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楽しい二人暮らしのために欠かせないのが、二人の好みでコーディネートされたインテリア空間。でも、二人の好みの方向性がずれたまま、欲しいものをどんどん買っていくうちに、雑然とした部屋になってしまうことも。そこで、二人暮らしの部屋づくりのポイントを、インテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えてもらった。二人の好みのすり合わせ方、インテリアのスタイル、家具選びの重要なポイントについて学ぼう。
二人暮らしを始めるにあたって大切なことは、まず二人の生活スタイルに合った部屋を探すこと。「例えば出勤・帰宅時間が大きく違う、一方または両方がテレワークをすることがあるなどの場合、一人になれる部屋があるといいでしょう」と住吉さん。部屋はもちろん、家具や家電を選ぶ上でもこのことを考える必要がある。
部屋が決まり、必要なものは何か、新たに買うのか、手持ちのものを持ってくるのか、どこに何を置くのかなどが決まったら「アイテムを選ぶ前に二人の好みや希望をすり合わせることが重要です」

具体的には「SNSなどからお互いに好きなインテリアの画像を集めて、それを見ながら、どんな部屋にしたいか話し合いましょう」。例えばインテリアに使いたい色、家電のデザイン、観葉植物などをいくつか出し合い、好き嫌いを言い合ううちに、お互いに許容できるスタイルが見えてくるのだとか。「二人の好みが違っても、どこかしら重なる部分があるということも多いので、そこが見つかればベストです」
共通点が見つからなかった場合には「例えば寝室は彼、キッチンは彼女、などというように、担当を決めるのも手。1つの空間に違ったスタイルのものを無理に詰め込むより、このほうがごちゃつきを避けられます」

二人の接点が見えてきたら、目指すべき方向性を具体的にするために「インテリアのスタイルを決めて、それに合ったアイテムを選んでいきましょう」と住吉さん。
例えばミッドセンチュリーなどといった言葉で分類されるインテリアスタイルは「さまざまな時代や場所の歴史的背景や文化をベースに発展してきたもの。現代では厳格なルールなどはなく、MIXスタイルが主流となっていますが、時代や場所、色やフォルム、柄、素材など、何かしらそのスタイルを象徴するものを取り入れると、インテリアに統一感が生まれます」
次に紹介する写真は、さまざまなスタイルの参考例。「決めるポイントは、二人の好みだけではありません。例えば『個性的なものが好きだけれど、リビングはパブリックな空間だからナチュラルに』、『流行りすたりがなさそうだから和モダンに』、『もともと持っていた家具に合わせて』……などといった選び方もあります」
写真の中からイメージに近いスタイルを選び、部屋づくりのヒントにしよう。

・白木の家具
・ポトスライムなど色が明るめの植物(多めにするとナチュラル感がアップ)

・直線的でシャープなデザインの家具(物と色の数を抑えてすっきりさせる)
・直線的な植物(サンスベリア、ストレリチアなど)

・イームズなどのデザイナーズ家具(リプロダクト製品)
・原色のクッションを数色
・植物はモンステラなど

・茶色のレザー
・色が濃い目の木
・レンガの壁(貼って剥がせる壁紙を使えば賃貸住宅でも可能)
・植物はサボテンやエアープランツなど

・ラタンのフロアランプ
・ビタミンカラーのクッション
・タイの民族柄のアイテム
・植物はストレリチアやモンステラなど

・ラグの上にプフを置く
・赤・オレンジ・紫・ピンクなど鮮やかな色や幾何学模様の布(カバーやカーテン)
・真鍮製の小物
・植物はオリーブの木など

・和紙のフロアランプ(低いところから照らすのが和の特徴)
・木の家具
・植物は苔玉など

・ブルーのクッションやラグ
・海モチーフの小物
・白くペイントした木やラタンの家具

・シャンデリア
・シルバーの小物
・グレイッシュな色
・装飾性のある家具
・植物はくすんだ色のバラ(ドライフラワーなども)

・ペールピンクの布
・天蓋付きベッド
・フリルのカーテン(曲線的に垂らすとさらにガーリー感アップ)
・植物はガーベラなどの花
二人で決めたインテリアのスタイルに合わせることも大切だが、「二人で使うことを考え、さらに将来を見据えて、ずっと使いやすいものを選ぶという視点も大事です」。
例えばカーテンやラグなど「面積の広いものは、部屋全体の印象を左右するので、二人にとって居心地が良いと感じられる色や柄のものを」。ベッドは「スペースに余裕があるなら、子どもが生まれた後のことも考えて2台置きに」。このように、二人のこと、将来のことを考えて選ぼう。

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一人暮らしの部屋と違い、二人で楽しく快適に暮らせるかどうかを考えることが、二人暮らしの部屋づくりのポイント。また「家具を買うときは、将来の住まいについて考えることも重要です」と住吉さん。「いつか引越すつもりだと、家具選びも『とりあえず』となってしまいがち。そういう場合は、お試しでいろいろチャレンジしてみるのもいいと思います」。相手のこと、先のことも考えながら、インテリアを楽しもう。

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