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就職や転勤などをきっかけに一人暮らしをはじめるとき、住まい選びのひとつのカギになるのが、「勤務地」への通勤のしやすさ。では、品川エリアに勤務する一人暮らしの人は、どんな路線を選び、どのくらいの通勤時間をかけているのでしょうか。また、駅徒歩、家賃、住みたいと迷った路線や駅など、一人暮らしの住まい選びで気になる内容を、実際に品川エリアに勤務する人たちに聞いてみました!
JR山手線や京浜東北線、横須賀線(総武線快速)、上野東京ライン、東海道新幹線といった首都圏の主要路線が停車し、京急本線も乗り入れる品川駅。東海道五十三次の第一宿「品川宿」があった場所なだけあり、昔から東京の玄関口として存在感を放っています。
駅周辺はビジネスビルが立ち並ぶオフィス街ですが、高輪口には品川プリンスホテルを中心としたエリアに、水族館や映画館などのレジャー施設もあります。

2020年に品川駅と田町駅の間に開業した「高輪ゲートウェイ駅」は、JR東日本が進める「品川開発プロジェクト」の中心地です。2025年には駅周辺に、オフィスや商業、文化施設が集う「高輪ゲートウェイシティ」が誕生予定。このプロジェクトで特に注目されているのは、隈研吾氏デザインの文化創造棟です。
品川エリアは朝夕人の行き交うビジネス街のイメージが強いですが、文化やレジャーの場としても親しまれていくかもしれません。

まずは、品川エリアに勤務し、一人暮らしをしている人に、現在住んでいる沿線を聞いてみました。すると、JR京浜東北線14.4%、京急本線9.6%が上位にランクイン。2路線とも乗り換え不要で品川駅にアクセスできるほか、沿線の距離が長いため、駅の選択肢が豊富で選びやすいのかもしれません。次いで、3位JR山手線7.7%、4位JR総武線6.7%、5位JR中央本線4.8%という順番に。JR山手線と総武線(横須賀線)はともに乗り換え不要で品川駅まで通えるほか、本数が多く、次々と電車が来るため、通勤がしやすいのかもしれません。
ちなみに現在暮らしている最寄駅を聞いたところ、男性は大井町や日暮里、池袋、本八幡を挙げていたのに対し、女性は蒲田、西荻窪、三軒茶屋などと回答。男女の結果を比べると、大井町・蒲田の「職住近接」エリアはともに根強い人気があるよう。そのほかの駅は少し品川から距離がありますが、男性は東京の北・東側から千葉県にかけてのエリアを選んでいるのに対し、女性は東京の西・南側を選ぶ傾向にあり、好みの違いが出る結果となりました。


ほぼ毎日のこととなる通勤ですが、品川エリア勤務で一人暮らしをしている人はいったいどのくらいの時間をかけているのでしょうか。1位は60分以内で23.1%、2位は50分以内で20.2%と続きます。これらをあわせると40%超にもなるため、通勤には50~60分程度かけてもいいと考える人が多いよう。これは、他エリア勤務の一人暮らしの人と比較すると、比較的長い傾向にあります。
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次いで、3位30分以内12.5%、4位20分以内10.6%、5位40分以内9.6%という結果になりました。品川エリア勤務の人は、通勤時間が長いことで、仕事とプライベートの切り替えができると考える人が多いのかもしれませんね。

次に、住んでいる家の駅からの所要時間を聞いてみました。驚くのが、5分以内が24.0%、15分以内が23.1%と、ほぼ同率である点です。通勤時間は同じ50~60分でも、「電車に乗る時間は長くてもいいから駅近派」と、「電車に乗る時間は短くして、徒歩15分くらい歩く派」と分かれるのはとても興味深いですね。
3位は10分以内で14.4%、4位は7分以内13.5%、5位には20分以内6.7%がランクインしていて、駅から歩くのも苦にならないという人が多数派なのかもしれません。

一人暮らしで最も気になるのが、やはり家賃。品川エリア勤務の人は、どのくらいの家賃を払っているのでしょうか。
最も多いのが、7万円~8万円未満で30.8%。次いで、6万円~7万円未満が20.2%、6万円未満と8万円~9万円未満が17.3%で並びます。
さらに、9万円~10万円未満と、10万円~11万円未満が同率で、3.8%という結果に。品川エリア勤務の一人暮らしをしている人で特徴的なのが、10万円超の家賃を払う人が他エリアよりもやや少ない傾向にあること。通勤時間の結果とかけあわせてみると、東京都だけでなく神奈川県、千葉県、埼玉県などの一都三県からも選んでいる人が多いことが見えてきます。品川エリアから少々距離はあるものの、家賃相場の手ごろなエリアも含めて家探しをしているため、家賃が抑えられる傾向にあるのかもしれませんね。

では、家賃と並んで気になる間取りを紹介しましょう。圧倒的多数ともいえるのが1Kで59.6%、次はワンルームで14.4%になります。キッチンスペースと居室のあいだに扉がある間取りの1K。この扉があることでニオイや室温など、住み心地に差が出てくるので、「1Kがイイ!」と考える人が多いよう。
一方で、キッチンが広くて食事もできる1DKが7.7%、キッチンスペースが8畳以上とより広くなった1LDKが4.8%、2部屋ある2LDKで暮らす人も4.8%ほどいます。家賃は手堅くおさえながらも、間取りにはそれぞれのこだわりがあるようですね。

次に、品川エリア勤務の人が、今の街を選ぶ際に重視した項目を聞いてみました。1位は「交通利便性」で48.1%。通勤時間は50~60分程度と長めの人が多かったものの、やはり「交通利便性」は重視した人が多かったようです。
次いで、2位には「生活利便性がいい」が23.1%、3位には「街の雰囲気がいい」を選んだ人が17.3%と続きます。
次いで、4位「知人・家族が近くに住んでいる」が15.4%、5位「公共施設の充実」が4.8%にもなりました。
全体的に堅実傾向がうかがえる品川エリア勤務で一人暮らしをしている人たち。他のエリアでは出てきていない「公共施設の充実」が5位に挙がるところからも、こうした手堅さ、安心感を求めていることが分かります。
それでは、品川エリア勤務の一人暮らしの人に、自分が暮らしている街の「お気に入りスポット」とその理由を聞いてみました。

最後に住まい探しをするときに比較検討した駅と、断念した理由を聞いてみました。先輩方のコメントには、納得できる部屋探しのヒントが隠れているはずです。
品川エリア勤務の一人暮らしの人は、東京都内はもちろんのこと、埼玉県・千葉県・神奈川県と広範囲にわたって暮らしていることが分かりました。これは、神奈川~東京~埼玉をまたがって走るJR京浜東北線や、神奈川~東京~千葉をつなぐ京急本線(京成線)のほぼ中心部に、「品川エリア」があるからこそといえるかもしれません。もちろん、大井町や蒲田などの、近隣エリアを選ぶ人もいますが、家賃相場が都内よりも安くなる千葉県、神奈川県、埼玉県などへも乗り換えなしでアクセスできることが品川エリアのメリット。東京都内に限らず、エリアを広げて部屋探しをしてみると、思いがけず自分に合った街と出合える可能性も。一人暮らしが楽しくなる街を、ぜひ見つけてくださいね。

品川エリアは多路線が乗り入れ、羽田空港へのアクセスもよく交通利便性が高い
品川エリア勤務の一人暮らしの人の通勤時間は50~60分くらいと、他エリアと比較すると長め
最寄駅からの徒歩分数は、5分以内と15分以内がほぼ同率でTOP2。電車に乗る時間は長くても駅近がいい派と、その逆に分かれている