住宅街の坂の途中に位置する傾斜地。西側は擁壁。北側には法面があって隣地との高低差は大きく、そのうえ三角の形状。よい条件とは言いがたい土地だったが、丘の中腹に位置していることから、日当たりと見晴らしは抜群の土地を手に入れたSさん。難易度が高いということもあって、知人の紹介でこうした設計実績を持つ建築家に相談。施工はファルグホームと協働し、マイホームづくりが始まった。当初は三角形の土地いっぱいに三角形の家を建てることも考えたが、すると室内にデッドスペースが増え… 続きを読む
住宅街の坂の途中に位置する傾斜地。西側は擁壁。北側には法面があって隣地との高低差は大きく、そのうえ三角の形状。よい条件とは言いがたい土地だったが、丘の中腹に位置していることから、日当たりと見晴らしは抜群の土地を手に入れたSさん。難易度が高いということもあって、知人の紹介でこうした設計実績を持つ建築家に相談。施工はファルグホームと協働し、マイホームづくりが始まった。当初は三角形の土地いっぱいに三角形の家を建てることも考えたが、すると室内にデッドスペースが増える。それなら、と構造強度とコスト面からシンプルな四角い箱形が導き出された。「使う素材も統一したほうがコスト的には有利。そこで大工がほぼ全ての施工をできるように木材仕上げの意匠でまとめました(建築家)」。内部は間仕切りの柱や壁を必要としない空間構成に。南北の外壁側に設けた凹凸の袖壁部を耐力壁としている。また箱形の躯体は断熱材と透湿防水シートでロスなく包めるため、断熱性能が担保しやすい。エアコンを2階床の懐に設置して各所に設けたファンから各空間へ送風することで、エアコン1台で温度ムラの少ない室内環境が実現した。「意匠・構造・性能が三位一体となることで木材だけでも豊かな表情となり、街の風景に違和感なく溶け込む家を目指しました(建築家)」。
坂の途中に建つ四角い木箱の家。坂を上がってきた人の目に入る位置に、季節を感じる2本のシンボルツリーを植えた
坂の途中に建つ四角い木箱の家。坂を上がってきた人の目に入る位置に、季節を感じる2本のシンボルツリーを植えた
柱の無い室内。家族と、ゲストと集まって使えるシンク付きアイランドカウンターを造作し、一体感のある間取り構成とし… 続きを読む
柱の無い室内。家族と、ゲストと集まって使えるシンク付きアイランドカウンターを造作し、一体感のある間取り構成とした
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 114.56m2 (34.6坪) |
敷地面積 | 151.59m2 (45.8坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 3,200万円 |
竣工年月 | 2023年8月 |
住所 | 神奈川県相模原市中央区千代田2-1-16 |
問い合わせ | |
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神奈川県相模原市中央区千代田2-1-16
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