではありません。
「あべのキューズモール」は、イトーヨーカドーや東急ハンズ、SHIBUYA109をはじめ、約250の専門店が一堂に会する大型ショッピングモールで、天王寺駅やOsaka Metro谷町線「阿倍野」駅と直結しており、雨に濡れずにショッピングできます。
さらに、2014年、日本一の高さを誇る大阪のランドマーク「あべのハルカス」が開業。「天王寺」は全国的にも脚光を浴び、新しい時代への幕開けとなりました。そして、総売り場面積約10万m2の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」を囲むように「Hoop」「あべのand」「天王寺MIO」といった、多彩な大型商業施設が集結し、ショッピングやグルメ、レジャーなどを愉しめる、都市機能が集積する魅力あふれる街へと進化を遂げています。

再開発事業の集大成、あべの筋の近鉄百貨店前(近鉄前交差点)からあべのベルタ前までの区間の幅員を24mから40mに拡幅する道路改良工事も完了。阪堺電車の線路も緑地化され、一層美しい街へと変貌を遂げています。

天王寺駅の北西に広がる総面積約28万m2もの「天王寺公園」は1909年に開設された歴史ある公園で、自然の地形を活かした園内に動物園や美術館などを擁する市民の憩いのスポットです。
そのエントランスエリアが、2015年にリニューアルし、広大な芝生広場「てんしば」が誕生。子どもたちの遊び場「ボーネルンド プレイヴィル」をはじめペット同伴もできるテラス席があるレストランやドッグランなど多彩な施設が融合。コーヒーを片手にペットとお散歩を愉しんだり、芝生広場でお弁当を広げてピクニック気分を味わったり、都心のオアシスのような人気のスポットとして生まれ変わりました。2019年にはてんしばゲートエリア「てんしば i:na(イーナ)」 が開業し、新たにバーベキュー施設などが加わりました。

また、1915年に開園し、日本で3番目に長い歴史をもつ天王寺動物園は、「ナイトZOO」などのイベントを定期的に行うなど、魅力的でワクワク感のある園を目指した活性化に取り組んでいます。
このように、大型商業施設から緑あふれる自然や文化の拠点まで、あらゆる世代が利用できる施設が揃っています。

駅周辺は商業施設やオフィス用地との競合が激しく、新しいマンション供給が少ない昨今。天王寺公園の北側、茶臼山風致地区に誕生する地上25階建てのシティタワー天王寺は、「天王寺」駅徒歩5分圏内では10年ぶりのタワーマンションということで話題を集めています。
一連の再開発事業は完了しましたが、天王寺の進化はまだまだ続きます。2021年春には「天王寺MIO」が約60店舗の大規模リニューアルを行い、エリア初出店、行列のできる話題のお店も続々とオープンしています。
街が便利で快適に、美しく整備されていくと、住みたい人も増える傾向にあります。ショッピング、グルメ、レジャー、ビジネスなど様々な目的の人々が集い、それが活気の源となり、さらに街が発展する、この活気がより広範囲に広がることも期待できます。

そんな人気で、さらなる発展も見込める天王寺の家賃相場は大阪市内でも高めです。特に、人気の学校に通うために引っ越してくる子育てファミリーも多いので、ファミリータイプは時間をかけ、しっかり情報収集して探した方がいいでしょう。また駅近は人気で家賃も高め。天王寺駅の南、約4分には阿倍野駅、東に徒歩10分ほどの距離に大阪環状線の寺田町駅、北に約12分には谷町線の四天王寺夕陽丘駅と周辺にも駅は多いので、視野を広げて探しましょう。
| 駅名 | ワンルーム | 1K | 1LDK | 2LDK | 3LDK |
|---|---|---|---|---|---|
| JR/大阪メトロ 天王寺駅 | 7.65 | 6.96 | 9.90 | 15.50 | 20.00 |
| 近鉄 阿倍野駅 | 6.61 | 6.70 | 9.45 | 16.10 |
キタやミナミと異なり、駅周辺に落ち着いた住宅街が広がっているのが天王寺の魅力です。その中でも住宅地として人気のエリアは「阿倍野区松崎町」です。風光に恵まれた上町台地の南端にあり、かつて四天王寺庚申堂につながる参詣道として栄えた「松崎町」。明治時代には天王寺駅の開設を機に住宅地化が進み、文化人や名士にも愛された邸宅街であったといわれています。「松崎町」には創立100年を超える市立常盤小学校や大阪教育大学附属天王寺小学校などがあり文教エリアとしても知られています。あべのハルカス近鉄本店のデパ地下を普段使いでき、エキナカにある成城石井は夜11時まで営業しているので仕事帰りに買物できて便利です。また、JR大阪鉄道病院や大阪市立大学医学部附属病院といった総合病院も身近にあり、子育て世帯からシニアまで、幅広い世代が安心して快適に暮らせる住環境も整っています。

近年、開発が進み、大型複合商業施設が集積する魅力あふれる都心に大きく進化した「天王寺」。一方で自然や文化に触れ合えるスポットも充実、あらゆる世代が利用できる施設が揃っています。交通アクセスも至って軽快な一方、周辺には落ち着いた住宅街が広がり、バランスのとれた住環境と言えるでしょう。
大阪の大動脈・Osaka Metro御堂筋線をはじめ、谷町線、JR3路線、近鉄南大阪線など7路線5駅が集結するビッグターミナル。どこへ行くにも何をするにも便利なポジション
再開発により街が進化し、駅前に大型商業施設や百貨店、ホテルなど都市機能が集積する魅力的な街へと躍進
便利で快適な都心ライフを叶える「住みたい街」としての人気が上昇傾向
【調査対象物件】賃貸マンション/駅徒歩10分以内、築年数10年以内、賃貸アパート/駅徒歩10分以内、築年数の設定なし(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【データ抽出期間】2021/7~2021/9
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している