どんなに吟味して内装・収納を選んでも、実際に使ってはじめてわかることもある。そこで今回は家を建てたり、リフォームした人たちに、実際に導入したキッチンの使い心地についてアンケートを実施。「大満足!」「失敗した」「やっぱりほしかった」など、先輩たちのホンネを聞いた。リアルなクチコミを参考に、満足いく内装・収納選びをしてほしい。
■内装材
~成功~
・床はすべて紀州杉のむく材を採用しました。耐久性があって木目が美しく、経年変化で徐々に色が濃くなるので味わいがあります。(神奈川県・59歳・男性・建替)
・犬を飼っているので、傷がつきにくい複合フローリングを採用。ひっかき傷や汚れに強く、ワックス掛けが必要なくてお手入れがラク。(宮城県・49歳・女性・新築)
・足触りがいいように、あえてワックスなしのむく材にしました。夏場は素足で歩くとホントに気持ちがよくて、濃茶で見た目にも高級感があって気に入っています。濃茶だから汚れが目立ちにくいのも嬉しい。(東京都・42歳・女性・新築)
・調湿効果や脱臭効果のある珪藻土を採用しました。冬でも部屋はあまり乾燥しないし、ニオイも気にならないので室内環境は快適です。(奈良県・45歳・女性・新築)
・落ち着いた濃い木目調の室内ドアを採用。グレーっぽいブラウンで、インテリアともマッチしています。(広島県・40歳・女性・新築)
・天井から吊るす引き戸は、床にレールがないので掃除がしやすい!(栃木県・45歳・女性・新築)
~失敗~
・シンプルでモダンな雰囲気にしたくて真っ白のフローリングを採用。コーティングで耐久性があって傷つきにくいけど、白は髪の毛やゴミなどが目立ちます。ベージュとかでもよかったかもしれません。(宮城県・27歳・女性・新築)
・開き戸は開けるときのスペースが無駄に。狭い空間を有効に使うため、引き戸にすればよかった。(新潟県・32歳・女性・新築)
・採光が十分ではなく部屋が暗いので白を基調にした柄物の壁紙に。明るくなったが、汚れが気になってタバコが吸えなくなった。(広島県・69歳・男性・リフォーム)
■照明
~成功~
・LED照明はリモコンひとつで全部屋の照明を操作できて便利!(神奈川県・53歳・男性・新築)
~失敗~
・ダイニングをロウソク形の照明にしたら、上向きの明かりになって、食事をしていても手元が暗くて、料理が美味しそうに見えません。(愛知県・65歳・男性・リフォーム)
■収納
~成功~
・和室とリビングの段差を収納に。目立たないし、広くて使いやすい。(愛媛県・31歳・女性・新築)
・壁面のシステム収納は収納力があり、インテリアとしても存在感大。(神奈川県・53歳・男性・新築)
~失敗~
・天井まで高さのある玄関収納は、圧迫感があって玄関が暗いです。(宮城県・40歳・女性・新築)
<想定外によかった!&やっぱりほしかった…>
内装材の色や質感、使い勝手のよい収納、LEDの進化した機能などが想定以上という声が多い。一方、やっぱりほしかったものは、漆喰などの室内環境をより快適にする建材や、インテリア性の高い照明などのコメントが多かった。
~想定外によかった!~
・天井を壁よりも明るい色にすると広く感じると聞いたので実践。予想以上の効果で部屋が広く感じます。色の効果って本当にあるんですね。(北海道・34歳・女性・新築)
・長寿命で経済的だからLED照明を採用。実際に使ってみると光の色や明るさを調整できる機能が便利で、書斎で活躍しています。(神奈川県・53歳・男性・新築)
~やっぱりほしかった…~
・経済的な理由で漆喰を諦めましたが、実際に暮らしてみると、冬の乾燥や梅雨のジメジメが気になるので、採用すればよかったです。(愛媛県・36歳・男性・新築)
・すっきりさせたくてダウンライトにしたら、空間に表情がない。ペンダントライトも使いインテリアにしたり、光のニュアンスで空間に変化をつければよかった。(愛媛県・34歳・女性・新築)
まとめ
珪藻土やむく材などの自然素材は調湿効果や脱臭効果があり、快適かつ肌触りがよく好評のよう。スペースを有効活用して収納を設置した人は、室内を広く使える点を気に入っているようだ。照明や内装の色は室内の雰囲気や居心地を左右するので、照度や光の当たり方、汚れが目立ちにくい色の選択など、最適な照明の種類や内装材の色をうまく選ぼう。
住まいの設備を選ぶ本(2015年夏 4月25日発行)掲載
構成/小林真弓 取材・文/藤井たかの
●アンケート調査概要
対象:過去2年以内に一戸建てを建てた、または建て替えをした、またはリフォーム(一戸建て/マンション)した人207人
方法:マクロミル社によるインターネットアンケート
調査期間:2015年3月4日~3月5日