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「地盤調査は現在、家を建てる前にはほとんど行われています」とサムシングの担当者は言う。ここ数年で住宅に関する法律ができたこともあり、「2009年に住宅瑕疵担保履行法(※)が始まってからは、瑕疵担保保険の申し込みに地盤調査報告書が必要となるなど、地盤調査は事実上必須となっています」とのことだ。さらに先般の震災を機に、一般の人々の間でも地盤への関心はより高まってきているようだ。
※家を建てた建築会社は、10年間主要構造部などの不具合の保証をしなければならないが、そのために保険に入ることなどを義務づけた法律
地盤調査の結果、改良の必要がない場合は建築をスタート。改良が必要な場合は、地盤改良の設計へと進む。建築学会などから出された指針をもとに、建物の重さを支えるために必要な仕様を計算し、地盤改良工事を行う。
調査により、地盤改良が必要と判断されるのは「3件に1件くらいが全国平均。エリアにより、もっと多いところも、少ないところもあります。結果がどちらでも、家を建てられないのではなく、しっかり改良すれば安心して建てられるので、調査結果についての説明をきちんと受けましょう」
「地盤調査報告書をもらったら、内容を確認し、不明点については質問をして解決することが大事。また、地盤改良工事費がどれくらいかかりそうか不安なら、地盤調査会社から近隣のデータをもらえるよう、建築会社に頼んでみるといいでしょう」とのこと。
地盤対策も家づくりの大事なステップ。安心して家を建てられるよう、建築会社任せにせず、自分からも積極的に働きかけよう。
建物の4隅と中央などの4ポイント程度を調査
一戸建て住宅の場合、地盤の強度を調べる方法として一般的なのはスウェーデン式サウンディング調査。プラン完成後の敷地配置図に基づき、建物の4隅と中央などの4ポイント程度を調査する。
建て替えの場合でも、基礎の形状などが変われば地盤の改良が必要となるケースがあるため、改めて地盤調査を行う必要がある。
調査データと土地情報を見て多角的に分析
調査によってわかった地盤データのほか、地層や地形、以前どんな土地だったか、造成状況なども参考にしながら、多角的に分析。
「もし不安なら、調査に立ち会うのもいいでしょう。正しい調査ポイントで採集されたデータかどうかなどをチェックでき、調査会社のシステムによっては、調査直後のデータを見ることもできます」
どんな対策が必要かきちんと説明を聞こう
地盤調査報告書が調査会社から建築会社に渡されると、建築会社から報告がある。地盤改良が必要かどうか、必要な場合はどんな工事をするのか、説明を受けよう。
硬い地盤が深いところにあるほど割高に
地盤改良が必要と判定された場合、下図に示したような工法で改良工事を行う。「工法は、地表から硬い地盤までの深さなどによって異なり、深くなるほど費用の高い工法となるのが一般的です」。30~ 40坪程度の一戸建ての場合、50万円から300万円ほどかかることも。事前に建築会社を通して予測をしてもらっておこう。
