東京の北側に位置する池袋は、5位にランクイン。駅前の再開発が進み、ここ数年は新しい商業施設も続々とオープン。繁華街という印象が強かった街並みは変わりつつある。
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線が乗り入れる巨大ターミナル駅で、交通の便は言わずもがな。西武や東武などの名だたる老舗百貨店が軒を連ねる一方、「Esola池袋」「WACCA池袋」など商業施設も続々とオープン。ファッションやライフスタイル雑貨が充実し、若い世代の心を掴んでいる。
さらに、アートやカルチャーイベントも充実。池袋唯一の区立劇場「あうるすぽっと」では、ミュージカルから落語まで幅広い舞台芸術を楽しめる。毎年9月には「池袋演劇祭」も開催され、“演劇の街”としての認知も広がりつつある。2020年には、8つの劇場を備える新複合施設「Hareza池袋」もオープン予定だ。さらに、2018年2月には、女性向けゲームブランド「オトメイト」の世界を体験できる「オトメイトビル」が営業を開始するなど、伝統芸能からサブカルチャーまで、幅広いエンターテインメントを楽しむことができる。
駅近辺には教育環境が充実。立教大学や東京福祉大学、東京音楽大学のほか、2023年には東京国際大学がサンシャインシティ隣に新キャンパスを開校予定。また、2015年に豊島区役所とマンションが一体化した「としまエコミューゼタウン」が完成したのを皮切りに、2つの小学校が統合。区内全体で小・中学校の改築が行われるなど、整備が進んでいる。
子どもからお年寄りまで、幅広い世代に愛される池袋。これからの街の進化から目が離せない。