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人生のリデザイン
クラシゴト改革

2020年新型コロナウイルスの流行で生活を取り巻く環境は大きく変化しました。テレワークの浸透をきっかけに「幸せ」を求め、「価値観」「働き方」「暮らし方」を見直し、生き方そのものを丸ごとデザインし直す人が増加しています。

「暮らし方」×「働き方」の変化 クラシゴト改革

株式会社リクルートキャリアと株式会社リクルート住まいカンパニーは、アフターコロナを見据えたこれからの新しい暮らし方の潮流として「クラシゴト改革」をキーワードとして発表しました。

【働き方の変化】重視するのは場所や時間の自由度

全国で48.0% 東京都では71.1%の方が経験したテレワークを起点に、時間の使い方の自由度がアップ。転職の際も、仕事の選び方において「働く場所」「時間の自由度」を重視する人が増加しました。

テレワーク実施率

転職者の仕事選びの重視項目

「新型コロナウイルス禍での仕事に関するアンケート」 2020 年 リクルートキャリア調べ

【暮らし方の変化】関心が高まる「都心100㎞圏内の郊外」

今後もテレワークが続く場合、4人に1人が住み替えを検討したいと回答。都心100㎞圏内の郊外エリアの関心が増加し、ニ拠点居住の意向性も高まりを見せるなど、暮らし方や住む場所の選択肢も多様化してきています。

今後もテレワークを継続する場合、今の家から住み替えを検討したいですか?

「新型コロナ禍を受けたテレワーク 住まいの意識・実態調査」
リクルート住まいカンパニー調べ

デュアルライフ意向者

『デュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態調査』と
2020年7月実施調査の比較 リクルート住まいカンパニー調べ

『SUUMO』物件ページの閲覧数がコロナ禍を受けて伸びたエリア

『SUUMO』物件詳細閲覧数の2020年1月と8月で比較し
伸び率が高かった市区町村をマッピング

「クラシゴト改革」とは?

新型コロナを受け加速したテレワークという新しい働き方の加速を起点に、
「時間」も「場所」も自由裁量が広がることで、「暮らし」も「仕事」も見直す人が増えています。
実際にコロナ禍で「人生を見つめ直した」と回答した人は13.1%。7人に1人は人生を見つめ直していることが調査結果からも見えています。
「幸せ」を求め、やりたいこと、大切にしたいことへと、生き方(暮らし×仕事)そのものを丸ごとデザインし直す。それが「クラシゴト改革」なのです。

CASE A 趣味を充実、ワーケーションで暮らしと仕事を整える

コロナ禍でこれまでの生活が一変し、都内マンションで完全テレワークとなりプチ鬱状態になってしまったEさん。毎日出社する必要がないのなら趣味のサーフィンを満喫したいと考えるように。鎌倉の実家や「小田原・五島列島」などでワーケーションのかたわらサーフィンをする生活を始め、趣味を楽しむだけでなく会社以外の居場所が出来たことで心身共に整う結果に。

インタビュー動画

CASE B 会社に副業交渉をし、夢のフォトグラファーの仕事×多拠点を実現

もともと週末のみ副業のフォトグラファーとして活動していたが、コロナ禍で完全テレワークとなり時間に余裕が生まれたSさん。本格的な「多拠点生活」を開始し、平日日中はテレワークで本業の仕事をし、朝夕にフォトグラファーとして活動。以前からの夢だったフォトグラファー業に時間がさけるようなったことに加え、インプット量が増えたことで本業にもいい影響が生まれた。

インタビュー動画

CASE C コロナ禍で生まれた時間を、街の飲食店支援・コミュニティ活動に

働きながら地元のパパコミュニティで「地域貢献活動」を実施していたNさん。完全テレワークになったことで通勤時間が減り、時間的な余裕ができて地元で過ごす時間が増えるように。そんななかコロナ禍で苦しむ地元商店の声をきいて、自ら「うらわパーティ」というプロジェクトを発足。テレワークで生まれた時間やもっているスキルを活用して、働くパパが地域のコミュニティの中心に。

CASE D 東京の自宅を引き払い、念願の多拠点生活を実現!

勤務先近くの新宿のシェアハウスに居住していたが、コロナ禍でのテレワークをきっかけに、新宿に住む意味がないと考え、もともと興味をもっていた住まいの定額サービス「ADDress」の利用を検討。会社のルールのなかで「多拠点生活」ができる交渉を行い実現させた。リフレッシュして仕事ができることはもちろん、刺激的な出会いがある日々で、インプット量が増え仕事にもいい影響があった。

CASE E ワーケーションをしながら家族みんながハッピーな暮らし

出版社で編集者として勤務していたKさん。出産を境に今までの働き方が、持続可能なものではないと感じるように。第二子育休中に業務委託の副業として編集の仕事を開始し、キャリアアップからキャリアキープへ発想を転換。子連れでワーケーションに行き、都内ではできない体験の機会の場を子どもたちに与えるなど、ライフイベントに応じた柔軟な働き方で、家族がハッピーな暮らしを実現。

CASE F 東京で子育て+長野で「ふるさと副業」を実現

Cさんは育休から復帰し、時短勤務をしていたなかで「働いた時間=会社への貢献」という価値観に違和感を覚え転職を決意。テレワーク可能な会社へ転職したことで実家のある長野県に1カ月子連れで里帰りするなどフレキシブルな働き方が可能となった。その後、友人の紹介で塩尻市と業務委託契約を結んで副業を開始。個人経営的な働き方が可能となったことで、子育て・仕事・やりたいことを実現。

CASE G 鎌倉移住で人生を見つめなおし、神戸の実家にUターン

場所に縛られない働き方ができる会社へ転職したKさん。憧れの鎌倉へ移住し、地元の人とかかわれるコワーキングオフィスで仕事。週末は趣味のサーフィンや山登りといったスローライフを経験し人生を見つめ直すようになる。さらに鎌倉の住民の地元愛に刺激され「ふるさとへ貢献したい」という想いが芽生える。その後、神戸へUターン。地元企業へ参画し副業という形で「ふるさとへの貢献」を実現。

CASE H ふるさと副業・二拠点生活とステップを踏み、Uターン移住

漠然といつかは地元の静岡に戻りたいと考えつつ都内で勤務をしていたKさんは、静岡で「ふるさと副業」を開始。子育て環境を考え移住を検討していたなか、コロナ禍でテレワークかつ妻が育休中だったこともあって夏の間だけ静岡へプチ移住。その後、静岡に比重をおいた生活をすることを決意し退職。静岡に拠点を設け、妻と子どもがいる東京の家とを行き来する「二拠点生活」をしながら充実した仕事環境を実現。