新年度がスタートし、進学や就職、転勤などで新しい土地で暮らし始めたり、ほかの都道府県から引越してきた人と知り合ったり。初めて聞く言葉や、独特のイントネーションのある方言が、新鮮に感じる機会も増えそうな時期です。今回は、京都府の人が選んだ「好きな方言」ランキングを発表します。

京都府の人が「好きな方言」の1位は、地元「京都」の方言。2位の「福岡県」を大きく引き離してトップに輝いています。「ホンワリした感じで優しそうだから」「やんわりとした雰囲気を出せるから」など、地元の方言にやわらかさや優しいイメージを重ねているようです。また、「最近なぜか京都弁をほめられるから」という声も。2位の「福岡県」を選んだ人は約3人に1人。博多弁には「女性が使っているとかわいいなと思う」「〜と、という言葉で終わるところがかわいい」と、かわいらしさを感じている人の声が多くありました。3位は同じ関西の「大阪府」。京都弁とはアクセントなどに共通点があるためか、「しゃべりやすい」「親しみがあって好き」など、人気を集めています。
4位以下には「広島県」「沖縄県」「高知県」といった特徴のある方言の県のほか、「兵庫県」「滋賀県」など、京都府の人にとってはなじみのある近隣県がランクインしています。

日本にはそれぞれの県や地域に、個性的な方言があります。今住んでいる場所から引越しをすることになったら、家探しだけでなく、その地域の方言や独特な言葉を調べておくと、引越し先の街に親近感が生まれそうですね。