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住みたい街ランキングで常に上位にラインクインする恵比寿。2021年のランキングでは2位に選ばれ、2018年から4年連続となりました。落ち着いた雰囲気を兼ね備えた街で幅広い層に人気のエリアです。
恵比寿駅にはJR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線の4複数路線が乗り入れ、アクセスは抜群。代官山や広尾、中目黒など、周辺エリアも洗練された印象があります。
恵比寿は駅周辺を中心に飲食店が豊富な都内屈指のグルメタウン。便利な駅ビルや都会的な商業施設、セレクトショップなどもそろい、流行の発信地としても注目を集めるエリアです。一方で、駅前の商店街や路地裏などには古き良き街並みが残り、駅から少し離れたところには閑静な住宅街も広がります。オンでもオフでも満足度の高い点が、人気の理由のひとつと言えそうです。


恵比寿のランドマークとして全国的にも知名度が高い『恵比寿ガーデンプレイス』。サッポロビール工場跡地に建てられ、恵比寿の街が発展するキッカケとなりました。施設内には『ヱビスビール記念館』や、写真と映像専門の公立美術館『東京都写真美術館』をはじめ、都内有数の高級ホテル『ウェスティンホテル東京』などが入ります。
2019年には地下1階に『PORTAL POINT -Ebisu-』がオープン。仮眠室が設けられたシェアオフィスを中心に、カフェやイベントスペース、ポップアップストアなどで構成され、2020年グッドデザイン賞にも選ばれています。

『三越恵比寿店』が2021年2月末をもって閉店しました。同店は1994年の恵比寿ガーデンプレイスの開業と同時に、核テナントとしてオープン。26年にわたり地域に寄り添ってきただけに閉店が惜しまれます。跡地となる商業棟はリニューアルされ、スーパーマーケット『ライフ』や『明治屋恵比寿ストアー』、ドラッグストアなどが入る予定です。
一方で新しい動きも見られます。サッポロビールホールディングスは昨年12月、約35年ぶりにガーデンプレイスでビール醸造再開を目指す旨を発表。2023年を目標としており、ビールが飲める店舗なども併設予定。恵比寿のランドマークがどう変わっていくのか、今後に注目が集まります。
恵比寿は都内有数の美食の街。おしゃれなカフェやバー、ミシュランで星を獲得する名店、老舗の居酒屋や話題のラーメン店など、駅周辺を中心に多彩な店舗が軒を連ねます。
ノスタルジックな雰囲気を持つ『恵比寿横丁』は、恵比寿を代表するグルメスポットのひとつです。昭和時代に栄えた山下ショッピングセンター跡地につくられ、個性的な飲食店20店が集結。どの店舗もコンパクトなつくりで、横丁内ではしご酒も楽しめます。

海外からの初上陸店やメディアで話題の店が多いのも恵比寿の特徴です。
2019年11月には、ハワイで高い人気を誇る『THE PIG AND THE LADY』が日本初上陸。ベトナム料理とフレンチを融合したオリジナリティあふれる料理を提供しています。
2020年9月には日本酒×アートをコンセプトに、日本初の日本酒店とアートギャラリーをマリアージュした『Sake & Art Candle』がオープン。2階に併設されたバーでは、全国各地の日本酒や定番のカクテルのほか、オリジナルの日本酒カクテルも楽しめます。
恵比寿駅から徒歩10分ほどの代官山エリアも含め、おしゃれな商業施設やブランドショップの旗艦店、セレクトショップ、カフェなどが充実。休日を思い切り満喫できる環境があります。

多くの人が集まる『代官山T-SITE』には、蔦屋書店をメインにカフェやレストランも併設。東急東横線の線路跡地につくられたショッピング施設『ログロード代官山』には、ビール醸造所併設のレストランやベーカリーなどが入っています。

『代官山アドレス・ディセ』は、「旧同潤会代官山アパート」の跡地に建てられた地上36階建て約500戸の集合住宅を有する複合施設。ショッピング施設だけでなく、『渋谷区代官山スポーツプラザ』や『代官山公園』、駅直結の多目的広場『アドレスプラザ』も入り、地域のハブとしての役割も担っています。

2019年には複合施設『KASHIYAMA DAIKANYAMA』がオープン。大小の箱が重なり合う、丘のような外観が特徴的で、カルチャーやアートを発信するギャラリー、ファッションを中心としたマーケット、レストラン、カフェ、バーなどがそろいます。
2020年には「恵比寿 旧国家公務員宿舎跡地 再開発プロジェクト」として、恵比寿南3丁目に『プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン』が誕生しました。分譲住宅をはじめホテルや老人福祉施設(デイサービス)、保育施設を併設しています。
都会的な印象が強い恵比寿ですが、駅周辺には「恵比寿新栄会」や「恵比寿新橋商栄会」「エビス商店街」「恵比寿一番会」などの商店街が点在。どこか懐かしい雰囲気も感じられます。
付近に公園も多く、特に『西郷山公園』は高台に位置し、中目黒方面を一望できる名所です。夜景スポットや花見スポットとしても知られ、カップルや家族連れなど多くの人が訪れます。

イベントや地域行事も盛んで、地域交流の場も充実しています。戦後復興のために始まった『全恵比寿納涼盆踊大会』は、60年以上の歴史を誇ります。恵比寿駅前に会場を設け、来場者数は毎年約6万人以上。オリジナルの楽曲を持ち、若者や外国人の参加が多いのも特徴です。
『恵比寿文化祭』は新しい場づくりや街の文化発信などをコンセプトに、2011年からスタート。10周年となった2020年は、初のオンライン同時開催となりました。
ほかにも、恵比寿ガーデンプレイスを会場に、毎週日曜にはマルシェも開かれています。夏の野外映画祭、秋のビール祭り、クリスマスシーズンのイルミネーションなど、季節ごとに違った楽しみ方ができます。
家賃相場は駅徒歩10分以内、築10年以内の賃貸マンションの場合、ワンルームで15.3万円、1Kでは13万円、1LDKで26.3万円、2LDKで33.1万円、3LDKでは44万円となっています。賃貸アパートで築年数を問わないならもう少し相場が下がり、ワンルームで7.5万円、1Kで8.5万円になります。
| ワンルーム | 1K | 1LDK | 2LDK | 3LDK |
|---|---|---|---|---|
| 15.3万 | 13万 | 26.3万 | 33.1万 | 44万 |
都心部の人気エリアだけに家賃は高水準、家賃を抑えたい場合は、駅徒歩分数や築年数、広さや設備条件を緩和する必要がありそうです。
恵比寿の中心街から少し離れれば閑静な住宅街が広がり、高級住宅街である広尾も徒歩圏内。落ち着いた暮らしを求める人にも適しています。

交通の利便性が高く、洗練された複合施設や駅ビルなど、商業施設も充実。昔ながらの商店街や地域交流も楽しめる恵比寿。遊びも仕事も充実させたい人、落ち着いた暮らしを求める人に適した街と言えるのではないでしょうか。
4路線が乗り入れ、ビジネスにもプライベートにも好立地! 商業施設も充実
進化を続けるランドマーク『恵比寿ガーデンプレイス』 がある
『恵比寿横丁』をはじめ、多彩なジャンルで魅了する都内屈指のグルメタウン
カフェやアパレルショップなど洗練された雰囲気で、街歩きも楽しめる
昔ながらの商店街や公園、閑静な住宅街など、住みやすさも同居する
【調査対象物件】賃貸マンション/駅徒歩10分以内、築年数10年以内、賃貸アパート/駅徒歩10分以内、築年数の設定なし(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【データ抽出期間】2020/11~2021/1
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している