リニアゲートタワー名古屋 （取材レポート）

「『リニアゲートタワー名古屋』は、リニア中央新幹線(品川－名古屋間/2027年開業予定※開業が遅れる見込みです)の新駅工事が進む名古屋駅西口から徒歩10分の場所に誕生した総戸数220戸の大規模レジデンスだ。リニア開業後の街の変化の影響を大きく受けることが考えられるロケーションのため、住宅の専門家としては将来の資産の観点でも注目している物件でもある。今回実際に足を運び“名古屋駅の西側エリアでの暮らし”が想像していた以上に魅力的なものに感じられたので解説していく。

そもそもマンション選びで重視するポイントは何か？人によって様々だが、最寄り駅・駅からの距離・周辺環境・街の魅力・デザイン・間取りや広さ・価格・資産性などが挙げられると思われる。

当然ながら、リニア整備計画が決定された2011年以降、名古屋駅周辺では開発が相次ぎ、街の魅力は高まっている。名古屋市の住宅地の公示地価は2022年1月1日までの10年間で約1.26倍(※2)となっており、本物件のある名古屋市中村区も同様に発展してきている。この動きは名古屋駅エリアの魅力が高まっている結果でもあるが、多くの高層ビルが名古屋駅東側エリアに集中していることからも、今後は名古屋駅西側エリアにも注目が集まることが考えられる。ちなみに、そのようなエリアにある本物件の価格帯を見ると2400万円台～7000万円台とある。まず価格面が魅力的に映るのは筆者の目にだけだろうか」

「名古屋駅の高層オフィスビルが眺められる東側と鈴鹿山脈を望む西側に住戸を配した東西開口の地上19階建てとなっているのも本物件の特徴。西側は高層建物が限られており開放的なビューを楽しむことが可能だ。住戸へのアクセスはホテルライクな内廊下設計を採用。プライバシーを守るとともに廊下が外観に影響しないので美観にもプラスになる。大樹をモチーフにした外観は、空に伸びるマリオンとバルコニーや住戸のガラスにより、アシンメトリーで調和のとれた華やかなデザインだ。4方向が道路に接する視認性の高い立地なので完成すれば新たなランドマークとして存在感を放つだろう。17階には高層ビルが連なる名古屋都心の景色を一望するスカイラウンジが設置され、自宅や職場とは別の居心地の良い場所として寛ぎの時間を提供してくれる。ホテルのフロントのようなコンシェルジュサービスも用意され、取次や手配など多種多様なサービスも提供。住戸へのエレベーターは3基用意。各階に宅配ボックスも設置。かばんやポケットに入れているだけでオートロックが開くハンズフリーキーシステムなど、快適で便利な都心居住を叶える細かな配慮がなされた設備も見逃せないポイントだ」

「本物件のプランニングの特徴は、2LDK・3LDKタイプの間取りの70％超が間口6.8m以上を確保した、ワイドスパン中心の居住性の高い空間づくりにある。実際にE-GタイプとW-Aタイプの2つのモデルルームを見学してワイドスパンのメリットを改めて実感した(※2022年棟外モデルルーム見学時)。

専有面積71.58m²のE-Gタイプは、間口が約8.5ｍもあり、柱型がバルコニー側にあるアウトフレーム工法のスッキリとした空間。モデルルームでも開放感抜群のリビング・ダイニングを確認できる。ワイドスパンの間取りは、居住性を高めるだけでなく効率的な生活動線や収納量も確保しやすいのが特徴で、本物件には豊富な収納を確保したプランを多く用意している。

また、見学したE-GタイプとW-Aタイプを含む(E-Eタイプ以外の)すべてのプランで、リビング・ダイニングに隣接する洋室にスライドドアを採用している点にも注目。リビング・ダイニングと洋室を一体で利用しやすいスライドドアは、ライフシーンやライフステージの変化に応じてフレキシブルに活用でき自由度が高く、リフォームせずとも間取り変更でき経済的でもある。

さらに間口の幅は住戸のプランニングに影響しリフォームのしやすさにもつながるが、後から絶対に変えることができない部分。将来の住まいの価値にも影響してくる可能性があるので、住まい選びの際には気にしておきたいポイントだ」