高尾山近く、暮らしやすさも魅力。サクラが彩る大規模マンション【東京都八王子市 プレミスト高尾サクラシティ】

公開日 2025年10月28日
プレミスト高尾サクラシティの外観
北側に面したメインエントランス。撮影者の後ろには高尾駅方面に向かう道があり、通行する人も桜を愛でることができる
取材したマンション名:プレミスト高尾サクラシティ

所在地:東京都八王子市
竣工年:2016年
総戸数:416戸

何でもそろう巨大ショッピングモールに隣り合う立地

東京に数ある観光地のなかでも、高尾山は最も有名なスポットのひとつだろう。2007年にミシュラン三つ星を獲得し、2020年には東京都初の日本遺産に認定された。ピーク時の年間登山者は世界最多の約300万人ともいわれ、いまなお国内外から多くの観光客、ハイカーを集めている。

高尾山頂の大見晴園地から南西の富士山を望む
高尾山頂の大見晴園地から南西の富士山を望む(画像/PIXTA)

というわけで、高尾山の最寄駅である京王線高尾山口駅周辺はかなり観光地の趣が強いのだが、そのひと駅隣の高尾駅周辺は一転して“暮らし”のにおいが強くなる。駅前には老舗のショッピングモールやマンション、一戸建て街区、加えて大規模商業施設や、圏央道・高尾山インターチェンジなどの足まわりも整う。電車はJR、京王線が連絡し、ともに始発が発着するため、新宿方面へ座って快適に通勤・通学できるのも魅力だ。

今回取材したプレミスト高尾サクラシティが立つのは、高尾駅から徒歩6分の場所。まさに自然と生活利便性のいいとこどりができるロケーションだ。管理組合副理事長の西橋さんは、マンションと一体整備された大規模商業施設・イーアス高尾の存在が、ここの住人の暮らしを飛躍的に向上させていると話す。

「イーアス高尾は、マンション南側に隣接する大規模な複合ショッピングモールです。スーパー、ドラッグストア、家具、家電量販店にレストラン、クリーニング店、スマホショップ、100以上の専門店、さらに眼科や歯科に加え、皮膚科や小児科を診てくれるクリニックもあり、暮らしに必要な要素のほとんどがそろっています。また、モール内にはスポーツクラブNASというフィットネス施設があり、プール・ジム・スタジオ・スパなどが入っていて、健康の増進もできます。不便は感じないですね」

イーアス高尾は約5万m2ものスケールを誇る施設だが、3階建ての低層で、マンションとの間には十分な幅が設けられている。そのため住人は圧迫感を感じることなく、買い物利便性の恩恵にあずかることができる。

イーアス高尾とプレミスト高尾サクラシティの
前がイーアス高尾、後ろに立つのがプレミスト高尾サクラシティ。マンション専用の出入口があり、直接アクセスできる(画像/大和ハウス工業)
イーアス高尾
八王子市最大級のショッピングモール、イーアス高尾が日常使いできるのは大きな魅力だ(画像/大和ハウス工業)

「足まわりも良いですよ。電車は2路線使えるので、仮にどちらかが遅延、運休しても、もう一方の路線で移動できるのが心強いです。また、将来的にはこのマンションから車で約30分の場所にリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)ができることにも期待しています。関西方面への距離がぐっと近くなって、国内旅行がもっと便利になるでしょう。さらに、マイカーでの移動にも優れた場所です。車で10分ほどの高尾山ICから圏央道、中央、東名へ快適にアクセスできるので、湘南、伊豆、河口湖などいろいろなスポットへ出かけられますからね。私はこれまで転勤が多く、家族帯同で埼玉や千葉、富山、愛知、さらに海外といろんな場所で暮らしてきましたが、高尾のポテンシャルにはかなり満足しています」(西橋さん)

管理組合副理事長の田中さんは“バランスの良さ”がこのマンションの魅力です、とのこと。

「ここに来る前は、駅前再開発が進み、大規模マンションと商業施設の整備が進んでいる埼玉県の武蔵浦和に住んでいました。大宮・都心双方へのアクセスが良く、駅周辺でほとんどの用事が事足りる便利な場所でしたが、そのうち個人的に、人が増え過ぎて少しストレスを感じるようになりました。そんな折、ハイキングで来たことがある高尾でマンションが発売されると聞き、興味を持ったんです。ここは、商業施設の充実度、人の密度、自然との距離感、すべてのバランスがちょうど良い。高尾山へもよく行きますよ。週末はかなり多くの登山客が来るので、早朝の時間帯で、なおかつマイナーな散策路を歩き、静かな山歩きを楽しんでいます」

リビングからでもお花見できる!サクラが身近な住環境

続いてマンションそのものの魅力をご紹介していこう。まずは何といっても、物件名に冠されている「桜」である。取材に訪れた3月末、メインエントランスに植えられた複数の桜の巨木が見事に花を咲かせ、花吹雪も舞っていた。マンションが建てられる前、この地にあった樹木を保存、移植したものだという。すべての住人にとって、マンションの桜は新しい季節を感じさせる大切な存在だ。管理組合理事長の藤田さんも毎年の桜を楽しみにしている。

「毎年きれいに咲いてくれて、近隣でのこのマンションの認知度が年々上がっていると思います。私の自宅は低層階で、リビングはイーアス高尾に面しているのですが、マンションとイーアスの間にも桜並木があり、毎年春には家の中からお花見を楽しむことができます」

プレミスト高尾サクラシティの庭園
メインエントランス前には、桜をはじめ複数の樹種がそろう庭園があり、住人以外にも開放されている
プレミスト高尾サクラシティの庭園
桜は専門の造園会社が管理し、成長に応じて剪定も

マンション内のあちこちには、桜にちなんだアートワークも潜む。例えばメインエントランスの壁やオートドアには、桜の花びらをかたどったプリントや金細工がさりげなく飾られており、マンションの作り手のこだわりが感じられた。

プレミスト高尾サクラシティのアートワーク
メインエントランスの壁にさりげなく飾られていた桜のアートワーク

また、メインエントランスの反対側、イーアス高尾に面した1階の芝生広場は、その名も「サクラテラス」。ここからも桜の巨木を眺めることができる。ちなみに敷地内には、桜に加えて、高尾エリアに多く見られるケヤキやイチョウ、ヤマモモなどの在来種の樹木も多く植えられており、周辺環境と調和するランドスケープデザインになっているそうだ。

プレミスト高尾サクラシティのテラス
マンション1階、南面したサクラテラス。芝生広場に面して広めのデッキもある
プレミスト高尾サクラシティの外観
マンション南側、イーアス高尾を背後にして撮影。こちらの桜もシンボルツリー
プレミスト高尾サクラシティの散策路
サクラテラスからイーアス高尾に向かう散策路

電気代高騰に対応する「スマートマンション」の恩恵も

サクラテラスを含むプレミスト高尾サクラシティの共用部は、自然に住人同士がコミュニケーションを取りやすい空間がつくられている。例えば、敷地内の各所に設置されたベンチやエントランスのマスターズラウンジ、サクラテラスに面したギャザリングルームなどは、ファミリーはもちろん、住人同士の格好の交流の場に。取材中も、おしゃべりを楽しむシニアのグループや、ゲームを楽しむ子どもたち、待ち合わせをしているお母さんたちがひんぱんに見受けられた。

プレミスト高尾サクラシティのマスターズラウンジ
エントランスのマスターズラウンジ。煉瓦の壁に暖炉風のデザインを施したアメリカンクラシックな仕様
プレミスト高尾サクラシティのマスターズラウンジ
貝殻のオブジェを飾り、ディテールにも凝ったつくりに
プレミスト高尾サクラシティのマスターズラウンジ
マスターズラウンジ内には、住人がくつろげる大きなソファもある
プレミスト高尾サクラシティのマスターズラウンジ
つくり付けの書棚もしっかり清掃が行き届いていた
プレミスト高尾サクラシティの通路
エントランスを抜けて住宅棟へ至る通路は劇場の階段のよう
プレミスト高尾サクラシティのギャザリングルーム
会合やパーティー、誕生会などにも使われるギャザリングルーム

「うちには乳幼児が2人いて、雨の日などはキッズルームで遊ぶことも多いんです。住人には似たような家族構成のファミリー世帯が多いので、キッズルームはもちろん、サクラテラスやベンチなどで自然に知り合いが増え、交流の輪が広がっていますね」(藤田さん)

プレミスト高尾サクラシティのキッズルーム
雨の日は特に人気の高いキッズルーム
プレミスト高尾サクラシティのゲストルーム
ゲストルームは「カントリースイート」「ホリデースイート」の2室(写真はカントリースイート)。1泊1人2500円とリーズナブルな設定
プレミスト高尾サクラシティの駐車場
駐車場は自走式と平置式。メンテナンス費用がかさみがちな機械式がなく、管理組合の財務状況に好影響を与えている

最新技術の導入も魅力的だ。プレミスト高尾サクラシティは、省エネ仕様と電力見える化が採用された、いわゆる「スマートマンション」。エコジョーズや高断熱浴槽、専有部のLED照明など、光熱費を抑える省エネアイテムが整備されている。さらに電力会社から高圧電力を一括受電することで、個別契約の場合と比較して、電気料金を約5%削減。加えて、各住戸には、電力使用状況がリアルタイムで分かる「見える化インジケーター」が設置されている。我が家が今、どのくらい電気を使っているかがひと目で認識できることで、節電意識が自然に促されるというわけだ。昨今の電気代高騰の折、住人にとって非常にありがたい仕組みである。

複数の住人に聞いてみると「以前に比べれば電気代は上がりましたが、それでも一括受電ではない一般的なマンションに住んでいる友人宅に比べると、手ごろさを感じます。エネルギー費高騰の時代にあって、今まで以上にスマートマンションの恩恵にあずかっています」といった声が多く返ってきた。

次世代を担う子どもたちも多数。持続可能なマンションへ<

プレミスト高尾サクラシティは2023年で築7年目。大規模修繕工事はまだ数年先になるが、理事会では早くも修繕委員会の発足等、準備に着手したそうだ。

さらに、ハードに加えて、ソフトに関しても持続可能なマンションとなるための活動を展開している。それを象徴するイベントが4月2日に行われた。

イベント名は前述した共用施設をメイン会場にした「サクラテラス交流会」。芝生広場に加えて、ギャザリングルーム、キッズルームを使い、フリマやポップコーン、綿あめの販売、射的などのコーナーを設けたほか、敷地内オリエンテーリングで探し集めた文字合わせのラリーなども実施。家族みんなで参加できる楽しい催しだった。

「コロナ禍前はイベント業者さんに入ってもらい、プロの屋台も出たりして、盛り上がっていました。みなさんに楽しんでいただいていましたが、2020年春からはイベントはほぼ中止に。今年の春の交流会は3年ぶりの開催です。イベントの予算を組んでいなかったので、管理組合理事と住人ボランティアによる手づくりの催し物となりました。来年以降、再び外部のイベント業者に依頼をするのか、あるいは今年のように理事会・住人主体か、つくり方は未定ですが、いずれにせよ継続していく方針です」(田中さん)

プレミスト高尾サクラシティのフリーマーケットの様子
年齢層の若いファミリーが多く暮らすだけに、フリマでは子ども向けの衣服の品ぞろえが豊富だった(画像/suumo編集部)
プレミスト高尾サクラシティの交流会の様子
小学生ボランティアが多く参加したポップコーン、綿あめブース(画像/suumo編集部)
プレミスト高尾サクラシティの交流会の様子
サクラテラスでくつろぐファミリー。樹木越しに見えるのがイーアス高尾(画像/suumo編集部)

こうしたイベントの機会を通じて、できるだけ顔の見える関係を築き、お互いに気持ちよく、楽しく暮らせるマンションにしていきたいと話す田中さん。当日のイベントでは「子どもハローワーク」と銘打って、子どものボランティアを公募。多くの子どもたちが自主的に参加し、綿あめやポップコーン販売、射的の補助、受付などに張り切って取り組んでいた。この日のような思い出が将来積み重なっていくことで、プレミスト高尾サクラシティはより良いコミュニティになっていくはずだ。

プレミスト高尾サクラシティの外観
子どもたちの思い出が積み重なり、持続可能なマンションへ

※物件の状況によって、空室情報がない場合もございます。

この記事は2023年5月24日に公開された記事を転載したものです。掲載内容は取材当時の情報です。細心の注意を払って情報を掲載していますが、当該情報について内容の正確性・最新性・信頼性・合法性等につきましては保証できかねますので、ご自身の責任で本ページをご利用ください。

SUUMOコンテンツスタッフ
撮影/一井りょう
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