立川駅北側には新施設も誕生！充実した商業施設と豊かな自然が共存する街

駅前の充実ぶりと、『国営昭和記念公園』に代表される広大な自然が心を癒やしてくれる街、立川。2021年の住みたい街ランキングでは25位にランクインしました。
東京都内でありながら開放感のある郊外であるということ、駅周辺の商業施設が充実していること、交通アクセスがよいこと、今なお開発が進んでいること、これらのポイントが立川の評価につながっているようです。

多摩エリア屈指のにぎわいを見せる街であり、交通の要！

東京都のほぼ中央に位置する立川市。街の玄関口である立川駅は、JR中央線、青梅線、五日市線、南武線の4路線が乗り入れるとともに、隣接する多摩都市モノレールも利用できます。中央線特別快速で新宿駅まで最短26分、南武線では川崎駅まで約1時間と、それぞれ乗り換えなしで都心と神奈川方面にアクセスが可能。南北に伸びる多摩都市モノレールを使えば京王線、小田急線への乗り換えもできます。

駅周辺には、百貨店をはじめとする大型商業施設やオフィスビル、映画館、劇場、スポーツ施設やバラエティに富んだ飲食店などが集積し、にぎわいを見せています。

一方、中心市街地から少し歩けば、北部を流れる玉川上水、南部を流れる多摩川、それをつなぐ残堀川と北部地域に広がる都内有数の農業地帯など、水と緑に囲まれた静かでやすらぎのある生活環境が整っています。

利便性やにぎわいといった都市の魅力と、潤いややすらぎのある生活環境がコンパクトにバランス良く共生しているのが立川の魅力と言えるでしょう。

（撮影／宮田誠）

近未来的な雰囲気さえ感じられる多摩都市モノレール線（撮影／宮田誠）

都心に引けをとらないコンテンツが駅周辺に集約

立川駅周辺にはルミネ、グランデュオ、エキュート、アレアレア、フロム中武、パークアベニュー、立川タクロスなどのほか、伊勢丹や高島屋などの大型デパート、ビックカメラやドン・キホーテなどの商業施設、立川シネマシティといった映画館がコンパクトにまとまっています。

北口エリア徒歩10分の場所には北欧スウェーデン発の家具雑貨店『IKEA立川」があります。多摩都市モノレール線で北へ2駅の立飛駅には、約240のショップと『TOHOシネマズ 立川立飛』が併設する『ららぽーと立川立飛』も。

北口エリアとはかなり趣が異なる南口エリアには、『ウィンズ立川』を中心として個性的な雰囲気のある飲み屋が軒を連ねます。中央線らしいディープな一帯が広がっており、駅周辺だけを見てもジャンルレスな多様性にあふれています。

都心部に出なくてもショッピングからレジャーまで、なんでもそろう街と言えるでしょう。

駅周辺にはさまざまなお店が充実し、多摩エリア有数の活気を見せている（撮影／宮田誠）

北口エリアは複合商業施設『GREEN SPRINGS』の誕生でますます注目！

駅北側にあった約3.9haの広大な空き地に、2020年4月、大型複合施設『GREEN SPRINGS』がオープンしました。都心では考えられない贅沢な広さを活かした設計、従来の立川のイメージを一新する洗練された空間で、心にも体にも健康的なライフスタイルをテーマにした施設。店舗や飲食店といったショッピング空間、点在するアート作品や遊び心のある演出が各所に凝らされています。

また、2500席の多機能ホール『TACHIKAWA STAGE GARDEN』や、温泉水を使った最上階のインフィニティプールが特徴の都市型リゾートホテル『SORANO HOTEL』を併設。さらには保育園やオフィスといったライフスタイルやビジネスに直結した施設が配置されています。

その隣には立川のランドマークとも言える、面積165.3ha、東京ドーム35個分の広さを誇る国営昭和記念公園があります。四季折々の花々に彩られ、年間を通してさまざまなイベントが催されるこの国営公園は、昭和天皇御在位50年を記念してつくられました。日本の都市公園100選にも選ばれる園内は「森のゾーン」「広場のゾーン」など5つのテーマでゾーニングされ、毎年450万人もの人が訪れています。

広大な敷地の中に気持ちの良い空間が広がる『GREEN SPRINGS』（撮影／宮田誠）

ものづくりサポートから子育て支援事業までさまざまな取り組みが！

立川ではここ数年、アートと一体化した街づくりが進行中。北口エリアの企業オフィスが集まるエリア『ファーレ立川』には、36カ国92人のアーティストが手掛けた109点のパブリックアートが点在しており、街歩きの中で気軽にアートと触れ合うことができます。

2018年には都内最大級のファブスペース『Tschool（ツクール）』が誕生しました。ものづくりに興味のある人たちが出会って学び合えるスクールであり、好きをカタチに起業を目指せる創業支援機能がついた統合型ものづくりのサポート施設。地域で活動するアーティストやクリエイター、ものづくりに取り組む人たちの拠点となっています。

さらに、駅南口から徒歩10分ほどのところには、立川の小・中学校や子育て、市民活動・文化芸術活動を支援する『子ども未来センター』があります。市民のにぎわいが生まれる場にしようと、旧立川市役所を改修して2012年に誕生。子育て支援事業に力を入れる立川市の象徴として、情報の提供や講座、ワークショップを頻繁に行っており、地域活性化の拠点として活用されています。

立川市の子育て支援事業の象徴でもある、『子ども未来センター』（撮影／宮田誠）

すべてが丁度良いバランスの立川。実際の家賃相場は？

立川市の家賃相場は徒歩10分以内、築年数10年以内の賃貸マンションで、ワンルーム・1Kは8.35万円、1LDKは12.98万円、2LDKでは18.5万円です。築年数を問わない賃貸アパートなら相場が下がり、ワンルームは4.9万円、1Kは6.8万円、1LDKは11.8万円になります。

立川駅周辺の家賃相場情報

立川の住環境はバラエティに富んでいると言えるでしょう。駅前の超高層複合ビル「立川タクロス」の分譲マンション部分「プラウドタワー立川」に代表されるように、駅から徒歩10分圏内の「高松町」や「錦町」などを中心にマンション開発が近年盛んです。

古くからある、畑や樹木に囲まれた緑の豊かな大規模団地もいまだ健在で、玉川上水に近い北エリアに「柏町団地」や「幸町団地」、南エリアには「富士見町団地」があります。

充実した商業施設や豊かな自然、カルチャー、子育て環境などが丁度良いバランスでそろっていながら、割安な住環境。一人暮らしに便利なコンビニやショッピング施設、ファミリー層が求める公園や文化・教育施設など、幅広い層のニーズを満たす街と言えそうです。

立川の多様性を感じさせてくれる、南口駅前の様子（撮影／宮田誠）

注目の大型商業施設や駅前に並ぶデパートをはじめ、多機能で都会的な雰囲気を持ちながらも、駅前から少し離れれば、国営昭和記念公園に代表される豊かな自然環境を楽しむことができる立川は、都心に行かなくても立川だけで日々の生活が完結できるというほど成熟した街へと進化しています。多様性に富んだ優れた住環境がそろう街、それが立川の最大の魅力と言えるのではないでしょうか。