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「千里中央」が、「住みたいまちランキング」第7位にランクイン。駅前の再開発が進み、ますます便利で暮らしやすい街へ進化しています。北大阪急行線延伸工事はいよいよ2023年度完了(予定)。箕面エリアと千里中央が直結します。

日本最初の大規模なニュータウンとして1962年に街開きした「千里ニュータウン」。北大阪急行線「千里中央」駅は、その玄関口として開設されました。同線は、大阪メトロ御堂筋線と直通運転を行っているため、千里中央から「新大阪」「梅田」「なんば」「天王寺」といった大阪の主要ターミナルに乗り換えなしでアクセスすることができます。
北大阪急行線の延伸工事も大詰め。いよいよ2023年度に完了します(予定)。新線の沿線には2駅設けられ、「箕面船場阪大前」駅前には複合公共施設が今年5月にオープン。「文化芸能劇場」や大阪大学の図書館機能も備える「船場図書館」等が入り、隣接地には大阪大学箕面キャンパスが開校します。終着「箕面萱野」駅前の「みのおキューズモール」には、2020年春リニューアルの「イオンスタイル箕面」や、「109シネマズ箕面」、「コ・ス・パみのお」等があり、モール内を流れる小川は子どもたちに人気の水遊びスポットです。

南北の移動に北大阪急行線・大阪メトロ御堂筋線、東西移動には大阪モノレール線が利用できます。大阪モノレール線「千里中央」駅から「大阪空港」駅へ13分、大型商業施設「EXPOCITY」のある「万博記念公園」駅へ5分。大阪モノレール線では、大阪メトロ長堀鶴見緑地戦、JR学研都市線、近鉄けいはんな線・奈良線に乗り継げる延伸工事計画が2029年開業予定で進んでいます。

カーアクセスも、非常に良好です。中国自動車道・名神高速道・近畿自動車道「吹田」ICや、新名神高速道路「箕面とどろみ」ICが利用でき、広域の移動も軽快。幹線道路である新御堂筋や大阪中央環状道も通じており、大阪市内へスピーディーに出ることができます。
「千里中央」駅前には阪急バスのターミナルがあり、豊中や吹田、箕面、茨木など北摂各所を結ぶ路線の起点になっています。また北摂にある複数の私立学校のスクールバス停留所もあり、朝夕は制服姿の学生も多くみられます。
千里中央は、鉄道やバスなど公共交通機関が充実しており、行きたい場所にスムーズにアクセスできるため、車を持たなくても不便を感じることはありません。単身者から高齢者まで幅広い世代が暮らしやすい街たる所以です。
駅前一帯は、一大ショッピングゾーン。「千里阪急百貨店」やショッピングモール「せんちゅうパル」、「ピーコックストア」、「ヤマダ電機」、2019年グランドオープンの「SENRITOよみうり」など大型商業施設が集中しています。各施設は地下通路やデッキで結ばれ、道路を横断することなく、回遊できます。地下通路にも和菓子屋さんや飲食店がズラリ並び、美味しい誘惑がいっぱいです。
「せんちゅうパル」の広場では、日本各地の物産展や、演奏会など多彩なイベントが開催されています。子どもの遊び場も用意され、平日、休日を問わず、親子連れでいっぱい。夕方は、スクールバスを降りた高校生で広場やカフェが華やぎます。
せんちゅうパルは、創業50年。これより早く誕生したショッピングモール「千里セルシー」は、老朽化等の理由で閉館しました。セルシーにも広場があり、ここでライブを開けばブレイクするというジンクスから「若手歌手の登竜門」とされていました。光GENJIやAKB48、氷川きよし等もここで新譜を披露しました。「千里セルシー」を、「千里阪急百貨店」と一体的に建て替え、延べ10万m2級の商業施設を整備するプロジェクトが始まっています。回遊しやすく、買物しやすい環境の実現をめざすとされていますが、建て替え時期などは未定です。

「せんちゅうパル」広場に面して、「豊中市千里文化センター コラボ」があります。豊中市の市役所出張所や、千里保健センター、各種講座が開かれる千里公民館、千里図書館からなる公共施設です。「多文化カフェ」、「ブックトーク&トーク この本読んだ会」等、多彩なイベントが運営され、住民同士の交流の和を広げています。転勤で引っ越してきた人が集まり、語り合える「転勤族カフェ」も開催されています。転勤者の多い「千里ニュータウン」ならではの取り組みです。
医療施設も充実しています。「関西メディカル病院」は病床数225床の総合病院。2020年に地域医療支援病院と大阪府に承認されています。駅前にあるマンション2階部分には、「千里レジデンスメディカルモール」(内科、眼科等)があります。
千里ニュータウンは、街全体が、「千里緑地」等の緑地で囲まれ、地区ごとに公園が整備されています。大規模な千里中央公園や西町公園、東町公園の他にも多数のプレイロットや広場が点在。千里中央公園は、ひときわ広く、開設面積は14.2ha。土地の起伏を活かした総延長150mのローラー滑り台には子どもたちが列をなし、木陰は絶好のピクニックスポット。300本もの桜が咲く花見の名所でもあります。敷地内の体育館には、器機が充実したトレーニングジムや、ヨガや体操など各種教室が開かれる部屋、バドミントンや卓球が楽しめるホールがあります。多くの市民が利用する公園ですが、市では、より一層の活用を目指して、千里中央公園再整備基本計画を策定。民間事業者の公園運営への参入や再整備について方針を定めたところです。

千里ニュータウンは当初、大阪府公社住宅供給公社、大阪府営住宅、日本住宅公団(現在のUR都市機構)、社宅が供給主体の集合住宅と、それらを取り囲むように建てられた戸建て住宅街区で構成されていました。2000年代になって、駅前エリアの再整備と、老朽化した団地の建て替えやリノベーションが活発化。駅前には駅直結のタワーマンション「ザ・千里タワー」(地上50階建て)や「シエリアタワー千里中央」(地上52階建て)が並び立ち、駅徒歩5分内にも数多くのマンションが建設されています。駅から少し離れたエリアでも商業施設や公益施設を備えた大規模な分譲マンションやUR都市公団による賃貸マンションの開発が進んでいます。建て替えではなくリノベーションを選ぶ団地もあり、UR都市公団の一部団地では、無印良品とコラボした「UR×MUJIリノベーションプロジェクト」を実施。若い世代の人気を博しています。


千里中央の家賃相場は以下の通りとなっています。(2022年1月現在)
| 1LDK | 2DK | 2LDK | 3LDK |
|---|---|---|---|
| 16.3万 | 9.87万 | 18.18万 | 18.8万 |
人気エリアは「新千里東町」。駅と千里中央公園の間に広がり、地区内に小・中学校、東町公園があります。戸建て住宅を希望するなら、新千里西町や北町の北部に位置する邸宅街へ。緩やかに南傾斜がかった地形で、道路幅も広く日当たり良好。駅前の喧騒も全く届きません。広い戸建てから駅前のマンションへ住み替える年配層と入れ替わるように、子育てファミリーの流入も進んでいます。

千里ニュータウンの玄関口から都市機能を備えた北摂を代表する街へと発展を遂げた千里中央。北大阪急行線・大阪メトロ御堂筋線で、梅田へ直行19分のアクセスの良さや、生活施設の充実、緑溢れる街路や広大な千里中央公園など豊かな自然環境が広い世代に好感されています。鉄道延伸計画や駅前再整備や団地の更新など、明るい話題もいっぱい。今後も千里中央の魅力はますます高まっていくでしょう。
北大阪急行線・大阪メトロ御堂筋線と、大阪モノレール線が利用可。北大阪急行線の延伸で箕面エリアに直結
駅前に大型商業施設や公共機関など都市機能が集積。更なる駅前再整備の計画も
千里ニュータウンの団地の更新が進行中。自然豊かな環境が子育て層を呼び込む
【調査対象物件】賃貸マンション/駅徒歩10分以内、築年数10年以内、賃貸アパート/駅徒歩10分以内、築年数の設定なし(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【データ抽出期間】2021/7~2021/9
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している