プラウドシティ国立 （取材レポート）

「国立」駅周辺にはスーパーや飲食店をはじめ、ドラッグストア、クリニック、ジムなど生活利便施設が集積。塾や幼児教室などが多く点在しているのは、文教地区ならではといえるでしょう。

日常の買い物については、「国立」駅周辺だけでなく、「谷保」駅周辺にも複数のスーパーが点在しているため、品揃え、価格、オーガニック志向、高級志向など、その日の目的やシーンで使い分けられるのがとても便利。学生からファミリー、シニアまで多世代が暮らす街だからか、飲食店も気軽に利用できるチェーン店からゆっくりとディナーを楽しめるレストランまで、幅広く揃っているのが特徴です。地域に根付いた個人店も多く、特に「谷保」駅周辺にはこだわりのフレンチやアットホームな定食店などが集まっており、探索のしがいがあります。

さらに国立市役所をはじめ、プールやジムが利用できるくにたち市民総合体育館、コンサートや寄席が定期的に開催されているくにたち市民芸術小ホールなど、公共施設が徒歩圏内にあるのも魅力。便利なだけでなく、健康的で文化的なライフスタイルを築けそうです。

このように、文教都市として落ち着いた環境の中にしっかりと生活利便施設が集まった国立は、利便性と環境のどちらも妥協したくない方にぴったりの街といえるでしょう。

「国立」駅南口から続く大学通りは、国立を象徴する街のメインストリート。都市景観形成条例に基づいて「景観形成重点地区」に指定されており、様々なルールが設けられています。「道路から外壁面までの後退距離を最低1m確保する」「鮮やかな色、彩度の高い色、反射・光る素材は避ける」などのルールによって、美しい景観が守り継がれているのです。そうした取り組みが高く評価され、2006 年度都市景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」、「新・日本街路樹100 景」など数々の賞にも輝いてきました。歩車分離はもちろん、自転車レーンも設けられた道はお子さん連れでも安心です。

最大の魅力は、やはり四季折々の風景を楽しめること。春は約200本の桜が咲き誇り、夏は鮮やかな緑が風にそよぎ、秋は色づいたイチョウで一面が黄金色に。そして冬は樹々がイルミネーションをまといロマンティックな雰囲気を演出してくれます。通り沿いにはカフェなどの飲食店も点在しているので、仕事帰りにホッと一息つけるお気に入りのお店を見つけるのもいいかもしれません。

本物件はこの大学通りが駅までのメインルートとなるため、歩きながらゆっくりと景色を堪能したり、自転車で並木道を颯爽と駆け抜けたりと、日々の何気ない移動時間がきっと心地よく、四季とともに思い出が積み重なっていくものになるでしょう。

子育てや教育に対する価値観が多様化する中、現代のファミリーにとって国立に暮らすことにはどんな魅力があるのでしょうか。子どもの発達と環境の関係を研究する専門家であり、国立市幼児教育センター所長・くにたち未来共創拠点矢川プラス館長を務める細田直哉氏に話を伺いました。
乳幼児期の教育で大切なのは、子どもが出会う「環境全体」と語る細田氏。
「子ども自身が『なんだろう？』と好奇心をもって周囲の環境に働きかけ、『おもしろい！』と感動しながら得た多様な経験こそが、乳幼児教育の核心です。近年さまざまな研究からも、この時期の環境・経験がそれ以降の学力や人間関係の力に影響していることがわかってきています」。
その点国立は、自然豊かな街そのものと、子どもたちの教育を支える市の取り組みというハード・ソフト両面から理想的な環境が整っているといえるのだそう。
「国立は、教育機関と住宅地が一体となった学園都市を目指してデザインされています。大学の公開講座やカルチャースクールも数多く開催されるなど文化に囲まれた街である一方、大学通りや公園など季節を感じられるスポットも多く、街の南側には多様な生物が生息する手つかずの自然も残されています。また幼児教育センターを設立し、アクティブ・ラーニングや、教育関係者が共に学び合う往還型研修などの先進的な取り組みを導入して、まちぐるみで子どもたちの教育を支えているのも特徴です」。

2023年に子育て支援施設と多世代に向けたホールや広場が整備された「くにたち未来共創拠点矢川プラス」が、2025年7月には国立駅前に子育ち・子育て応援テラスが誕生。子育て環境としての魅力が一層高まったのを実感しているといいます。
「子どもたちの良い環境には、保護者の方が世代を超えたつながりの中で支え合い、地域全体で子どもの育ちを見守っていく仕組みが必要です。『矢川プラス』は赤ちゃんからシニアまであらゆる世代をターゲットにした多世代交流施設で、空間的にもたくさんの余白があり、幅広い利用の仕方でたくさんのつながりを結べる可能性に満ちています。オープン以来、予想以上に多くの方にご利用いただき、にぎわいや人の流れが生まれて、街の空気が動き始めたのを感じています」。
最後に細田氏は、ファミリーが国立で暮らす魅力をこう語ってくださいました。
「コンパクトなサイズの街ですが、その中に自然も文化も豊かに存在する国立市は、子どもたちがさまざまなヒト・モノ・コトと出会いながら、ゆったりと『自分づくり』をしていける最適な環境だと思います。同時に街として未来へ向かってアップデートも続けており、変化の激しい現代を生きる子どもと親にとって、非常に豊かな環境であるといえるでしょう」。