N氏邸は杉材を下見板張りした外壁とコの字型のフォルムが個性的。一枚一枚の濃淡が特徴の屋久島の杉を用い、深い味わいを醸し出している。1階は親世帯、2階が子世帯の完全分離型の二世帯住宅で、玄関から別々に設け、世帯ごとにまったく違うコンセプトでプランニングされている。親世帯が目指したのは上質な旅館のイメージ。来客が多いため、タモの無垢床や天井のヒノキ張りといった上質な素材を採用し、広い玄関をはじめ各空間がゆったりとした間取りになっている。水回りも老後の暮らしを考… 続きを読む
N氏邸は杉材を下見板張りした外壁とコの字型のフォルムが個性的。一枚一枚の濃淡が特徴の屋久島の杉を用い、深い味わいを醸し出している。1階は親世帯、2階が子世帯の完全分離型の二世帯住宅で、玄関から別々に設け、世帯ごとにまったく違うコンセプトでプランニングされている。親世帯が目指したのは上質な旅館のイメージ。来客が多いため、タモの無垢床や天井のヒノキ張りといった上質な素材を採用し、広い玄関をはじめ各空間がゆったりとした間取りになっている。水回りも老後の暮らしを考慮して広々と確保した。一方、子世帯は将来の暮らしの変化に臨機応変に対応できるフレキシブルな空間づくりがテーマ。リビングの背面にあたるオープンなワークスペースは仕切り壁の設置や床の張替えを想定したつくりで必要に応じて居室にできる。こだわったのは天井の垂木を現しにした構造だ。通常は梁で強度を出すが垂木のみで同様の強度を担保するため、何度も構造計算をして実現したという。たくさんの垂木が直線的なラインを描き、印象的な天井デザインとなった。半分に屋根をかけたバルコニーの軒天も内部の垂木を連続させて一体感を演出。壁面は外部の杉板張りを回すなど、木のデザインがアクセントになっている。世帯それぞれのこだわりと暮らしに合った住空間を見事に叶えた。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
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延床面積 | 180.46m2 (54.5坪) |
敷地面積 | 208.64m2 (63.1坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 3,700万円 |
竣工年月 | 2021年8月 |
店舗名 | 千葉Studio |
住所 | 千葉県千葉市中央区末広1-2-6 |
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