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注文住宅を建てるときにかかる費用は、エリアによって違ってくる。そこで、「建設費にお金をかけているのは何県?」「ウチの県の坪単価は平均いくら?」といった疑問を探ってみよう。データは、住宅金融支援機構が2013年12月に発表した「2013年度上半期フラット35利用者調査報告」をもとにしている。
まずは、都道府県別の「注文住宅1戸当たりの平均建設費」(土地取得費は含まれていない)を見てみよう。1位は東京都の3654万円。2位の奈良県の平均を213万円も上まわる建設費だ。3位は神奈川県、5位は愛知県、6位は大阪府と、首都圏や名古屋市、大阪市といった大都市を抱えたエリアでの建設費が高くなっている。ほかのエリアに比べて「平均年収が高く住宅の建設にお金をかける余裕がある」「大工さんなどの人件費が高く施工費がかかる」などの背景が考えられる。4位に入った山形県は2012年度上半期の16位から急上昇。次に述べる床面積の平均ランキングで1位であることから考えると、平均床面積のアップが影響しているといえそう。
なお、建設費の平均が最も低かったのは宮崎県の2315万円。全国平均は3004万円で、2012年度上半期の2988万円よりも増えている。

次に、床面積の平均ランキングを見てみよう。1位は山形県の157.8㎡。2位以降は石川県、岩手県、宮城県、富山県と続く。石川県は2012年度上半期に比べて10㎡を超える上昇、1位の山形県も平均で9.9㎡広くなっている。東北・北陸の県が上位を占めている要因には、首都圏や大都市圏に比べて、広めの土地が確保しやすい、ということがありそうだ。
なお、建設費で上位だった東京都や神奈川県の床面積は全国平均の132.9㎡を下回っている。

建材や内装材、外装材、設備などのグレードが同じなら、床面積が大きいほど建設費は高くなる。同じ面積当たり、いくらくらいのお金をかけているかを比較できるのが「坪単価」だ。ここでは、都道府県ごとの平均建設費を平均床面積で割り、1坪(3.3㎡)当たりにかかった費用を算出してみた。
上位を占めているのは東京都、神奈川県、埼玉県の首都圏エリアと、大阪市のベッドタウンがある奈良県、名古屋市のある愛知県だ。土地の取得費用は含まれていないので、坪単価の高さは、ほかのエリアに比べて人件費が高いこと、コストのかかる工法や構造、グレードの高い設備や内装材、外装材を選択する人が多いなどの理由が考えられる。
また、2013年度上半期の坪単価は、前年度の上半期に比べて上昇傾向。建築資材の高騰も影響していそうだ。

なお、もっと詳しく知りたい場合は、住宅金融支援機構のホームページから「2013年度上半期フラット35利用者調査報告」がダウンロードできる。土地の取得費用を含む場合の注文住宅の所要資金や、マンション取得の場合のデータもある。気になる人はチェックしてみよう。
○問い合わせ先
住宅金融支援機構
http://www.jhf.go.jp/
・引用調査データ
2013年上半期 フラット35利用者調査報告(2013年12月発表)
http://www.jhf.go.jp/files/300122091.pdf