Tさん夫妻が希望したのは、自然素材を使った海外住宅のような家。「地中海のビーチ沿いに立つヴィラをイメージしました。オーナーが自分たちで手を入れて作り上げたような、気取っていない感じが好きなんです」と夫人。手作りの雰囲気を出すため、漆喰壁の塗り方はムラを残し、エッジや開口部をアールにしたほか、ラフな質感のタイルを選ぶなど、一つひとつの仕上がりや素材を厳選。アールの角度や棚の高さまで検討して、理想のデザイン空間を作り上げた。「プランや仕様は3DCGで確認しなが… 続きを読む
Tさん夫妻が希望したのは、自然素材を使った海外住宅のような家。「地中海のビーチ沿いに立つヴィラをイメージしました。オーナーが自分たちで手を入れて作り上げたような、気取っていない感じが好きなんです」と夫人。手作りの雰囲気を出すため、漆喰壁の塗り方はムラを残し、エッジや開口部をアールにしたほか、ラフな質感のタイルを選ぶなど、一つひとつの仕上がりや素材を厳選。アールの角度や棚の高さまで検討して、理想のデザイン空間を作り上げた。「プランや仕様は3DCGで確認しながら打ち合わせを進めていたので、ディテールもイメージしやすかったですね」と夫人。一方でTさんは性能も重視。耐震等級3の基準をクリアすることと、高い気密・断熱性能を叶えることが条件だった。「性能を高めるために窓をできるだけ減らしたのですが、それでも期待以上に明るいLDKになったのはよかった点ですね。窓数を抑えることでコストダウンにもつながりました」とTさん。カーテンがなくてもプライバシーが保てるというメリットもあり、「季節ごとに窓からの景色を楽しんでいます」とのこと。家づくりへの要望を妥協せず、手間を惜しまず、楽しみながら完成させた新居で、新しい暮らしを楽しんでいるご様子だ。
前庭は岩や石をメインに配置したロックガーデンとして仕立てた。建物の裏手に繋がる通路には、花ブロックと木のドアを… 続きを読む
前庭は岩や石をメインに配置したロックガーデンとして仕立てた。建物の裏手に繋がる通路には、花ブロックと木のドアを組み合わせたゲートを造作
自然素材を使っていて、デザインが素敵な会社だなというのが第一印象でした。いろいろな施工例を見せていただくと、どの家もありきたりではなく、それぞれのオーナーの想いが現れているなと感じました。自分たちのつくりたいものについてしっかり話しができて、プロの視点からの意見や想像を超えるような提案をしてくれる会社がいいと考えていたので、この会社とならできると思って依頼を決めました。求めていた耐震等級や気密・断熱性能を備えていたことも決め手になりました。柱のない大空間や… 続きを読む
自然素材を使っていて、デザインが素敵な会社だなというのが第一印象でした。いろいろな施工例を見せていただくと、どの家もありきたりではなく、それぞれのオーナーの想いが現れているなと感じました。自分たちのつくりたいものについてしっかり話しができて、プロの視点からの意見や想像を超えるような提案をしてくれる会社がいいと考えていたので、この会社とならできると思って依頼を決めました。求めていた耐震等級や気密・断熱性能を備えていたことも決め手になりました。柱のない大空間やアールをつけた部分のこだわりの角度まで、私たちの「こうしたい」という思いを受け止め、知恵を絞って丁寧に叶えてくれたことにとても感謝しています。
インテリアの見どころがとにかくたくさんあるT様邸は、淡い色味やハンドメイドの雰囲気を大切に、細部の仕上げや収まりまでこだわり抜いて完成させたお住まいです。服飾デザイナーである夫人が、ご自身のブランド商品を撮影する背景として映える家にして欲しいというご要望もありましたので、漆喰の白壁の美しさはもちろん、外構などにも撮影ポイントを意識してデザインをご提案しました。T様ご夫妻の理想を一つひとつ形にしてゆく作業は、私たちスタッフにとっても新鮮な発見があり、とても楽… 続きを読む
インテリアの見どころがとにかくたくさんあるT様邸は、淡い色味やハンドメイドの雰囲気を大切に、細部の仕上げや収まりまでこだわり抜いて完成させたお住まいです。服飾デザイナーである夫人が、ご自身のブランド商品を撮影する背景として映える家にして欲しいというご要望もありましたので、漆喰の白壁の美しさはもちろん、外構などにも撮影ポイントを意識してデザインをご提案しました。T様ご夫妻の理想を一つひとつ形にしてゆく作業は、私たちスタッフにとっても新鮮な発見があり、とても楽しい家づくりでした。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 116.82m2 (35.3坪) |
敷地面積 | 184.28m2 (55.7坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 3,500万円 |
竣工年月 | 2023年11月 |
住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい 8F |
問い合わせ | |
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壁はすべて漆喰仕上げ。無垢材の床や天井梁も白く塗装している。色数を抑えて淡色ベージュと白で統一した室内は、スパニッシュやアフリカンなインテリア、さらには欧州で人気のWabi-Sabiスタイルのテイストも感じられる空間になった
2階へ上がる階段の下の空間は、子どもたちのための秘密基地。中から外をこっそり覗けるように、ちょうどよい高さの2段分だけ蹴込み板を付けずに開けてある
左右対称の切妻屋根の勾配を生かした高い天井で開放感のある2階LDK。ペンダントライトのコードは、あえて差し込みを真上に配置せず、部屋の端から長いコードを程よくたるませながら中央に持ってくるよう計画しているのも、新築ではなく、改装しながら長く住み継ぐ海外の家をイメージしたアイデア
雪で作ったカマクラのようなヌックも、子どもたちに人気の居場所。天井は高めにつくってあるので、中に入ると予想以上の広がりを感じる。床面は、リビングにソファを置いていないので、腰掛けるのにもちょうどよい高さに設定した
キッチン背面の造作カップボードはベージュ色のモールテックス仕上げ。何色もサンプルを取り寄せて検討したそう。家電類はパントリー内に収納している。パントリーの入口は半アーチ形に
キッチンはオリジナルの造作キッチン。真鍮の水栓や取っ手、フラットなIHクッキングヒーターは施主支給品。細部までこだわりを反映させることができるのも、造作キッチンの魅力
キッチンの隣に設けたパントリーは約2.5畳の広さ。キッチンからだけでなく、ダイニング側からも出入りができて便利
リビングに隣接する子ども部屋。将来的に必要になったら、2部屋に仕切ることもできるように下地を入れてある
造作洗面台もキッチン背面の収納と同色のモールテックス仕上げ。壁に貼ったタイルは乾いた質感で表面がザラザラとしたものを選んだ。目地を入れずに貼ることで、ラフな手作り感を出している
玄関の框は直線ではなく、有機的なアールを描くように造作。3DCGでプランを確認しながら、夫人が描いた線を再現している。玄関土間もモールテックス仕上げ
シューズインクローゼットの入口は扉を付けず、開口はアールに加工。内部に造作の棚は作らず、気に入ったデザインのコートハンガーやオープンラックを置いてショップのディスプレイのように見せながら収納している
スイッチカバーは真鍮製のレトロなデザインのものを施主支給。丸みを帯びた漆喰壁との相性もよく、あえて目立つ場所に取り付けたくなるかわいらしさ
階段の手すりはロープに。ナチュラルな空間に馴染みつつ、安全面での機能性もクリア。使い込むほどに味わいがでてくるところも自然素材ならでは
玄関と階段室の間は完全には仕切らず、沖縄で外構などに伝統的に用いられている花ブロックを積んでクラフト感のある腰壁を設け、開放感を確保した
洗面室のニッチは、見た目のバランスと使い勝手を考慮しながら夫人がサイズとアールの角度を指定。DIYで作ったような素朴な仕上がりにするため、ラフにエッジを削ってぽってりとした仕上がりにした
キッチンの角も柔らかい曲線に。天板も角度を合わせてアールにカットされている。面材は細い木を貼り合わせたような無垢のウッドパネルを使用
大きな窓から差し込む光が漆喰壁にやわらかく反射する明るいトイレは、余計な装飾やデザイン要素を徹底的にそぎ落としたミニマルな空間
漆喰壁の塗り方もDIYの雰囲気を出すために、あえてラフにコテ跡が残るようにと、現場で職人さんと相談しながら仕上がりを決めたそう。窓は準防火地域のため、耐火仕様のものを使用している
シンプルな切り妻屋根に同じ大きさの窓を縦横をそろえて配置。窓周りにモールディングをあしらって輪郭を強調し、温かみのある表情に。敷地が前面道路より高い位置にあるため、建築に必要な重機や建材はクレーンを使って持ち上げた
前庭は岩や石をメインに配置したロックガーデンとして仕立てた。建物の裏手に繋がる通路には、花ブロックと木のドアを組み合わせたゲートを造作