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住みたい街ランキングの行政区13位にランクインしたのは、大阪と京都のほぼ中間に位置する高槻市。JR高槻駅は総合20位、阪急高槻市駅は総合23位です。
2004年以降の大規模な再開発で、タワーマンションが建設され、商業施設が整備されるなど、駅前の景観は大きく変わりました。郊外には、ハイキングが楽しい「摂津峡」や、昭和中期に開発されたニュータウンがあります。半分都会で、半分自然の、高槻市です。

JR「高槻」駅から新快速で「大阪」駅へ15分、「京都」駅へ12分。特急はるかで関西国際空港へ直結。サンダーバードで北陸へもダイレクトに結ばれています。JRと並行して阪急京都線が走っており、京都へ、大阪へ、2WAYアクセスが可能です。阪急「高槻市」からは、「大阪梅田」駅のほか、大阪メトロ堺筋線「北浜」駅や「堺筋本町」駅などビジネス街へ直行できます。
新名神高速道路の高槻JCT・ICが完成(全線開通は2023年度予定)して、車での遠出もスムーズになりました。市営バス路線も充実しており、市内各所から駅前に出られます。枚方方面へ向かう京阪バスも運行しています。
現在、JR「高槻」駅と「島本」駅の間に新駅と新市街地の整備が検討されています。

JR「高槻」駅北口では2004年以降、商店街エリアの再開発を機にタワーマンションが増え、駅北東地区の再開発では、「MUSEたかつき」が街びらきしました。関西大学高槻ミューズキャンパスや商業施設、マンション、医療機関等が立地する「住・学・医・商」が揃ったエリアになっています。
市街地の都市景観に対して、山の手に広がる住宅地には、のどかな光景がひろがります。多くは昭和30年代後期~40年代初期に開発されたニュータウン。世代交代で、住宅の建て替えが進み、公園には多くの子どもの姿が見られます。教育機関はもちろん、広い駐車場を備えたファーストフード店や、スーパー、ドラッグストア等が設けられ、駅前に出なくても便利な暮らしが営めます。

JR高槻駅前には大型商業施設が集まっています。駅北側の「アクトアモーレ」は、大型総合スーパーとシネマコンプレックスをキーテナントにした大型ショッピングモール。2012年に「高槻ミューズコート」が誕生し、2019年には「西武高槻店」が「高槻阪急」としてオープン。デパ地下が大幅にリニューアルしています。駅南側には「松坂屋高槻店」、「グリーンプラザ1号店・2号店」等があり、駅と各商業施設は、歩行者専用デッキで結ばれており、スムーズに行き来することができます。

阪急「高槻市」駅ビル内の「ミング・阪急高槻」が、昨秋「EMIRU TAKATSUKI」として生まれ変わりました。雑貨やファッション、カフェなど全38ショップが揃い、24時間営業の食品スーパー「KOHYO」や、スポーツクラブも入っています。駅前からJR高槻駅方向にアーケードのある商店街「高槻センター街」が315mに渡って延々と伸びています。惣菜やスイーツ、カフェに交じって、昔ながらの洋装店もあり、幅広い世代の人が足を運んでいます。周辺には、関西大学高槻ミューズキャンパスや大阪医科大学があり、学生が多いためなのか、“安くて美味しい食べもの屋さん”が目立ちます。


市内を南北に流れる芥川の中上流域には、景勝地「摂津峡公園」があります。春には約3000本の桜が咲き誇り、「桜まつり」期間は、夜間にぼんぼりが点灯し、夜桜が楽しめます。アップダウンのある公園の外周は、周辺住民や大学生のジョギングコースにもなっています。川を下れば「芥川桜堤公園」。ゴールデンウイークの「こいのぼりフェスタ1000」では、約1000匹の鯉のぼりが芥川の空を泳ぎます。
摂津峡そばには、緑に囲まれた関西大学高槻キャンパスがあり、周辺には平安女学院高槻キャンパスや大阪薬科大学も。平安女学院の南に広がる「南平台」は、美しい景観と閑静な住環境の整った高級住宅地。ほぼ全域に第一種高度地区・第一種低層住居専用地域の制限があり建築協定が結ばれています。

市は、手厚い子育て支援と充実した教育環境で子育て世帯をサポートしています。市立小・中学校では給食が提供され、関西大学など市内の大学と、官学連携で「夏休み子ども大学」など、学習意欲の向上を図る取り組みも実施。2019年には「高槻子ども未来館」がオープンし、認定こども園や病児保育、休日一時預かり保育など、様々なサービスを提供しています。市立子育て総合支援センター「カンガルーの森」には北摂最大級の規模のプレイルームがあり、栄養士と一緒に作る離乳食を教室などさまざまな講座を開催。子育てママ・パパの交流・情報交換できる場として親しまれています。
子どもの医療費助成は2020年から18歳まで拡充されました。市内には「高槻赤十字病院」や「高槻病院」、「みどりヶ丘病院」などの総合病院のほか、高次な医療を行える「大阪医科大学附属病院」、「大阪府三島救急医療センター」など、医療施設が充実しています。
今一番のホットスポットは、阪急・JRの駅から徒歩10分の「安満遺跡公園」。2019年に一次オープンしており、今春グランドオープンします。全面開園すると総面積は甲子園球場の約5個分。知育玩具の「ボーネルンド」が手掛ける全天候型の遊び場「ボーネルンドプレイヴィル」や、芝生の「原っぱ」、イタリアンカフェがあります。前述の「高槻子ども未来館」は、安満遺跡公園に隣接しています。
高槻城跡地である高槻城公園には、新文化施設が2022年度にオープン予定。1500席規模の大ホールやカフェなどが整備される予定です。

高槻市の家賃相場は以下の通りとなっています。(2022年1月現在)
| ワンルーム | 1K | 1LDK | 2LDK | |
|---|---|---|---|---|
| 高槻駅 | 8.3万 | 7.2万 | 10.75万 | 18万 |
| 高槻市駅 | – | 7.45万 | 10.03万 | 17.65万 |
| ワンルーム | 1K | 1LDK | 2DK | 2LDK | |
|---|---|---|---|---|---|
| 高槻駅 | 5万 | 7.2万 | 9.15万 | 7万 | – |
| 高槻市駅 | – | 5.4万 | – | 6.95万 | 11.9万 |
市街化率が北摂7市の中で最も低い高槻市。市街地での住宅供給は限られるため、駅周辺の家賃相場はかなり高めです。それでも平坦地で生活施設充実、都心アクセス良好のため、需要は高まる一方。学生向けワンルームや1DKなどコンパクトなものからタワーマンションのファミリータイプまで、“供給も多いけれど需要も多い”印象です。阪急「上牧」駅北地区は、特定土地区画整理事業や都市計画道路の開通で整備された市街地が誕生し、マンションも誕生。JRの新駅が実現すれば、市東部が熱くなるかもしれません。
市内各所で音楽が溢れる「高槻ジャズストリート」や北摂最大級の市民まつり「市民フェスタ高槻まつり」、市民ランナーが市内を駆け抜ける「高槻シティハーフマラソン」。各種行事が長く続いているのは、市民の郷土愛ゆえ。住み心地良く、ますます便利になる高槻市。子育て支援も好評です。郊外のニュータウンにもファミリー層の流入が増えそうです。
大阪と京都の中間地点。JRと阪急の2WAYで、通勤アクセス良好
都会と自然の中間地点。市街地は再開発で大都市化、郊外には豊かな自然とニュータウン
子育て支援や医療が充実、「安満遺跡公園」は多世代の憩いの場に
【調査対象物件】賃貸マンション/駅徒歩10分以内、築年数10年以内、賃貸アパート/駅徒歩10分以内、築年数の設定なし(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【データ抽出期間】2021/7~2021/9
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している