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所在地:埼玉県川口市
竣工年:2006年
総戸数:421戸
昭和の高度成長期は鋳物産業で栄えた「キューポラのある街」。令和の今は、JR京浜東北線・川口駅を中心に再開発が進んだ人口約60万人の「タワマンの集まる街」――埼玉県川口市は、この半世紀で大きく変貌を遂げたエリアだ。改札を抜けて駅舎を出ると、駅の東西に複数のタワーマンションが立ち並ぶ。その間にあるのは大きなスーパーやショッピングモール、商店街。いたるところを多くの人が行き交い、街はとてもにぎやかだ。
そんな川口駅周辺の変貌を象徴しているのが、駅東口を出てすぐ右側にある「CUPO・LA(キュポ・ラ)」だ。イベントスペース、保育施設、図書館、大規模スーパー、行政センター、公共駐車場などが集積した複合施設である。
今回取材した「オーベルタワー川口コラージュ」は、そのキュポ・ラの一角を成す、地上34階建て・総戸数421戸の大規模タワーマンション。2006年竣工で、首都圏屈指のタワーマンション集積地・川口のなかでも初期に建てられた草分け的タワマンのひとつだ。駅徒歩4分の場所に立ち、途中には前述した多様な施設がレイアウトされている。今回お話を伺った管理組合の理事が「商・公・保・学といった諸機能が間近にあるのは本当に便利」と口をそろえるとおり、暮らしの利便性は抜群だ。

「キュポ・ラに入っている大型スーパーのマルエツは深夜1時まで営業しているので、終電で帰ってきても買い物ができます。また、図書館や市役所の出張所が入っていることも重宝していますね」(F理事)
「再開発の際、マンションと駅をむすぶ道路が大きく拡幅されたこともポイントです。歩道は幅約8mで、自転車走行帯と歩行者帯が分離していて安全ですし、明るい街灯が並んでいるので夜間も安心して歩けます。ここで暮らし始めてからは、子どもを駅まで迎えに行く必要がなくなりました」(三宅理事)

将来的に川口駅とその近隣は、ますます進化を遂げる。まず、2021年2月に閉店した駅東口前の百貨店「そごう川口店」を三井不動産が取得し、大型商業施設としてリニューアルオープンに向けた準備が進められている。開店後、川口駅前エリアの買い物利便性は今以上に向上するだろう。
さらに“駅力”のアップも見込まれている。川口市は、現在は通過している「上野東京ライン」を川口駅に停車させるための検討を進めていくことを発表した(『広報かわぐち』2024年4月号)。実現すれば川口駅からの都心アクセスは格段に向上し、駅周辺エリアの人気がさらに上がることは確実だ。もちろんその恩恵に、オーベルタワー川口コラージュの住人も等しくあずかることになる。

マンションの中へ入り、スケールメリットを活かした多彩な共用施設を見せていただいた。最初は地上約100mの高さに位置する、32階フロアの西南角に位置するビューラウンジ。2面採光で、それぞれ池袋、新宿、大手町方面の東京都心ビューと、富士山、丹沢、奥多摩、秩父方面ビューの絶景を楽しむことができる。リビング、ダイニング、リクライニングソファとコーナーが分かれ、キッチンも付いていて、大人数でのパーティーも可能なスペースだ。

K理事は、共用施設のなかでも、特にこのビューラウンジが気に入っていると話す。
「時々、このビューラウンジを貸し切って、友人や会社の同僚を招いて夜景を見ながら食事会をしています。招いた人たちからは『非日常的な体験ができました、またやってくださいね』といった感想をいただくことが多く、大好評。このマンションに住んでいるからこその体験だと思っています」
ビューラウンジは花火大会の特等席でもある。毎年夏には、東京都板橋区、埼玉県戸田市、秋には地元川口市が、マンションにほど近い荒川河川敷を活用して大規模な花火大会を開催。板橋と戸田の花火大会は通常同日開催で、2カ所の巨大花火を同時に眺めるというレアな体験もできる。花火大会開催日は貸し切り予約を中止し、花火観覧を希望する住人に開放しているそうだ。
「和と洋、2つそろったゲストルームも人気の施設。用途は親戚が遊びに来たときに泊めるため、というのが多いですね。私は親戚の受験生が都内の学校の入試に臨む際、ゲストルームを予約したことがありました。駅まで徒歩4分で、川口駅~東京駅間は約30分、川口駅~新宿駅は20分程度とアクセスが良いため、どの試験会場にもスムーズに行けて、本当に便利だったと感謝されました」(高林副理事長)


ほかにもバリエーション豊富な共用施設がある。多目的に使えるライブラリー、マッサージチェアがあるヒーリングサロン、キッズルーム、プライベートシアターとして使えるシネサロンなどがそろう。




「1階のソサエティラウンジにあるピアノはクリスマス時期には、自動演奏でクリスマスソングを奏でてくれます。それを聞くと今年も年末だな、という気になりますね。また、平日も朝の時間帯を中心にクラシックを弾いてくれるので、優雅な気分で出かけられます」(三宅理事)

1階のソサエティラウンジと、そこに隣り合うエントランスホールは、住人コミュニティの成熟を促す場所としても使われている。
「コロナ禍で中止していましたが、2023年7月、久しぶりに七夕まつりを再開しました。笹飾りをホールに立てて、住人親子に願い事を書いた短冊を飾り付けてもらいました。また、8月にはソサエティラウンジで納涼コンサートを開催。ピアノ、バイオリン、声楽のアンサンブルが、夏にちなんだ歌謡曲や子ども向けの楽曲などを奏でてくれました。
2023年12月に開催したクリスマスインベントでは万華鏡を手づくりするワークショップも併催して多くの人が集まり、大変好評でしたので、2024年以降も続けて開催していく予定です。2024年3月に開催したひな祭りイベントでは、マンションの外に出て、川口駅に向かう歩道のゴミ拾いも実施。マンション周辺の環境美化も兼ねたもので、こちらも好評でした」(K理事)


「2024年3月開催のひな祭りイベントでは、出張買い取りイベントも同時開催しました。ラウンジの一画を買い取り業者さんに提供してカウンターをつくってもらい、住人が直接不要品を持ち込んで買い取りしてもらう企画です。捨てる可能性があったモノを換金でき、自宅がすっきりして住人の皆様に喜んでいただければ、理事会活動への理解も進むのではないかと期待しています。住人と理事会が Win-Winになる催しとして、今後も続けていければと考えています」(三宅理事)


住人コミュニティの成熟は、万が一の災害発生時の共助力を引き上げる。オーベルタワー川口コラージュでは、防災活動にも力を注いでいる。
「2023年10月に、コロナ禍の中断を経て久しぶりにリアルの防災訓練を実施しました。本部と各フロアで安否確認を行う安否確認班に分かれ、安否確認班には住人の有志にも加わってもらいました、安否確認班は各戸の玄関ドアに張られた「無事」あるいは「要救護」の安否を知らせるマグネットをチェックし、それぞれの数を安否確認シートに記入、本部に報告する段取りで進めました。久しぶりの訓練でしたが、421戸中、マグネット掲示率は約76%に。事前に訓練のお知らせを各戸に配布してはいたものの、想定以上に高い訓練参加率でした。マンション住人の高い防災意識を確認できたのは収穫でした。2024年10月にも実施する予定です」(F理事)

2023年の防災訓練では水消火器での消火訓練も行ったそうだが、コロナ禍以前の防災訓練では、地元消防署のはしご車を使って高層階のバルコニーから人を救助する訓練や、AEDの使用法講習会なども開いたとのこと。F理事は、2024年以降はそれらの訓練も段階的に再開していきたいと話す。2023年以降の本格的なイベント再開による住人交流がベースになれば、防災訓練の内容もより充実していきそうだ。
マンションのハードの維持管理についても伺った。オーベルタワー川口コラージュは2024年で竣工から18年。1回目の大規模外壁修繕工事はすでに終了したのか思いきや、まだ実施しておらず、現時点ではこの先も行う予定がないとのこと。
「外壁修繕工事の対象となる外壁を覆うタイルが、工場で焼き付け、劣化・退色がしにくい特殊なタイルであるため、見た目の美しさはもちろん、強度的にも問題が起きていないことを確認しています。ですので、タワー外まわりに足場を組んで行う大規模修繕を行わずに済んでいるんですね。莫大な出費の計上をしていないために、管理組合の高い財務健全性は維持されています」(澤藤理事長)
将来的には、専門業者による検査の結果、足場を組んでの大規模外壁修繕工事が必要になるかもしれない。しかし、特殊タイル使用の強みを活かして、巨額の費用を伴う工事を先送りできることはオーベルタワー川口コラージュならではの“強み”と言っていいだろう。
一方で、壁面の傷の修復、手すりの錆止め塗装など、小・中規模の修繕はコンスタントに実施し、美化や利便性の維持に努めている。結果、築18年とは思えないクオリティを維持しているわけだ。
「古くなった設備の見直しにも取り組んでいます。好評だったのが、鍵を差し込んで解錠するオートロックシステムの刷新です。カードをセンサーにかざすだけでドアが開く非接触型に加えて、オプションにはなりますが、鍵を鞄やポケットに入れたままでも自動的にID認証を行ってオートロックを解錠するハンズフリー・キーを選ぶこともできます。乳幼児を連れていたり、買い物帰りで両手がふさがっていたりするときに特に威力を発揮する仕組みです」(高林副理事長)
最後に住人目線から、オーベルタワー川口コラージュの住み心地を聞いてみた。
「私は新築分譲時に購入して以来、住み続けています。やはり駅近で暮らしに便利なロケーションであることと、大規模ならではのコミュニティが魅力ですね。ハード面では気密性の高さが気に入っています。私は都心の一戸建てに住んでいましたが、今は東向きの高層階です。高遮熱・断熱の複層ガラス効果でエアコンはあまり使わずに済むので光熱費を安くあげることができます」(澤藤理事長)
オーベルタワー川口コラージュは免震構造マンション。その恩恵を実感したのはF理事だ。「2011年3月の東日本大震災発生時は自宅にいました。確かに大きな揺れは感じましたが、棚から小物が落ちることはなく、後から目にした関東一円の地震被害に比べると、明らかに耐震性は高いと感じました。もちろんマンションの免震構造だけで安心してしまうことなく、防災訓練にも力を入れて、住人の皆さんの防災意識を上げていければと思っています」
「私はタワーライフならではの眺望ですね。花火大会ももちろん良いのですが、日の出、日没、富士山方面の絶景は本当に素晴らしい。私は築2年目の2007年ごろからここで暮らしていますが、時間帯や季節で見え方が微妙に異なり、見飽きることはありません。間違いなく眺望もひとつの資産であると思っています」(三宅理事)


今も再開発が進み、新たなタワーマンションの竣工が予定されている川口駅周辺。オーベルタワー川口コラージュは良き“お手本”として、これからも輝きを放っていくだろう。

※物件の状況によって、空室情報がない場合もございます。
この記事は2024年6月8日に公開された記事を転載したものです。掲載内容は取材当時の情報です。細心の注意を払って情報を掲載していますが、当該情報について内容の正確性・最新性・信頼性・合法性等につきましては保証できかねますので、ご自身の責任で本ページをご利用ください。
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