二人暮らしのインテリアコーディネート術 二人にとって居心地のいい空間をつくるポイント

最終更新日 2023年03月27日
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二人暮らしのインテリアコーディネート術 二人にとって居心地のいい空間をつくるポイント

楽しい二人暮らしのために欠かせないのが、二人の好みでコーディネートされたインテリア空間。でも、二人の好みの方向性がずれたまま、欲しいものをどんどん買っていくうちに、雑然とした部屋になってしまうことも。そこで、二人暮らしの部屋づくりのポイントを、インテリアコーディネーターの住吉さやかさんに教えてもらった。二人の好みのすり合わせ方、インテリアのスタイル、家具選びの重要なポイントについて学ぼう。

二人暮らしのインテリアは二人の好みをすり合わせることがポイント

好みが違ったら、二人の共通点を見つけるか、場所で分ける

二人暮らしを始めるにあたって大切なことは、まず二人の生活スタイルに合った部屋を探すこと。「例えば出勤・帰宅時間が大きく違う、一方または両方がテレワークをすることがあるなどの場合、一人になれる部屋があるといいでしょう」と住吉さん。部屋はもちろん、家具や家電を選ぶ上でもこのことを考える必要がある。

部屋が決まり、必要なものは何か、新たに買うのか、手持ちのものを持ってくるのか、どこに何を置くのかなどが決まったら「アイテムを選ぶ前に二人の好みや希望をすり合わせることが重要です」

部屋でカタログを眺めるカップル
(写真/PIXTA)

コーディネート実例を見ながら、好きなカラーやスタイルを話し合おう

具体的には「SNSなどからお互いに好きなインテリアの画像を集めて、それを見ながら、どんな部屋にしたいか話し合いましょう」。例えばインテリアに使いたい色、家電のデザイン、観葉植物などをいくつか出し合い、好き嫌いを言い合ううちに、お互いに許容できるスタイルが見えてくるのだとか。「二人の好みが違っても、どこかしら重なる部分があるということも多いので、そこが見つかればベストです」

共通点が見つからなかった場合には「例えば寝室は彼、キッチンは彼女、などというように、担当を決めるのも手。1つの空間に違ったスタイルのものを無理に詰め込むより、このほうがごちゃつきを避けられます」

ネットを見ながら話し合うカップルの写真
それぞれの好みのインテリアの画像を一緒に見て話し合ううちに、共通点が見つかることも(写真/PIXTA)

スタイルを決めて二人の方向性をそろえるとブレないインテリアに

二人の接点が見えてきたら、目指すべき方向性を具体的にするために「インテリアのスタイルを決めて、それに合ったアイテムを選んでいきましょう」と住吉さん。

例えばミッドセンチュリーなどといった言葉で分類されるインテリアスタイルは「さまざまな時代や場所の歴史的背景や文化をベースに発展してきたもの。現代では厳格なルールなどはなく、MIXスタイルが主流となっていますが、時代や場所、色やフォルム、柄、素材など、何かしらそのスタイルを象徴するものを取り入れると、インテリアに統一感が生まれます」

次に紹介する写真は、さまざまなスタイルの参考例。「決めるポイントは、二人の好みだけではありません。例えば『個性的なものが好きだけれど、リビングはパブリックな空間だからナチュラルに』、『流行りすたりがなさそうだから和モダンに』、『もともと持っていた家具に合わせて』……などといった選び方もあります」

写真の中からイメージに近いスタイルを選び、部屋づくりのヒントにしよう。

ナチュラル:自然素材を多用してリラックス感を

ナチュラルスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れられるアイテム

・白木の家具
・ポトスライムなど色が明るめの植物(多めにするとナチュラル感がアップ)

モダン:無機質&直線的でシャープなデザイン

モダンスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・直線的でシャープなデザインの家具(物と色の数を抑えてすっきりさせる)
・直線的な植物(サンスベリア、ストレリチアなど)

ミッドセンチュリー:ポップな色使いや曲線を活かしたスタイル

ミッドセンチュリースタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・イームズなどのデザイナーズ家具(リプロダクト製品)
・原色のクッションを数色
・植物はモンステラなど

インダストリアル:古い工場や倉庫を思わせる無骨なスタイル

インダストリアルスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・茶色のレザー
・色が濃い目の木
・レンガの壁(貼って剥がせる壁紙を使えば賃貸住宅でも可能)
・植物はサボテンやエアープランツなど

アジアン:ラタンを多用したタイのリゾート風インテリア

アジアンスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・ラタンのフロアランプ
・ビタミンカラーのクッション
・タイの民族柄のアイテム
・植物はストレリチアやモンステラなど

モロッカン:アフリカ、イスラム、西洋文化の融合スタイル

モロッカンスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・ラグの上にプフを置く
・赤・オレンジ・紫・ピンクなど鮮やかな色や幾何学模様の布(カバーやカーテン)
・真鍮製の小物
・植物はオリーブの木など

和風(和モダン):畳や障子を活かす自然素材×シンプルデザイン

和モダンスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・和紙のフロアランプ(低いところから照らすのが和の特徴)
・木の家具
・植物は苔玉など

西海岸/サーフ:海をイメージさせるブルー×白のインテリア

サーフスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・ブルーのクッションやラグ
・海モチーフの小物
・白くペイントした木やラタンの家具

シャビーシック:こなれた味わいの中に上品さをミックス

シャビーシックスタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・シャンデリア
・シルバーの小物
・グレイッシュな色
・装飾性のある家具
・植物はくすんだ色のバラ(ドライフラワーなども)

ガーリー:女の子らしさ満載のかわいいインテリア

ガーリースタイルのインテリア例の写真
(写真/PIXTA)
簡単に取り入れるためのアイテム

・ペールピンクの布
・天蓋付きベッド
・フリルのカーテン(曲線的に垂らすとさらにガーリー感アップ)
・植物はガーベラなどの花

二人暮らしの部屋作りは広さや自分の使い方に合った家具を選ぶ

部屋に占める面積の大きい家具は二人にとって居心地の良い色や柄のものを

二人で決めたインテリアのスタイルに合わせることも大切だが、「二人で使うことを考え、さらに将来を見据えて、ずっと使いやすいものを選ぶという視点も大事です」。

例えばカーテンやラグなど「面積の広いものは、部屋全体の印象を左右するので、二人にとって居心地が良いと感じられる色や柄のものを」。ベッドは「スペースに余裕があるなら、子どもが生まれた後のことも考えて2台置きに」。このように、二人のこと、将来のことを考えて選ぼう。

2台組あせた場合のベッドの大きさ比較
スペースに余裕がなければダブル1台となることが多いが、子どもが生まれてからのことも考えるなら、シングル1台+セミダブル1台、またはセミダブル2台がオススメ

二人暮らしのベッドの選び方についてもっと詳しく
二人暮らしの「ベッド」選び方のポイントは? 一緒にする? 別にする?

二人で使うことを考え、将来も見据えて家具を選ぼう

一人暮らしの部屋と違い、二人で楽しく快適に暮らせるかどうかを考えることが、二人暮らしの部屋づくりのポイント。また「家具を買うときは、将来の住まいについて考えることも重要です」と住吉さん。「いつか引越すつもりだと、家具選びも『とりあえず』となってしまいがち。そういう場合は、お試しでいろいろチャレンジしてみるのもいいと思います」。相手のこと、先のことも考えながら、インテリアを楽しもう。

二人でソファに並ぶカップルの写真
二人で楽しく、将来も快適に暮らせるかどうかを考えたインテリアに(写真/PIXTA)
まとめ

二人の好みが違ったら、共通点を見つけるか、場所で分ける

インテリアのスタイルを決めて二人の方向性をそろえるとブレない

家具は二人で使うことを考え、将来も見据えて選ぼう

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取材・文/前川ミチコ イラスト/もり谷ゆみ
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