プレディア横浜反町 （取材レポート）

今回話を伺ったのはJR西日本プロパティーズ株式会社 住宅開発部の角出直崇氏。まずは同社ならではのこだわりについて聞いた。
「私たちがマンションを作るときに一番大切にしているのは“つながり”です。それは『時』であったり、『まち』であったり。そんなマンションに暮らし、家族とのつながりも感じながら暮らしていただきたいと思っています」。

「本物件の目の前には東急東横線の地上線路跡地に作られた『東横フラワー緑道』があります。実際にレールが埋め込まれた場所もあるのですが、その緑道とのつながりはもちろん、私たちがJR関連会社ということもあり鉄道とのつながりも感じていただきたい。そこでエントランスアプローチにはレールを使用して、緑道と同等の植栽を配置し緑道から住まいへのつながりも感じられる仕掛けになっています。そして反町は『浦島太郎伝説』が有名です。そのモチーフを落とし込むためエントランスホールには亀の甲羅になぞらえた立体感のある六角形のメタリックなタイルを壁面に採用。またこの伝説と港町・横浜が近いという立地をイメージし、光をゆらゆらと反射させる水面(みなも)パネルを採用。奥の光壁のアートにはちょっと見にはわからないかもしれませんが、フラワー緑道とJRの鉄道のつながりを表す路線図のような模様を施すなど、意匠にはかなりこだわっています」。

反町周辺にはおいしいカフェや飲食店が多くある。中でもおすすめなのは本物件と「東横フラワー緑道」を挟んで向かいにある「珈琲 篝火(かがりび)」(徒歩１分／約40m)だ。営業時間はカフェとしては珍しい16：00～24：00。
店主の長瀬直人さんによると「営業時間は珍しいと思いますが、飲み会の帰りや仕事帰りのリラックスタイムとして訪れていただけるお客様が多くいらっしゃいます。人生つらい時も悲しい時もあると思います。どんな時でもこの店に来て、リラックスしたり、自分の時間を楽しんでもらいたい。様々な人が集まれる“篝火”のようなお店にしたいですね」。
落ち着いた雰囲気の店内ではパソコンの使用や携帯電話の通話は禁止されているのでご注意を。
珈琲にもこだわりが詰まっている。紙フィルターでのドリップが多いが、篝火ではネルドリップ。またコーヒーの抽出は比較的低めの82～84度くらいで行う。
「低めの温度のほうが珈琲の味、深みやコクを感じていただきやすいと思うんです。ネルについても紙より味がやわらかくなると思っています」。
コーヒーはブレンドや水出し珈琲のほか日替わりでグアテマラやタンザニア、エチオピアなどのシングルコーヒーを提供。筆者もグアテマラを頂いたが低温のためコーヒーの味をより深く楽しめた。そしてチーズケーキやガトーショコラなどおいしいデザート類も長瀬さんの手作り。マンション現地の見学の際に、訪れてみてほしい。